【Windows】ラウドネス等化を有効にして動画の急激な音量変化を一定に抑える手順

【Windows】ラウドネス等化を有効にして動画の急激な音量変化を一定に抑える手順
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動画やゲームを視聴していると、シーンによって音量が急に大きくなったり小さくなったりして困ることがあります。

特にビジネスで利用する動画教材やWeb会議の録画では、聞き取りにくい部分や耳障りな部分があると集中力が途切れてしまいます。

Windowsの「ラウドネス等化」機能を有効にすることで、こうした音量のばらつきを自動で調整し、快適な視聴環境を整えることができます。

この記事では、Windows 11を基準に、ラウドネス等化を設定する具体的な手順を解説します。

【要点】ラウドネス等化で音量変化を安定させる

  • ラウドネス等化の有効化: 動画コンテンツやゲーム再生時の急激な音量差を自動的に調整し、聞き取りやすくします。
  • 正しい出力デバイスの選択: 音量調整を適用したいスピーカーやヘッドホンを正確に指定し、設定が反映されるようにします。
  • オーディオドライバーの更新: ラウドネス等化の設定項目が表示されない場合や機能しない場合の多くは、ドライバーの更新で解決します。

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ラウドネス等化とは何か 音量調整の仕組み

ラウドネス等化は、Windowsのサウンド機能の一つです。再生される音声の音量レベルを継続的に監視し、大きな音は小さく、小さな音は大きく自動で調整します。

これにより、動画の爆発音や静かな会話、ゲーム中の効果音やBGMなど、音量差が大きいコンテンツでも全体を通して聞き取りやすい状態を保てます。

この機能は、特に音量レベルが標準化されていないコンテンツを扱うビジネスシーンで役立ちます。例えば、異なるソースから集めた動画ファイルを連続して再生する場合などに、手動で音量調整を行う手間が省けます。

利用するオーディオデバイスがWindowsのサウンド拡張機能に対応していることが前提となります。多くの内蔵オーディオや一般的なサウンドカードは対応しています。

ラウドネス等化のメリット

ラウドネス等化を有効にすると、いくつかのメリットがあります。まず、急な大音量から耳を守り、長時間の作業でも疲れにくくなります。

次に、会議の録画などで発言者ごとの音量差が大きい場合でも、全体の会話が聞き取りやすくなります。

さらに、ゲームプレイ中にBGMと効果音のバランスが崩れることなく、集中力を維持できるでしょう。

Windowsでラウドネス等化を有効にする手順

Windows 11でラウドネス等化を有効にする具体的な手順を解説します。Windows 10の場合も基本的な流れは同じですが、一部画面の表示が異なります。

  1. 設定アプリを開く
    Windowsのスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。または、キーボードのWindowsキーとIキーを同時に押して設定アプリを直接開くこともできます。
  2. システム設定からサウンドを選択する
    設定画面の左側メニューから「システム」を選択し、その中の項目から「サウンド」をクリックします。
  3. 出力デバイスのプロパティを開く
    「サウンド」画面の中央にある「出力」セクションで、現在使用しているスピーカーまたはヘッドホンのデバイス名を探します。そのデバイス名の右側にある「>」記号をクリックし、デバイスのプロパティ画面を開きます。
  4. サウンドの詳細設定を開く
    デバイスのプロパティ画面を下にスクロールし、「出力設定」セクションにある「詳細設定」をクリックします。これにより、サウンドコントロールパネルのデバイスプロパティダイアログが開きます。
  5. 拡張タブを選択する
    開いたスピーカーまたはヘッドホンプロパティダイアログの上部にあるタブの中から、「拡張」タブを選択します。Windows 10の場合も同様に「拡張」タブまたは「音の明瞭化」タブを探します。
  6. ラウドネス等化を有効にする
    「拡張」タブの中にある「ラウドネス等化」のチェックボックスを探し、クリックしてチェックを入れます。このオプションは「音の明瞭化」セクションに含まれていることが多いです。
  7. 設定を適用して閉じる
    「ラウドネス等化」にチェックを入れたら、ダイアログの下部にある「適用」ボタンをクリックし、続けて「OK」ボタンをクリックして設定を保存し、ダイアログを閉じます。

