Windowsでファイアウォールサービスが開始できず、エラーコード0x80070422が表示されてお困りではありませんか。
このエラーは、システムのセキュリティ機能に影響を与え、ネットワーク接続にも支障をきたすことがあります。
この記事では、ファイアウォールサービスが起動しない原因を解説し、レジストリの修復を含む具体的な解決手順をご紹介します。
手順通りに進めることで、問題の解決とWindowsのセキュリティ機能の回復が期待できます。
【要点】Windowsファイアウォールサービス開始エラー0x80070422の解決策
- レジストリのバックアップ: 重要なシステム設定の変更前に安全を確保できます。
- サービス設定の確認と修正: ファイアウォールサービスが正しく構成されているかを確認し、必要に応じて修正できます。
- レジストリの修正: 破損したサービス起動設定を正しい値に戻し、サービスを再開できます。
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目次
Windowsファイアウォールサービスが開始できない根本的な原因
エラーコード0x80070422は、指定されたサービスが無効になっているか、またはそのサービスに関連するデバイスが存在しない場合に発生します。
Windowsファイアウォールサービスの場合、このエラーは主にレジストリの破損、依存関係にある他のサービスの停止、またはサードパーティ製セキュリティソフトウェアとの競合によって引き起こされます。
レジストリの破損は、サービスの起動設定が不正な状態になることで、サービスが開始できなくなる直接的な原因となります。
システムファイルが損傷している場合も、サービスが正常に動作しないことがあります。
レジストリ破損がサービスに与える影響
Windowsの各サービスは、レジストリ内に起動方法や依存関係に関する情報を持っています。
この情報が何らかの理由で破損したり、誤った値に書き換えられたりすると、サービスは正常に起動できなくなります。
特に、Windowsファイアウォールサービスは、いくつかの重要なシステムサービスに依存しているため、それらのサービスのレジストリ設定に問題があると、ファイアウォールサービスも起動できなくなることがあります。
レジストリを修復してWindowsファイアウォールサービスを再開する手順
このセクションでは、Windowsファイアウォールサービスを再開するための具体的な手順を解説します。
レジストリの編集が含まれるため、必ずバックアップを取ってから作業を開始してください。
手順1: レジストリのバックアップ
レジストリの編集はシステムに大きな影響を与える可能性があります。万が一に備え、必ず事前にバックアップを取得してください。
- レジストリエディターを開く
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押します。「ユーザーアカウント制御」のプロンプトが表示されたら「はい」を選択します。 - レジストリ全体をエクスポートする
レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
「エクスポート範囲」で「すべて」を選択し、任意の場所にわかりやすい名前を付けて保存します。例えば、「RegistryBackup_日付」のような名前が良いでしょう。
手順2: Windowsファイアウォールサービスの確認と修正
次に、サービス管理ツールでWindowsファイアウォールサービスの現在の設定を確認し、必要に応じて修正します。
- サービス管理ツールを開く
WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
入力欄に「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。 - Windows Defender Firewallサービスを見つける
サービスの一覧から「Windows Defender Firewall」を探し、ダブルクリックしてプロパティを開きます。 - スタートアップの種類とサービスの状態を確認する
「全般」タブで「スタートアップの種類」が「自動」になっているか確認します。もし「無効」や他の設定になっている場合は「自動」に変更します。
「サービスの状態」が「実行中」でない場合は、「開始」ボタンをクリックしてサービスを開始できるか試します。 - 依存関係サービスを確認する
「依存関係」タブをクリックし、「このサービスが依存するシステムコンポーネント」の項目を確認します。通常、「Base Filtering Engine」と「Remote Procedure Call」が含まれます。
これらの依存サービスが「実行中」になっているか確認します。もし停止している場合は、それぞれのサービスを見つけて開始を試みます。
手順3: レジストリの修正
サービス管理ツールで解決しない場合、レジストリの値を直接修正します。
- レジストリエディターを開く
手順1と同様にレジストリエディターを開きます。 - MpsSvcのレジストリキーに移動する
左側のペインで次のパスへ移動します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MpsSvc - 「Start」値を確認・修正する
右側のペインで「Start」という名前のDWORD値をダブルクリックします。
「値のデータ」が「2」になっていることを確認します。もし異なる値になっている場合は「2」に変更し、「OK」をクリックします。
(「2」は「自動」を意味します。) - BFEのレジストリキーに移動する
次に、次のパスへ移動します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BFE - 「Start」値を確認・修正する
右側のペインで「Start」という名前のDWORD値をダブルクリックします。
「値のデータ」が「2」になっていることを確認します。もし異なる値になっている場合は「2」に変更し、「OK」をクリックします。 - RpcSsのレジストリキーに移動する
さらに、次のパスへ移動します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RpcSs - 「Start」値を確認・修正する
右側のペインで「Start」という名前のDWORD値をダブルクリックします。
