【Windows】LAN内の別のPCと「ブリッジ接続」を作成してインターネットを共有する手順

【Windows】LAN内の別のPCと「ブリッジ接続」を作成してインターネットを共有する手順
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社内ネットワークで、インターネットに接続できないPCに接続を提供したい場合があります。

特に、無線LANアダプターを持たないPCや、一時的にインターネットが必要な状況で困ることもあるでしょう。

この記事では、WindowsPCを介してLAN内の別のPCとインターネット接続を共有する「ブリッジ接続」の作成手順を解説します。

【要点】Windowsでブリッジ接続を作成しインターネットを共有する手順

  • ネットワークアダプターの選択: 共有元と共有先のネットワークアダプターを複数選択します。
  • ブリッジ接続の作成: 選択したアダプターを右クリックしてブリッジ接続を作成します。
  • IPアドレス設定の確認: ブリッジ接続のIPアドレス設定が正しく行われているか確認します。

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ブリッジ接続の概要と利用メリット

ブリッジ接続とは、複数のネットワークアダプターを仮想的に一つに結合する機能です。

これにより、異なるネットワークセグメントにあるデバイスを、あたかも同じネットワーク上にあるかのように通信させることができます。

例えば、インターネットに接続しているPCが、別のネットワークアダプターを介してインターネット接続がないPCに接続を提供できます。

この機能は、限られたネットワーク環境で複数のデバイスを接続する際に特に役立ちます。

ブリッジ接続が役立つビジネスシーン

ブリッジ接続は様々なビジネスシーンで活用できます。

例えば、検証環境で特定のネットワーク設定を必要とする古いPCやIoTデバイスをインターネットに接続する場合に便利です。

また、一時的にインターネットアクセスが必要な会議室のPCに対して、手元のPCから有線LAN経由でインターネットを提供できます。

無線LAN環境がない場所で、有線LANポートが一つしかないルーターから複数の有線デバイスを接続したい場合にも有効です。

ブリッジ接続の前提条件

ブリッジ接続を作成するには、いくつかの前提条件があります。

まず、ブリッジホストとなるWindowsPCがインターネットに接続している必要があります。

そして、インターネットに接続するためのアダプターと、別のPCに接続するためのアダプターの、合計2つ以上のネットワークアダプターが必要です。

これらのアダプターが正しく機能していることも重要な条件です。

Windowsでブリッジ接続を作成する手順

ここではWindows 11を基準に、ブリッジ接続を作成しインターネットを共有する手順を解説します。

Windows 10でも基本的な操作は同じです。

ブリッジホストPCでの設定

  1. ネットワークとインターネット設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「ネットワーク接続」を選択します。
  2. ネットワークアダプターの変更オプションを開く
    「ネットワークの詳細設定」をクリックし、「その他のネットワークアダプターのオプション」を選択します。
  3. ブリッジ接続に含めるアダプターを選択する
    インターネットに接続しているアダプターと、別のPCに接続するアダプターの両方を選択します。Ctrlキーを押しながらクリックすると複数選択できます。
  4. ブリッジ接続を作成する
    選択したアダプターのいずれかを右クリックし、「ブリッジ接続」を選択します。
  5. ブリッジ接続のプロパティを確認する
    新しく作成された「ネットワークブリッジ」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
    「インターネットプロトコルバージョン4 TCP/IPv4」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
    通常は「IPアドレスを自動的に取得する」が選択されていることを確認します。

クライアントPCでの設定

ブリッジ接続を介してインターネットを共有される側のPC、つまりクライアントPCでの設定も確認しましょう。

  1. ネットワークとインターネット設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「ネットワーク接続」を選択します。
  2. ネットワークアダプターの変更オプションを開く
    「ネットワークの詳細設定」をクリックし、「その他のネットワークアダプターのオプション」を選択します。
  3. 接続アダプターのプロパティを開く
    ブリッジホストPCに接続しているネットワークアダプターを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  4. IPアドレスの自動取得を設定する
    「インターネットプロトコルバージョン4 TCP/IPv4」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
    「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」が選択されていることを確認します。
    これにより、ブリッジホストPCを介してIPアドレスとDNS情報が割り当てられます。

