キーボードで入力した文字が、画面上の表示と異なるため業務に支障が出ている方もいるでしょう。
これは、Windowsが使用しているキーボードの種類を正しく認識できていないことが原因です。
この記事では、デバイスマネージャーを使ってキーボードの認識違いを修正する具体的な手順を解説します。
手順通りに進めることで、キーボードの誤入力を解消し、正確な入力環境を再構築できます。
【要点】Windowsにおけるキーボード認識違いの修正ポイント
- デバイスマネージャーの確認: 誤認識されているキーボードドライバーを特定します。
- ドライバーの更新または削除: 正しいキーボード配列で再認識させるための準備をします。
- キーボード配列の修正: 106/109キーボードの認識違いを解消し、正しい入力環境を構築します。
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目次
なぜキーボードの認識違いが起きるのか
日本のキーボードは主に106キーボードと109キーボードの2種類があります。
Windowsがこれらのキーボードを正しく識別できないと、特定の記号やキーが意図しない文字として入力されてしまいます。
特に「\」キーと「_」キー、半角/全角キーの位置などで違いが生じやすい傾向があります。
この原因は、Windowsが自動で適用する汎用ドライバーが、接続されたキーボードの正確な種類を判別できていないためです。
過去に接続した別のキーボードのドライバー情報が残っている場合も、誤認識の原因となることがあります。
106キーボードと109キーボードの主な違い
106キーボードはPS/2接続が主で、一部の古いPCや自作PCで使われることがあります。
一方、109キーボードはUSB接続が主流で、現在のWindowsPCで広く利用されています。
物理的なキー数や配置のわずかな違いが、Windowsのドライバー側で誤認識されると、入力問題が発生します。
例えば、109キーボードでは右Altキーの横に「かな」キーがありますが、106キーボードにはありません。
これらの違いをWindowsが正しく認識できないと、キーの割り当てがずれてしまいます。
デバイスマネージャーでキーボード認識を修正する手順
キーボードの認識違いを修正するために、以下の手順でデバイスマネージャーを操作します。
手順通りに実行することで、正しいキーボード配列をWindowsに認識させることが可能です。
- 現在のキーボード設定を確認する
「設定」アプリを開きます。左側のメニューから「時刻と言語」を選択し、「言語と地域」をクリックします。「日本語」の行にある三点リーダー(…)をクリックし、「言語のオプション」を選択します。「ハードウェアキーボードレイアウト」の項目を確認してください。ここでは「日本語106/109キー」が推奨されます。 - デバイスマネージャーを開く
WindowsキーとXキーを同時に押してクイックリンクメニューを表示します。表示されたメニューから「デバイスマネージャー」を選択して開きます。 - キーボードデバイスを特定する
デバイスマネージャーのウィンドウで、「キーボード」カテゴリを展開します。「HIDキーボードデバイス」や「標準PS/2キーボード」など、現在認識されているキーボードデバイスを探します。通常は一つですが、複数表示される場合は、現在接続しているキーボードに関連するものを判断する必要があります。 - ドライバーをアンインストールする
特定したキーボードデバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。確認メッセージが表示されたら、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」のチェックボックスは外したまま「アンインストール」をクリックします。この操作は、PCを再起動するとWindowsが自動で正しいドライバーを再インストールしようとするためです。 - PCを再起動する
デバイスのアンインストールが完了したら、PCを再起動します。再起動後、Windowsはキーボードを再検出して、適切なドライバーを自動的にインストールしようとします。これにより、問題が解決する場合があります。 - キーボードの種類を手動で設定する(再起動後も直らない場合)
PCを再起動しても問題が解決しない場合は、再度デバイスマネージャーを開きます。「キーボード」カテゴリを右クリックし、「ハードウェア変更のスキャン」を選択します。キーボードデバイスが正しく表示されたら、それを右クリックし「ドライバーの更新」を選択します。「コンピューターを参照してドライバーを検索」をクリックし、次に「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」をクリックします。 - 適切なキーボードドライバーを選択する
「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外します。「製造元」で「標準キーボード」を選択し、「モデル」で「日本語PS/2キーボード 106/109キー」または「拡張機能キーボード 106/109キー」など、お使いのキーボードに最も近いものを選択します。Windows 10では「標準PS/2キーボード」や「標準101/102キーまたはMicrosoft Natural PS/2キーボード」などの選択肢が表示されることがあります。適切なものを選択し「次へ」をクリックしてインストールします。 - 再度PCを再起動する