「値のデータ」が「2」になっていることを確認します。もし異なる値になっている場合は「2」に変更し、「OK」をクリックします。
手順4: システムファイルの整合性チェック
システムファイルの破損が原因である可能性もあるため、以下のコマンドを実行してファイルの整合性を確認します。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
Windowsのスタートボタンを右クリックし、「Windowsターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。 - SFCスキャンを実行する
コマンドプロンプトウィンドウに「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
システムファイルの破損が検出された場合、自動的に修復が試みられます。完了するまで待ちます。 - DISMコマンドを実行する
SFCスキャンで解決しない場合、続けて以下のコマンドを順番に実行します。DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealthDISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealthDISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
これらのコマンドは、Windowsイメージの健全性をチェックし、破損を修復します。
手順5: PCの再起動
すべての修正が完了したら、PCを再起動して変更を適用します。
再起動後、Windows Defender Firewallサービスが正常に開始されているか、再度サービス管理ツールで確認してください。
レジストリ修復で改善しない場合の追加チェック項目
上記の手順を試しても問題が解決しない場合、以下の追加のチェック項目を確認してください。
サードパーティ製セキュリティソフトとの競合
一部のサードパーティ製セキュリティソフトウェアは、Windowsファイアウォールサービスと競合し、サービスが開始できない原因となることがあります。
一時的にサードパーティ製セキュリティソフトウェアを無効化し、Windowsファイアウォールサービスが起動するか確認してみてください。
もし起動する場合は、セキュリティソフトウェアの設定を確認するか、必要であればアンインストールを検討してください。
マルウェア感染の可能性
マルウェアがシステムファイルやレジストリを改ざんし、サービスが起動できなくなることがあります。
Windowsセキュリティまたは信頼できるマルウェア対策ツールを使用して、システムのフルスキャンを実行することをおすすめします。
脅威が検出された場合は、指示に従ってそれらを削除してください。
プロファイル破損の確認
ユーザープロファイルの破損が、特定のシステムサービスに影響を与えることがあります。
新しいローカルユーザーアカウントを作成し、そのアカウントでログインしてWindowsファイアウォールサービスが起動するか確認してみてください。
新しいアカウントで問題が解決する場合は、元のユーザープロファイルに問題がある可能性があります。
サービス依存関係の確認漏れ
Windowsファイアウォールサービスは、「Base Filtering Engine」と「Remote Procedure Call」サービスに強く依存しています。
これらのサービスが何らかの理由で停止していると、ファイアウォールサービスは起動できません。
サービス管理ツールで、これらの依存サービスの「スタートアップの種類」が「自動」に設定されており、「サービスの状態」が「実行中」であることを再度確認してください。
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Windows 11とWindows 10でのサービス管理画面の違い
Windows 11とWindows 10では、サービス管理ツールや設定画面の見た目に若干の違いがあります。
基本的な操作手順は共通ですが、メニューの配置やアイコンの表示が異なる場合があります。
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| サービス管理ツールの開き方 | スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」で「services.msc」と入力 | スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」で「services.msc」と入力 |
| コマンドプロンプトの開き方 | スタートボタンを右クリックし、「Windowsターミナル 管理者」を選択 | スタートボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト 管理者」を選択 |
| レジストリエディターの開き方 | スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力 | スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力 |
| 設定画面のインターフェース | Micaエフェクトや丸みを帯びたデザインが特徴 | 角張ったデザインが特徴 |
まとめ
この記事では、Windowsファイアウォールサービスがエラーコード0x80070422で開始できない場合のレジストリ修復手順と、関連するトラブルシューティング方法を解説しました。
レジストリのバックアップから始め、サービス設定の確認、レジストリ値の修正、システムファイルの整合性チェックといった手順を踏むことで、多くのケースで問題が解決します。
ファイアウォールサービスが正常に動作することで、Windowsのセキュリティが維持され、安全なネットワーク接続が可能になります。
今後同様の問題に遭遇した際は、今回解説したレジストリの「Start」値の確認や依存関係サービスのチェックを参考にしてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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