【Windows】ロック画面に好きなメッセージ(緊急連絡先など)を表示させる手順

【Windows】ロック画面に好きなメッセージ(緊急連絡先など)を表示させる手順
🛡️ 超解決

Windowsパソコンを紛失した際や、緊急時に連絡先を伝えたいと考えるビジネスマンは多いでしょう。ロック画面にメッセージを表示できれば、万が一のときに役立ちます。この記事では、Windows 11とWindows 10のロック画面に、緊急連絡先などの任意のメッセージを設定する手順を解説します。

【要点】Windowsロック画面メッセージ表示のポイント

  • 設定アプリの「アカウント」: ロック画面に表示するメッセージを簡単に設定できます。
  • グループポリシーエディター: 特定のWindowsエディションで詳細なメッセージ設定が可能です。
  • レジストリエディター: グループポリシーエディターがない環境でメッセージを設定する代替手段です。

ADVERTISEMENT

ロック画面メッセージ機能の概要と活用シーン

Windowsのロック画面メッセージ機能は、パソコンのロック時に特定のテキストを表示するものです。この機能は、特にビジネスシーンでのセキュリティ対策や情報伝達に役立ちます。

例えば、会社所有のパソコンを紛失した場合に、拾得者に緊急連絡先を伝えることができます。また、パソコンが故障した際に、修理担当者への指示メッセージを表示する用途でも活用できます。

設定はWindowsの設定アプリ、グループポリシーエディター、またはレジストリエディターから行います。表示されるメッセージは、ロックを解除しなくても確認できます。

Windowsロック画面にメッセージを表示させる具体的な手順

Windowsのロック画面にメッセージを表示させる方法はいくつかあります。ここでは、最も一般的な設定アプリからの手順と、より詳細な設定ができるグループポリシーエディター、レジストリエディターを使った手順を説明します。Windows 11を基準に解説します。

設定アプリからメッセージを設定する手順

この方法は、Windows 11およびWindows 10のHomeエディションを含む、ほとんどの環境で利用できます。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。または、WindowsキーとIキーを同時に押して開きます。
  2. 「アカウント」へ進む
    左側のナビゲーションメニューから「アカウント」をクリックします。
  3. 「サインインオプション」を選択
    右側の項目から「サインインオプション」をクリックします。
  4. 「プライバシーとセキュリティ」を確認
    Windows 10の場合は「サインインオプション」内に設定項目がありますが、Windows 11では「プライバシーとセキュリティ」内の「デバイスのロック」に関連する設定を探します。
    補足: Windows 11では、直接ロック画面メッセージを設定する項目は「アカウント」の「サインインオプション」にはありません。代わりに「プライバシーとセキュリティ」の「デバイスのロック」で「ロック画面に通知を表示する」設定を有効にし、通知としてメッセージを表示する方法が一般的です。ただし、この方法は直接的な緊急連絡先メッセージとは異なります。

上記はWindows 11のUI変更により、以前のWindows 10のような直接的な設定項目が見当たりません。Windows 11で直接的なロック画面メッセージを設定するには、グループポリシーエディターまたはレジストリエディターを使うのが確実です。

グループポリシーエディターでメッセージを設定する手順

この方法は、Windows Pro、Enterprise、Educationエディションで利用できます。Windows Homeエディションではグループポリシーエディターは利用できません。

  1. グループポリシーエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押します。
  2. ポリシーの場所へ移動する
    左側のペインで「コンピューターの構成」を展開します。「Windowsの設定」を展開し、「セキュリティの設定」を展開します。「ローカルポリシー」を展開し、「セキュリティオプション」をクリックします。
  3. 適切なポリシーを見つける
    右側のペインで以下の二つのポリシーを探します。
    「対話型ログオン: ログオン時にユーザーに表示するメッセージのタイトル」
    「対話型ログオン: ログオン時にユーザーに表示するメッセージのテキスト」
  4. メッセージのタイトルを設定する
    「対話型ログオン: ログオン時にユーザーに表示するメッセージのタイトル」をダブルクリックします。「プロパティ」ウィンドウが開きます。「このポリシー設定を定義する」にチェックを入れ、タイトルを入力します。例えば「重要なお知らせ」と入力し、「OK」をクリックします。
  5. メッセージのテキストを設定する
    「対話型ログオン: ログオン時にユーザーに表示するメッセージのテキスト」をダブルクリックします。「プロパティ」ウィンドウが開きます。「このポリシー設定を定義する」にチェックを入れ、メッセージを入力します。例えば「このPCは株式会社〇〇の資産です。拾得された方は00-0000-0000までご連絡ください。」と入力し、「OK」をクリックします。
  6. 設定を適用する
    グループポリシーエディターを閉じます。変更を即座に反映させるには、コマンドプロンプトを管理者として開き、「gpupdate /force」と入力してEnterキーを押します。

