【Windows】特定の通信窓口を個別に開放してゲームやサーバー利用を可能にする手順

【Windows】特定の通信窓口を個別に開放してゲームやサーバー利用を可能にする手順
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オンラインゲームや特定のサーバーアプリケーションが、インターネット経由で通信できない状況に直面しているかもしれません。

これは、Windowsに搭載されているWindows Defender ファイアウォールが、セキュリティ保護のために通信窓口ポートを閉じていることが原因です。

この記事では、必要な通信窓口ポートを個別に開放し、ゲームやサーバーが正しく動作するように設定する手順を詳しく解説します。

この手順を実行することで、アプリケーションの通信問題を解決し、スムーズな利用が可能になります。

【要点】Windowsファイアウォールで通信窓口を開放する主要な手順

  • Windows Defender ファイアウォールを開く: セキュリティ設定画面へ移動し、ファイアウォール設定を開始します。
  • 新しい規則を作成する: 特定の通信窓口ポート番号を指定して、通信を許可する規則を設定します。
  • 規則を適用し確認する: 作成した規則が正しく機能しているか、設定内容を確認して有効化します。

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Windows Defender ファイアウォールと通信窓口ポートの役割

Windows Defender ファイアウォールは、PCと外部ネットワーク間の通信を監視し、不正なアクセスを防ぐためのセキュリティ機能です。このファイアウォールは、通信の種類を識別するために「ポート番号」と呼ばれる仮想的な通信窓口を利用します。通常、多くのポートは閉じられており、必要な通信のみが許可される仕組みです。

オンラインゲームや特定のサーバーアプリケーションは、外部からの通信を受け入れるために、特定のポート番号を開放する必要があります。ファイアウォールがこれらのポートを閉じていると、ゲームのマッチングができなかったり、サーバーに接続できなかったりする問題が発生します。ポート開放は、これらのアプリケーションが正しく機能するための重要な設定です。

Windows Defender ファイアウォールで通信窓口ポートを開放する手順

  1. Windowsセキュリティを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「プライバシーとセキュリティ」から「Windowsセキュリティ」をクリックしてください。Windows 10の場合は、「更新とセキュリティ」から「Windowsセキュリティ」を選択します。
  2. ファイアウォールとネットワーク保護へ進む
    Windowsセキュリティ画面が開いたら、「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックします。これにより、現在のネットワーク状態とファイアウォールの概要を確認できます。
  3. 詳細設定を開く
    「ファイアウォールとネットワーク保護」画面の下部にある「詳細設定」リンクをクリックします。この操作により、「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」という管理ツールが別ウィンドウで開きます。
  4. 受信の規則を選択する
    「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」ウィンドウの左側ナビゲーションペインで、「受信の規則」をクリックします。外部からPCへの通信を許可するための規則を、このセクションで設定します。
  5. 新しい規則を作成する
    右側の「操作」ペインにある「新しい規則」をクリックします。これにより、「新しい受信の規則ウィザード」が開始され、ポート開放のための詳細な設定を進めます。
  6. 規則の種類を選ぶ
    「規則の種類」画面が表示されたら、「ポート」を選択し、「次へ」をクリックします。特定のポート番号を指定して通信を許可する設定を行います。
  7. プロトコルと特定のポートを指定する
    「プロトコルおよびポート」画面で、アプリケーションが使用するプロトコル「TCP」または「UDP」を選択します。通常、ゲームやサーバーはどちらか一方、または両方を使用します。次に、「特定のローカルポート」欄に、開放したいポート番号を正確に入力し、「次へ」をクリックします。複数ポートを開放する場合は、「10000-10005」のように範囲指定するか、「80,443,21」のようにカンマ区切りで入力します。
  8. 接続を許可する
    「操作」画面で「接続を許可する」を選択し、「次へ」をクリックします。この設定により、指定したポートへの通信がファイアウォールによってブロックされなくなります。
  9. プロファイルを指定する
    「プロファイル」画面で、規則を適用するネットワークプロファイルを選択します。通常は「ドメイン」「プライベート」「パブリック」のすべてにチェックを入れて「次へ」をクリックします。自宅やオフィスなど、安全が確認できる環境でのみ使用する場合は「プライベート」のみでも問題ありません。
  10. 規則に名前と説明を付ける
    「名前」欄に、作成した規則を識別しやすい名前を付けてください。例えば「ゲーム名 ポート開放」などです。「説明」は任意ですが、後から規則の目的を確認しやすいように記入することをお勧めします。入力後、「完了」をクリックします。
  11. 規則の有効性を確認する
    作成した規則が「受信の規則」の一覧に追加され、状態が「有効」になっていることを確認します。これでWindows Defender ファイアウォールでのポート開放設定は完了です。

ポート開放時に注意すべき点とよくあるトラブル

指定したポート番号が間違っている

ゲームやアプリケーションが使用するポート番号は、開発元によって異なります。間違ったポート番号を指定すると、通信は許可されず、問題は解決しません。必ず公式ドキュメントやサポート情報を確認し、正しいポート番号を正確に入力してください。ポート番号の誤入力はよくある失敗パターンです。

プロトコルの選択が間違っている

ポート番号だけでなく、TCPとUDPのプロトコル選択も非常に重要です。アプリケーションがTCPを使用しているのにUDPで規則を作成した場合、通信はできません。もしアプリケーションがどちらのプロトコルを使用しているか不明な場合は、両方のプロトコルで規則を作成することも検討してください。これにより、プロトコル選択の誤りを回避できます。

複数のファイアウォールが動作している

市販のセキュリティソフトには、Windows Defender ファイアウォールとは別に、独自のファイアウォール機能が搭載されている場合があります。Windows Defender ファイアウォールで規則を設定しても通信できない場合は、使用しているセキュリティソフトのファイアウォール設定も確認し、同様にポートを開放する必要があります。二重のファイアウォールが通信をブロックしている可能性があります。

ルーター側のポート転送設定が必要な場合がある

PCのファイアウォール設定だけでなく、インターネット回線に接続しているルーター側で「ポート転送」または「ポートフォワーディング」の設定が必要になる場合があります。特に外部からPCへ直接接続するサーバーアプリケーションでは、ルーターのWAN側ポートをPCのLAN側ポートへ転送する設定が必須です。ルーターの取扱説明書を確認するか、インターネットサービスプロバイダーに問い合わせてください。ルーター設定はPC側のファイアウォールとは別の設定です。

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受信の規則と送信の規則の比較

項目 受信の規則 送信の規則
対象とする通信 外部からPCへの通信 PCから外部への通信
主な用途 サーバーやゲームのホスト機能 PCからの特定の通信を制限する場合
既定の設定 ほとんどの通信をブロック ほとんどの通信を許可
今回の用途 主にこの規則を設定 通常は変更不要

まとめ

この記事では、Windows Defender ファイアウォールで特定の通信窓口ポートを開放し、ゲームやサーバーアプリケーションの通信を可能にする手順を解説しました。

正しいポート番号とプロトコルを設定することで、オンラインサービスへの接続問題が解決し、アプリケーションが正常に機能するようになります。

もし接続がうまくいかない場合は、ルーターのポート転送設定や、他のセキュリティソフトのファイアウォール設定も確認し、問題解決に役立ててください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。