【Windows】iCloudドライブの一時保存データの場所を別ドライブへ移動させて容量を空ける手順

【Windows】iCloudドライブの一時保存データの場所を別ドライブへ移動させて容量を空ける手順
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Windows PCでiCloudドライブを利用していると、一時保存データがCドライブの容量を圧迫し、業務効率が低下することがあります。

この記事では、iCloudドライブの一時保存データの保存場所を別のドライブへ移動させる具体的な手順を解説します。

Cドライブの空き容量を確保し、PCの安定稼働とパフォーマンス維持に役立てることができます。

【要点】iCloudドライブの一時保存データを別ドライブへ移動させてCドライブの容量を確保する

  • iCloud for Windowsの再インストール: 一時保存データの保存先を安全に変更し、Cドライブの容量を確保します。
  • レジストリの確認とバックアップ: 予期せぬ問題に備え、レジストリの変更前にシステム設定を保護します。
  • 新しい保存先の選択: 別のドライブへデータを移動させ、システムドライブのパフォーマンス低下を防ぎます。

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iCloudドライブの一時保存データがCドライブを圧迫する理由

iCloudドライブは、Appleのクラウドストレージサービスであり、Windows PCで利用する際は「iCloud for Windows」というアプリケーションをインストールします。

このアプリケーションは、クラウド上のファイルをパソコンと同期する際に、一時的にローカルストレージにデータを保存する仕組みです。この一時保存データは、デフォルトではCドライブに作成されます。

特に写真や動画、大容量のドキュメントファイルをiCloudドライブで同期している場合、これらのデータがCドライブの空き容量を大幅に消費してしまいます。

Cドライブの空き容量が不足すると、Windowsの動作が遅くなったり、アプリケーションの起動や処理に時間がかかったり、最悪の場合システムが不安定になる原因となります。

システムドライブではない別ドライブへiCloudドライブの保存先を変更することで、Cドライブの容量不足を解消し、システム全体の安定性とパフォーマンスを向上させることが可能です。

iCloudドライブの一時保存データを別ドライブへ移動させる手順

この手順では、iCloud for Windowsを一度アンインストールし、再インストールする際に保存先を変更します。レジストリの確認とバックアップも行い、確実なデータ移動を目指します。

  1. iCloud for Windowsのアンインストール
    Windows 11の「設定」アプリを開き、「アプリ」メニューから「インストールされているアプリ」を選択します。
    アプリの一覧から「iCloud」を見つけ、右端の「…」メニューをクリックし、「アンインストール」を選択します。
    確認ダイアログが表示されたら、再度「アンインストール」をクリックし、画面の指示に従って完了させます。
    Windows 10の場合は、「設定」アプリの「アプリ」メニューから「アプリと機能」を選択し、同様に操作します。
  2. レジストリのバックアップ
    Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「regedit」と入力してEnterキーを押します。「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
    レジストリエディターが開いたら、「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。
    「エクスポート範囲」で「すべて」を選び、任意の場所に任意のファイル名で保存します。この手順は、万が一のトラブルに備えるための大切なバックアップ操作です。
  3. iCloud関連レジストリの確認と削除
    レジストリエディターのアドレスバーに「コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Apple Inc.\iCloud」と入力しEnterキーを押します。
    このパスに「iCloud Photo」や「iCloud Drive」といったキーが存在する場合、これらが古い保存先情報を保持している可能性があります。
    特に「iCloud Drive」キーを選択し、右側のペインで「DataPath」や「RootPath」といった値が存在するか確認します。これらの値がCドライブのパスを示している場合は、右クリックして「削除」を選択します。
    同様に「iCloud Photo」キーがある場合は、その配下も確認します。
    ただし、不明なキーや値の削除は避け、慎重に操作してください。もし、不安な場合はこの手順をスキップしても、次の再インストール時に新しいパスが適用されることがあります。
  4. iCloud for Windowsの再インストール
    Microsoft Storeを開き、検索ボックスに「iCloud」と入力して「iCloud for Windows」をダウンロードし、インストールを開始します。
    インストールウィザードの途中で、iCloudドライブの保存場所を選択する画面が表示されます。
    「変更」ボタンをクリックし、Cドライブ以外の別ドライブに作成した任意のフォルダを選択します。
    例えば、事前にDドライブに「D:\iCloudDrive」といったフォルダを作成しておくと良いでしょう。
    画面の指示に従ってインストールを完了させ、Apple IDでサインインします。
  5. 同期の確認
    再インストール後、iCloud Driveの同期が自動的に開始されます。
    指定した別ドライブのフォルダに、iCloudドライブのファイルがダウンロードされていることを確認してください。
    これにより、Cドライブの容量を圧迫することなくiCloudドライブを利用できる状態となります。