ドライバーのインストールが完了したら、再度PCを再起動します。これでキーボードの認識が正しくなり、問題が解決するはずです。
キーボード認識修正時の注意点と追加対処
キーボードの認識問題を解決する際、上記の手順で改善しない場合や、別の問題が発生する場合があります。
ここでは、そうした状況での対処法について解説します。
デバイスマネージャーにキーボードが表示されない
キーボードがデバイスマネージャーに表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、USBポートの接触不良や、キーボード自体の故障が挙げられます。
対処法として、キーボードを別のUSBポートに接続し直すことを試してください。
可能であれば、別のPCにキーボードを接続して動作を確認し、キーボード自体の故障でないかを確認することも重要です。
もし別のPCでも動作しない場合は、キーボードの交換を検討する必要があります。
ドライバーをアンインストールしても症状が改善しない
デバイスマネージャーからドライバーをアンインストールしても、Windowsが自動で誤ったドライバーを再適用してしまうことがあります。
この場合、レジストリを編集してキーボードの種類を強制的に設定する方法が有効です。
ただし、レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、必ず事前にバックアップを取ってください。
- レジストリのバックアップ
WindowsキーとRキーを同時に押し「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力しEnterキーを押してレジストリエディターを起動します。変更するキー(通常は HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt )を選択します。「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択し、任意の場所に保存します。 - レジストリの編集
レジストリエディターで HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters へ移動します。 - キーボードタイプの設定
右側のペインで、「LayerDriver JPN」という名前の文字列値を探します。存在しない場合は、右クリックして「新規」→「文字列値」を選択し、「LayerDriver JPN」と名前を付けます。この値をダブルクリックし、値のデータを「kbd106.dll」または「kbd109.dll」に設定します。通常は「kbd106.dll」で解決することが多いですが、キーボードの種類に合わせて選択してください。 - キーボードサブタイプの設定
同様に、「OverrideKeyboardSubtype」というDWORD値を探します。存在しない場合は、右クリックして「新規」→「DWORD 32ビット値」を選択し、「OverrideKeyboardSubtype」と名前を付けます。この値をダブルクリックし、値のデータを「2」に設定します。 - PCの再起動
レジストリの編集が完了したら、レジストリエディターを閉じ、PCを再起動します。
複数のキーボードが接続されている場合の注意
PCに複数のキーボードが接続されている場合、どのキーボードのドライバーを修正すべきか判断が難しいことがあります。
問題が発生しているキーボード以外を一時的に外し、一つずつ接続して動作を確認することをおすすめします。
これにより、問題の原因となっている特定のキーボードを特定しやすくなります。
USBハブを使用している場合は、キーボードをPC本体のUSBポートに直接接続して試すことも有効です。
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106キーボードと109キーボードの主な違い
| 項目 | 106キーボード | 109キーボード |
|---|---|---|
| キー数 | 106キー | 109キー |
| 接続方式 | PS/2接続が主 | USB接続が主 |
| 特徴的なキー | 変換、無変換、カタカナひらがなキー | 変換、無変換、カタカナひらがな、かなキーなど |
| 主な利用環境 | 古いPC、一部の自作PC | 現在のWindowsPCで広く利用 |
まとめ
キーボードの認識違いは、デバイスマネージャーでドライバーを修正することで解決できます。
自動認識で改善しない場合は、手動で正しいドライバーを選択する手順を試してください。
最終手段としてレジストリ編集も有効ですが、事前のバックアップが非常に重要です。
これらの手順を通じて、キーボードの誤入力を解消し、快適な入力環境を再構築できるでしょう。
正しいキーボード配列で、日々の業務を効率的に進めてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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