レジストリエディターでメッセージを設定する手順

この方法は、Windows Homeエディションを含むすべてのWindowsエディションで利用できます。ただし、レジストリの誤った編集はシステムに深刻な影響を与える可能性があります。作業前にレジストリのバックアップを取ることを強く推奨します。

レジストリのバックアップ手順

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. バックアップするキーを選択する
    左側のペインで「コンピューター」を選択します。または、これから変更するキー(HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System)を選択します。
  3. バックアップを実行する
    「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。任意の場所にバックアップファイルを保存します。ファイル名には日付など分かりやすい名前を付けます。

メッセージ設定の手順

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押します。
  2. 該当するキーへ移動する
    左側のペインで以下のパスへ移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
  3. メッセージのタイトルを設定する
    右側のペインで「legalnoticetext」という文字列値を探します。もし存在しない場合は、右クリックして「新規」→「文字列値」を選択し、「legalnoticetext」という名前で作成します。
    「legalnoticetext」をダブルクリックし、「値のデータ」に表示したいメッセージのテキストを入力します。例えば「このPCは株式会社〇〇の資産です。拾得された方は00-0000-0000までご連絡ください。」と入力し、「OK」をクリックします。
  4. メッセージのテキストを設定する
    右側のペインで「legalnoticecaption」という文字列値を探します。もし存在しない場合は、右クリックして「新規」→「文字列値」を選択し、「legalnoticecaption」という名前で作成します。
    「legalnoticecaption」をダブルクリックし、「値のデータ」に表示したいメッセージのタイトルを入力します。例えば「重要なお知らせ」と入力し、「OK」をクリックします。
  5. レジストリエディターを閉じる
    変更を適用するために、パソコンを再起動するか、一度サインアウトして再度サインインします。

ロック画面メッセージ設定時の注意点と対処法

メッセージが表示されない場合の確認点

設定が完了してもロック画面にメッセージが表示されない場合は、以下の点を確認してください。

  1. 再起動またはサインアウトの実施: 設定変更後はシステムを再起動するか、一度サインアウトしてサインインし直す必要があります。
  2. グループポリシーの更新: グループポリシーエディターで設定した場合は、コマンドプロンプトを管理者として開き、「gpupdate /force」を実行してポリシーを強制的に更新します。
  3. レジストリパスの確認: レジストリエディターで設定した場合は、キー名や値の名前、パスが正確であることを再度確認します。特に「legalnoticetext」と「legalnoticecaption」のスペルミスに注意が必要です。

Windows Homeエディションでの制限

Windows Homeエディションでは、グループポリシーエディターが標準で搭載されていません。そのため、グループポリシーエディターを使った手順は実行できません。

Homeエディションの場合は、レジストリエディターを使った手順でメッセージを設定する必要があります。レジストリの編集は慎重に行い、必ずバックアップを取ってから作業してください。

長文メッセージの可読性に関する注意点

ロック画面に表示されるメッセージは、文字数が多いと読みづらくなることがあります。

簡潔で分かりやすい文章を心がけ、本当に伝えたい情報に絞って記載することが重要です。特に緊急連絡先など、迅速な対応を求める情報は、目立つように配置しましょう。

ADVERTISEMENT

ロック画面メッセージ設定方法の比較

項目 グループポリシーエディター レジストリエディター
利用できるエディション Pro、Enterprise、Educationエディション すべてのエディション
操作の安全性 比較的安全 誤操作のリスクが高い
設定の反映 gpupdate /force または再起動 再起動またはサインアウト
設定の専門度 中程度 専門的知識が必要
バックアップの必要性 不要 強く推奨

この記事では、Windows 11およびWindows 10のロック画面に、緊急連絡先などのメッセージを表示させるための詳細な手順を解説しました。

グループポリシーエディターやレジストリエディターを活用することで、万が一の事態に備えることができます。設定後は、必ずロック画面にメッセージが表示されるかを確認しましょう。

これにより、パソコンの紛失時や緊急時における情報伝達の手段として、ロック画面メッセージを有効活用できます。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。