iCloudドライブ移動時の注意点とトラブル対処法

iCloud for Windowsの再インストールで保存先が変更できない場合

iCloud for Windowsを再インストールしても、保存先がCドライブから変更できないことがあります。これは、レジストリに古い設定情報が残っていることが主な原因です。

前述の「iCloud関連レジストリの確認と削除」手順を再度確認し、特に「HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Apple Inc.\iCloud」配下の「iCloud Drive」や「iCloud Photo」キーを慎重に削除してください。

削除後、PCを再起動してから再度iCloud for Windowsのクリーンインストールを試みます。これにより、古い設定が完全に消去され、新しい保存先が適用されやすくなります。

移動先のドライブの空き容量が不足している

iCloudドライブのデータ量が多い場合、移動先のドライブにも十分な空き容量が必要です。移動先のドライブの容量が不足していると、同期が途中で停止したり、エラーが発生したりする原因となります。

事前に移動先のドライブの空き容量を確認し、iCloudドライブのデータ量よりも十分な余裕があるドライブを選択してください。もし容量が足りない場合は、不要なファイルを削除するか、より大容量のドライブを用意することを検討します。

また、移動先のドライブがNTFS形式でフォーマットされていることを確認してください。FAT32などの古いフォーマットでは、大容量ファイルの保存に制限がある場合があります。

iCloudドライブが正しく同期されない

移動後、iCloudドライブの同期が正常に機能しない場合は、iCloud for Windowsのサインアウトとサインインを試してください。

タスクバーの通知領域にあるiCloudアイコンを右クリックし、「iCloud設定を開く」を選択します。設定画面で一度Apple IDからサインアウトし、再度サインインすることで、同期プロセスがリフレッシュされることがあります。

それでも解決しない場合は、WindowsのファイアウォールやセキュリティソフトがiCloud for Windowsの通信をブロックしている可能性も考えられます。一時的にこれらを無効にして同期が改善するか確認し、改善する場合は設定を見直してください。

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Cドライブへのデフォルト保存と別ドライブへの移動の比較

項目 Cドライブへデフォルト保存 別ドライブへ移動
システムドライブの容量 iCloudデータ量に応じて圧迫される 解放されシステム安定に寄与する
PCのパフォーマンス 空き容量不足で低下する恐れがある システムドライブの負荷を軽減し維持できる
データ管理の容易さ システム関連ファイルと混在しやすい iCloudデータが独立して管理しやすい
システムバックアップ iCloudデータも含まれバックアップ容量が増大する iCloudデータは含まれずシステムバックアップが効率化される

この記事では、Windows PCにおけるiCloudドライブの一時保存データを別ドライブへ移動させる具体的な手順を解説しました。

iCloud for Windowsの再インストールとレジストリの確認を通じて、Cドライブの容量不足を解消し、PCのパフォーマンスを維持できます。

今後、大容量のファイルをiCloudドライブで扱う際も、システムドライブの空き容量を気にせず業務に集中できるでしょう。

今回設定した保存先フォルダは、他のクラウドサービスや大容量の作業ファイル保存場所としても活用できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。