【Windows】ゲートウェイエラーをISPのMTU値調整とルーター再起動で修復する手順 | エラーコード:0x80244021

【Windows】ゲートウェイエラーをISPのMTU値調整とルーター再起動で修復する手順 | エラーコード:0x80244021
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Windows Updateの際にゲートウェイエラー0x80244021が表示され、更新プログラムのダウンロードが進まないとお困りではありませんか。

このエラーは、ネットワーク通信の最大単位であるMTU値の不一致や、ルーターの一時的な不調が主な原因です。

この記事では、MTU値の確認と調整、ルーターの再起動といった具体的な手順を通じて、このゲートウェイエラーを解決する方法を解説します。

【要点】ゲートウェイエラー0x80244021の解決策

  • MTU値の確認と設定: ネットワーク通信の最適化によりエラーを解消します。
  • ルーターの再起動: ネットワーク機器の一時的な不調を解消し接続を安定させます。
  • ネットワークアダプターのリセット: ネットワーク設定を初期化し通信問題を解決します。

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ゲートウェイエラー0x80244021が発生する主な原因

ゲートウェイエラー0x80244021は、主にWindows Updateの際に発生し、インターネット接続が不安定な状況を示します。このエラーは、ネットワーク機器とコンピューター間の通信が正常に行われていない場合に表示されます。特に、データ通信の最大単位であるMTU値の不一致や、ルーター内部の一時的な不具合が原因となることが多いです。MTU値がインターネットサービスプロバイダー ISP の推奨値と異なると、データの送受信がうまくいかず、エラーが発生します。

また、ルーターの長時間稼働によるメモリ圧迫や設定の不整合も、ゲートウェイエラーを引き起こす要因です。これらの問題により、Windows Updateサーバーへのアクセスが妨げられ、更新プログラムのダウンロードやインストールが失敗します。

MTU値の不一致による通信障害

MTU Maximum Transmission Unit は、一度に送受信できるデータパケットの最大サイズを指します。インターネットサービスプロバイダー ISP が設定しているMTU値と、利用中のルーターやWindowsパソコンのMTU値が異なると、パケットの断片化や再送が発生し、通信効率が低下します。これにより、特定のウェブサイトへのアクセスやWindows Updateの実行時にタイムアウトやエラーが発生しやすくなります。

ルーターの一時的な不調

ルーターは長時間稼働することで、内部のキャッシュや一時的なデータが蓄積され、処理能力が低下することがあります。これにより、IPアドレスの割り当てミスやDNS解決の遅延など、様々なネットワーク関連の問題が発生します。ゲートウェイエラーも、こうしたルーターの一時的な不調が原因で発生することがあります。

ゲートウェイエラー0x80244021を修復する具体的な手順

ゲートウェイエラー0x80244021を解決するためには、MTU値の適切な設定とルーターの再起動が効果的です。以下の手順を順に進めてください。

最適なMTU値を確認し設定する手順

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者 」または「Windows PowerShell 管理者 」を選択します。Windows 10では「コマンドプロンプト 管理者 」を選択します。
  2. ISPのMTU値を確認する
    コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    ping -f -l 1472 google.com
    このコマンドは、パケットを断片化せずに1472バイトのデータを送信し、応答があるかを確認します。
  3. 最適なMTU値を特定する
    「Packet needs to be fragmented but DF set.」のようなメッセージが表示された場合、パケットサイズが大きすぎることを意味します。-lの値を少しずつ減らし、応答が返ってくる最大のサイズを見つけます。応答が返る最大サイズに28 バイト ヘッダー情報 を加えた値が、最適なMTU値の目安です。例えば、1472バイトで応答が返れば、1472 + 28 = 1500 が最適なMTU値です。
  4. 現在のMTU値を確認する
    以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    netsh interface ipv4 show subinterfaces
    表示される一覧から、現在利用しているネットワークアダプター インターフェース名 を確認します。通常は「Wi-Fi」や「イーサネット」などです。
  5. MTU値を変更する
    最適なMTU値とインターフェース名が確認できたら、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    netsh interface ipv4 set subinterface "インターフェース名" mtu=最適なMTU値 store=persistent
    例:netsh interface ipv4 set subinterface "Wi-Fi" mtu=1500 store=persistent
    この操作により、WindowsのMTU値が指定した値に設定されます。
  6. パソコンを再起動する
    MTU値の変更をシステムに適用するため、パソコンを再起動します。

