【Windows】ファイルの「セキュリティ」タブが消えた時のポリシー設定復活手順

【Windows】ファイルの「セキュリティ」タブが消えた時のポリシー設定復活手順
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Windowsのファイルプロパティから「セキュリティ」タブが消えてしまい、アクセス権の確認や変更ができず困っていることでしょう。

この問題は主にグループポリシーやレジストリの設定変更によって発生することがあります。

本記事では、消えた「セキュリティ」タブを元に戻すための具体的な手順を詳しく解説します。

【要点】消えた「セキュリティ」タブを復活させる方法

  • グループポリシーエディターの設定変更: ファイルの「セキュリティ」タブ表示を制御するポリシーを無効化し、タブを復活させます。
  • レジストリの編集による復元: グループポリシーが利用できない環境で、レジストリを直接変更して問題を解決します。
  • システムファイルチェッカーの実行: Windowsシステムファイルの破損が原因の場合に、ファイルの整合性を修復します。

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なぜ「セキュリティ」タブが消えるのかその原因と仕組み

ファイルのプロパティに表示される「セキュリティ」タブは、ファイルやフォルダーに対するアクセス制御リスト ACL の設定を確認したり変更したりするための重要な機能です。

このタブが消えてしまう主な原因は、以下の三つが考えられます。

グループポリシーによる制限

企業などのドメイン環境では、セキュリティ強化やユーザーの誤操作防止のため、管理者がグループポリシー Group Policy を使って「セキュリティ」タブの表示を制限することがあります。

特定の組織単位やユーザーグループに対して、このポリシーが適用されているとタブが表示されなくなります。

レジストリの誤った変更

グループポリシーの設定は、最終的にWindowsのレジストリに反映されます。

手動でのレジストリ編集や、特定のアプリケーションのインストール、マルウェアの影響などで、関連するレジストリキーの値が誤って変更されると、タブが消えることがあります。

システムファイルの破損

Windowsのシステムファイルが破損している場合も、Explorerシェルが正常に動作せず、「セキュリティ」タブが表示されなくなることがあります。

これは比較的稀なケースですが、他の原因で解決しない場合に考慮すべき項目です。

消えた「セキュリティ」タブを復活させる操作手順

ここでは、消えてしまった「セキュリティ」タブを復活させるための具体的な手順を解説します。

まずグループポリシーエディターでの設定変更を試み、それができない場合はレジストリの編集を検討してください。

グループポリシーエディターで「セキュリティ」タブを復活させる手順

この方法はWindows ProエディションやEnterpriseエディションで利用できます。

Windows Homeエディションではローカルグループポリシーエディターが利用できません。

  1. ローカルグループポリシーエディターを起動する
    Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押してローカルグループポリシーエディターを起動します。
  2. 設定項目に移動する
    左側のペインで、「ユーザーの構成」を展開します。
    「管理用テンプレート」を展開し、「Windowsコンポーネント」を選択します。
    「エクスプローラー」をクリックします。
  3. 「セキュリティ」タブ表示設定を変更する
    右側のペインで、「ファイルのプロパティのセキュリティタブを削除する」というポリシー項目を探します。
    この項目をダブルクリックして設定ダイアログを開きます。
  4. ポリシーを無効化する
    設定ダイアログで、「未構成」または「無効」を選択します。
    「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
  5. 変更を反映させる
    ローカルグループポリシーエディターを閉じます。
    PCを再起動するか、コマンドプロンプトを管理者として実行し、「gpupdate /force」と入力してEnterキーを押すことで、ポリシーの変更をすぐに適用できます。

レジストリを編集して「セキュリティ」タブを復活させる手順

この方法はWindows Homeエディションを含むすべてのエディションで利用できますが、レジストリの誤った編集はシステムに深刻な影響を与える可能性があります。

必ず事前にレジストリのバックアップを取ってください。

  1. レジストリのバックアップを作成する
    Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。
    レジストリエディターで、「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。
    「エクスポート範囲」で「すべて」を選択し、任意の場所にバックアップファイルを保存します。
  2. レジストリエディターを起動する
    Windowsキー + Rキーを押し、「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  3. 対象のキーに移動する
    左側のツリービューで、以下のパスへ移動します。
    HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
  4. 値を変更または削除する
    右側のペインで、「NoSecurityTab」という名前のDWORD 32ビット値を探します。
    この値が存在し、データが「1」になっている場合、ダブルクリックして値を「0」に変更するか、値を右クリックして「削除」を選択します。
    もし「NoSecurityTab」が存在しない場合は、このレジストリキーが原因ではないため、この手順は不要です。
  5. レジストリエディターを閉じてPCを再起動する
    レジストリエディターを閉じ、PCを再起動します。
    再起動後にファイルプロパティの「セキュリティ」タブが表示されるか確認します。

システムファイルチェッカーを実行する手順

グループポリシーやレジストリの設定で解決しない場合、システムファイルの破損が原因である可能性を考慮し、システムファイルチェッカー SFC を実行します。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「Windowsターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. SFCコマンドを実行する
    コマンドプロンプトのウィンドウに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
    システムファイルの整合性チェックと修復が開始されます。
  3. 処理の完了を待つ
    この処理には時間がかかる場合があります。
    「検証100%が完了しました。」と表示されるまで待ちます。
    「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。」と表示された場合は、システムファイルに問題がないことを示します。
    何らかの問題が検出され修復された場合は、「Windowsリソース保護により、破損したファイルが正常に修復されました。」と表示されます。
  4. PCを再起動する
    処理が完了したら、PCを再起動して「セキュリティ」タブが復活したか確認します。

「セキュリティ」タブ復活でやりがちなミスと対処法

トラブル解決の過程で起こりやすい問題と、その対処法について解説します。

グループポリシーエディターが見つからない

Windows Homeエディションでは、ローカルグループポリシーエディター gpedit.msc は標準で搭載されていません。

この場合、上記で解説したレジストリ編集の手順を試してください。

レジストリ編集後に反映されない

レジストリの変更がすぐにシステムに反映されないことがあります。

レジストリ編集後は、必ずPCを再起動してください。

また、別のユーザーアカウントでログインしている場合は、そのアカウントの設定が優先される可能性もあります。

管理者権限がないため設定変更できない

グループポリシーエディターやレジストリエディターの起動、SFCコマンドの実行には管理者権限が必要です。

管理者権限を持たないユーザーアカウントで操作しようとすると、変更が拒否されます。

会社のPCなどでは、システム管理者に問い合わせて変更してもらう必要があります。

システムファイルチェッカーで問題が解決しない

SFCコマンドで修復できないほどのシステムファイルの破損がある場合、DISM Deployment Image Servicing and Management コマンドを試すことができます。

管理者としてコマンドプロンプトを開き、「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力してEnterキーを押します。

これにより、Windows Updateを利用して破損したファイルを修復する試みが行われます。

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「セキュリティ」タブ復活の主要な方法比較

「セキュリティ」タブを復活させるための主な方法を比較します。

項目 グループポリシーエディター レジストリ編集 SFCコマンド
適用環境 Windows Pro/Enterprise版 全エディション 全エディション
難易度
影響範囲 ユーザー設定全体 特定の機能 システムファイル全体
主な原因 設定変更 設定変更 ファイル破損
事前準備 なし レジストリバックアップ なし

本記事では、Windowsのファイルプロパティから消えた「セキュリティ」タブを復活させるための具体的な手順を解説しました。

グループポリシーやレジストリの適切な設定変更、またはシステムファイルの修復により、アクセス権の確認と編集が再び可能になります。

今後同様の問題が発生した際には、これらの手順を参考に迅速な対処ができるでしょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。