Windows 10での操作補足

Windows 10では、手順1と2は同じですが、手順3以降の画面遷移が若干異なります。スタートボタンを右クリックし、「サウンド」を選択することで、直接サウンドコントロールパネルを開くことができます。

再生タブから使用中のデバイスを右クリックし、「プロパティ」を選びます。その後の「拡張」タブでの設定はWindows 11と共通です。

ラウドネス等化が機能しない場合の注意点と対処法

ラウドネス等化を設定しても効果が感じられない場合や、設定項目が見つからない場合は、いくつかの原因が考えられます。以下の対処法を試してみてください。

ラウドネス等化の項目が見つからない場合

この機能は、サウンドドライバーに依存しています。お使いのオーディオデバイスのドライバーが古い場合や、汎用ドライバーが適用されている場合は、ラウドネス等化のオプションが表示されないことがあります。

  1. オーディオドライバーを更新する
    デバイスマネージャーを開き、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開します。お使いのオーディオデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。インターネット経由で最新のドライバーを検索するか、PCメーカーのウェブサイトから専用ドライバーをダウンロードしてインストールしてください。
  2. 別の出力デバイスを試す
    複数のオーディオ出力デバイスがある場合、別のデバイスのプロパティを確認してみてください。例えば、内蔵スピーカーでは表示されなくても、外部接続のヘッドホンでは表示されることがあります。

設定しても効果が感じられない場合

ラウドネス等化を有効にしたにもかかわらず、音量変化が改善されない場合は、他の音響効果との競合や、アプリケーション側の設定が影響している可能性があります。

  1. 他の音響効果を無効にする
    サウンドデバイスのプロパティダイアログの「拡張」タブで、ラウドネス等化以外の音響効果、例えば「バーチャルサラウンド」や「バスブースト」などが有効になっている場合は、これらを一度無効にしてみてください。複数の効果が同時に動作することで、意図しない音量変化が生じることがあります。
  2. アプリケーション側の音量設定を確認する
    再生している動画プレイヤーやゲーム、Web会議ツールなど、アプリケーション独自の音量設定が優先されている場合があります。それぞれのアプリケーションの設定で、音量ノーマライゼーションやダイナミックレンジ圧縮などの機能が有効になっていないか確認してください。
  3. Windowsを再起動する
    設定変更がシステムに完全に適用されていない可能性があります。Windowsを再起動することで、設定が正しく反映されることがあります。

Windows 10とWindows 11での設定画面の違い

Windows 10とWindows 11では、サウンド設定へのアクセス方法や一部の画面表示が異なります。Windows 11では設定アプリからサウンドコントロールパネルへ遷移する手順が多くなります。

しかし、最終的にたどり着く「スピーカー/ヘッドホンプロパティ」ダイアログの「拡張」タブは、両方のOSでほぼ同じ見た目と機能を提供しています。

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Windows 11とWindows 10のサウンド設定アクセス経路の比較

項目 Windows 11 Windows 10
初期アクセス スタート右クリック > 設定 > システム > サウンド スタート右クリック > サウンド
デバイス選択 出力デバイス名をクリック > 詳細設定 再生タブでデバイス選択 > プロパティ
ラウドネス等化設定 スピーカー/ヘッドホンプロパティの「拡張」タブ スピーカー/ヘッドホンプロパティの「拡張」タブ
設定ダイアログ サウンドコントロールパネル経由で表示される サウンドコントロールパネルから直接表示される

この記事では、Windowsのラウドネス等化機能を有効にし、動画やゲームの急激な音量変化を抑える手順を解説しました。

この設定を行うことで、音量調整の手間なく、快適な視聴環境を手に入れることができます。

もし効果が感じられない場合は、オーディオドライバーの更新や他の音響効果の確認を試してみてください。

ぜひこの機能を活用し、ビジネスでの動画視聴やWeb会議の録画再生をよりスムーズに進めてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。