ブリッジ接続の注意点とトラブルシューティング

ブリッジ接続は便利な機能ですが、設定や運用にはいくつかの注意点があります。

ここでは、よくある問題とその対処法を解説します。

ブリッジ接続が作成できない

ブリッジ接続を作成しようとしても、オプションが表示されない、またはエラーが発生する場合があります。

この原因として、必要なネットワークアダプターが認識されていない、あるいはドライバーに問題がある可能性が考えられます。

対処法として、まずデバイスマネージャーを開き、ネットワークアダプターが正しく表示されているか確認します。

もしアダプターに「!」マークなどが付いている場合は、ドライバーを更新するか、一度削除して再インストールを試してください。

また、アダプターが「無効」になっている場合は、右クリックして「有効」に設定し直します。

インターネットに接続できない

ブリッジ接続は作成できたものの、クライアントPCがインターネットに接続できないことがあります。

この原因として、IPアドレスの競合、ファイアウォールのブロック、またはDNS設定の問題が考えられます。

対処法として、ブリッジホストPCとクライアントPCの両方でIPアドレスが正しく割り振られているか確認します。

コマンドプロンプトで「ipconfig /all」と入力し、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーのアドレスを確認してください。

また、Windows Defenderファイアウォールや他のセキュリティソフトが通信をブロックしている可能性も考えられます。

一時的にファイアウォールを無効にして接続を試すことで、原因を特定できる場合があります。

ネットワークパフォーマンスが低下する

ブリッジ接続を使用すると、ブリッジホストPCのCPU使用率が上昇し、ネットワークの処理速度が低下する可能性があります。

これは、ブリッジホストPCがパケットの中継処理を行うため、一定の負荷がかかるためです。

対処法として、ブリッジホストPCで同時に実行している不要なアプリケーションを終了させ、システムリソースを解放します。

また、可能であれば、より高性能なネットワークアダプターを使用することも検討してください。

特にギガビットイーサネットに対応したアダプターを使用すると、通信速度の向上が期待できます。

セキュリティ上の考慮事項

ブリッジ接続は、異なるネットワークセグメントを統合するため、セキュリティ上のリスクが増大する可能性があります。

例えば、外部ネットワークからブリッジホストPCを経由して内部ネットワークにアクセスされるリスクが高まります。

対処法として、ブリッジホストPCのセキュリティ対策を強化することが重要です。

最新のセキュリティパッチを適用し、強力なファイアウォール設定を維持してください。

また、不要なポートは閉鎖し、ネットワーク監視ツールを導入して異常な通信を早期に検知する体制を整えることも有効です。

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ブリッジ接続とインターネット共有の比較

Windowsには、ブリッジ接続以外にもインターネットを共有する機能がいくつかあります。

ここでは、ブリッジ接続と「モバイルホットスポット」「インターネット接続の共有 ICS」との違いを比較します。

項目 ブリッジ接続 モバイルホットスポット インターネット接続の共有 ICS
接続方式 同一LANセグメント Wi-FiまたはBluetooth NAT変換
共有元 複数ネットワークアダプター Wi-Fiアダプター 任意のネットワークアダプター
共有先 有線/無線LANデバイス Wi-Fi/Bluetoothデバイス 有線LANデバイス
IPアドレス 同じサブネット 自動DHCP割り当て 自動DHCP割り当て
利用シーン 既存LANの拡張、特殊なデバイス接続、仮想マシンとの接続 一時的なWi-Fi共有、モバイル利用、スマートフォンやタブレットとの接続 有線LANポートへのインターネット提供、単一PCへの共有
設定の手間
ネットワークアドレス変換 なし あり あり
ファイアウォール 別途設定が必要 自動で適用 自動で適用

まとめ

この記事では、WindowsPCでブリッジ接続を作成し、LAN内の別のPCとインターネットを共有する手順を解説しました。

ブリッジ接続は、特に検証環境や一時的な接続が必要なビジネスシーンで有効な手段です。

設定時の注意点や、他のインターネット共有方法との違いを理解することで、状況に応じた最適なネットワーク構成を選択できます。

今回学んだブリッジ接続の作成手順を活用し、社内のネットワーク環境をより柔軟に構築してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。