ルーターを再起動する手順

ルーターの一時的な不調は、再起動することで解消されることがよくあります。以下の手順でルーターを再起動してください。

  1. ルーターとモデムの電源を切る
    ルーターの電源ケーブルをコンセントから抜き、モデムの電源ケーブルもコンセントから抜きます。
  2. 数分間待つ
    最低でも1分以上、可能であれば5分程度待機します。これにより、機器の内部キャッシュが完全にクリアされます。
  3. モデムの電源を入れる
    先にモデムの電源ケーブルをコンセントに差し込み、完全に起動するまで待ちます。通常、ステータスランプが安定するまで数分かかります。
  4. ルーターの電源を入れる
    モデムが完全に起動したことを確認してから、ルーターの電源ケーブルをコンセントに差し込み、ルーターも完全に起動するまで待ちます。
  5. Windows Updateを再度実行する
    ルーターとモデムが正常に起動したら、Windows Updateを再度試行し、エラーが解消されたか確認します。

ネットワークアダプターをリセットする手順

MTU値の調整やルーターの再起動でも問題が解決しない場合、ネットワークアダプターのリセットを試してください。これにより、ネットワーク関連の設定が初期化され、多くの接続問題が解決することがあります。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. 「ネットワークとインターネット」に移動する
    設定画面の左側メニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. 「ネットワークの詳細設定」を開く
    右側の項目から「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
  4. 「ネットワークのリセット」を実行する
    「その他の設定」セクションにある「ネットワークのリセット」をクリックします。
  5. 「今すぐリセット」を選択する
    リセットの確認画面が表示されたら、「今すぐリセット」ボタンをクリックし、さらに確認のダイアログで「はい」をクリックします。
  6. パソコンを再起動する
    ネットワークアダプターのリセット後、パソコンは自動的に再起動します。再起動後にネットワーク接続を再設定してください。

MTU値調整とルーター再起動で解決しない場合の追加確認事項

上記の手順を試してもゲートウェイエラー0x80244021が解決しない場合、他の要因が影響している可能性があります。以下の点を確認し、追加のトラブルシューティングを行ってください。

MTU値の変更後にインターネットに接続できなくなる

MTU値を誤って設定すると、インターネット接続ができなくなることがあります。これは、パケットサイズが小さすぎたり大きすぎたりすることで、通信が正常に行えなくなるためです。

対処法: MTU値を元の値に戻すか、インターネットサービスプロバイダー ISP が推奨するMTU値に設定し直します。一般的には、光回線でPPPoE接続の場合は1454、IPv6 IPoE接続の場合は1500が推奨されることが多いです。設定を戻す場合は、手順4で確認した元のMTU値を設定します。

ルーターを再起動してもエラーが解消されない

ルーターの再起動だけでは解決しない場合、ルーター以外の問題、またはルーター自体の故障が考えられます。

対処法:

  1. モデムの再起動: モデムも長時間稼働すると不調になることがあります。ルーターと同様に、モデムも電源ケーブルを抜き差しして再起動します。
  2. 別のネットワークケーブルで接続: イーサネットケーブルが劣化している場合、通信が不安定になることがあります。別のケーブルに交換して試します。
  3. ルーターのファームウェア更新: ルーターのファームウェアが古い場合、最新の通信環境に対応できないことがあります。ルーターのメーカーウェブサイトから最新のファームウェアをダウンロードし、更新します。
  4. ルーターのリセット: ルーターの設定を工場出荷状態に戻すことで、複雑な設定ミスを解消できます。ただし、SSIDやパスワードなどの設定も初期化されるため、再設定が必要です。

Windows Update以外の通信も不安定になる

特定のウェブサイトにアクセスできない、または全体的にインターネット接続が遅いといった症状がある場合、DNSサーバーの設定やセキュリティソフトが影響している可能性があります。

対処法:

  1. DNSサーバーの変更: 既定のDNSサーバーが応答しない場合、通信が不安定になります。Google Public DNS 8.8.8.8, 8.8.4.4 やCloudflare DNS 1.1.1.1, 1.0.0.1 など、信頼できるパブリックDNSサーバーに変更を試します。
  2. セキュリティソフトの一時停止: ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、Windows Updateの通信をブロックしている可能性があります。一時的にセキュリティソフトを停止し、Windows Updateが正常に実行されるか確認します。問題が解決した場合は、セキュリティソフトの設定を見直すか、別の製品への切り替えを検討します。

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MTU値調整とルーター再起動による効果の比較

項目 MTU値調整 ルーター再起動
対象 データパケットの送受信効率 ネットワーク機器の動作安定性
効果 特定サイトへの接続改善、エラー軽減 全体的なネットワーク速度改善、一時的な不調解消
リスク 誤設定による接続障害の可能性 設定リセットの可能性(工場出荷状態に戻す場合)
必要な知識 コマンドプロンプト操作、ISPのMTU値 電源操作のみ

ゲートウェイエラー0x80244021は、MTU値の不一致やルーターの一時的な不調が主な原因で発生します。

この記事で解説したMTU値の確認と設定、ルーターの再起動、ネットワークアダプターのリセットを行うことで、ほとんどのケースでエラーを解決できます。

これらの手順を試しても問題が解消されない場合は、DNSサーバーの変更やセキュリティソフトの確認も検討し、安定したネットワーク環境を構築してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。