【Windows】新品のM.2 SSDがBIOSで認識するのにWindowsで出ない時のドライバ設定

【Windows】新品のM.2 SSDがBIOSで認識するのにWindowsで出ない時のドライバ設定
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新しいM.2 SSDを増設しても、BIOSでは認識されるのにWindowsのエクスプローラーに表示されず困っているビジネスマンもいるでしょう。

この問題は、新品のSSDが初期化されていないか、ドライブレターが割り当てられていないことが主な原因です。

本記事では、WindowsでM.2 SSDを認識させ、データ保存に利用可能にするための具体的な設定手順を解説します。

【要点】新品M.2 SSDをWindowsで認識させるための重要設定

  • ディスクの初期化: 新しいSSDをWindowsで使用できるように準備します。
  • ボリュームの作成とフォーマット: SSDの領域をWindowsで認識できるファイルシステムに設定します。
  • ドライブレターの割り当て: SSDにアクセスするための文字を設定し、エクスプローラーに表示させます。

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新品M.2 SSDがWindowsで認識されない根本的な理由

新品のM.2 SSDをPCに増設しても、Windowsのエクスプローラーに表示されないことがあります。

これは、BIOSがハードウェアとしてSSDを検出していても、Windowsがそれをデータストレージとして利用するための準備ができていないためです。

工場出荷状態のSSDは、パーティションが作成されておらず、ファイルシステムも設定されていません。

Windowsは、パーティションとファイルシステムがないディスクをストレージデバイスとして認識し、利用することはできません。

そのため、ディスクの初期化、パーティション作成、そして適切なファイルシステムでのフォーマットが必要です。

これらの手順を経て、初めてM.2 SSDをWindowsから通常のドライブとして扱えるようになります。

BIOSとWindowsでの認識の違い

BIOS Basic Input Output Systemは、PCの起動時にハードウェアを検出する役割を担っています。

SSDが物理的に正しく接続されていれば、BIOSはM.2 SSDの存在を認識できます。

しかし、Windowsのようなオペレーティングシステムは、検出されたハードウェアを実際に利用するために、さらに論理的な設定を必要とします。

具体的には、ディスクの領域をどのように分割するかパーティションや、データをどのように整理して保存するかファイルシステムの設定です。

これらの設定が完了していないと、WindowsはSSDを「利用可能なドライブ」として認識せず、エクスプローラーにも表示されません。

このため、BIOSで認識されていてもWindowsで表示されないという状況が発生します。

M.2 SSDをWindowsで認識させるための設定手順

新品のM.2 SSDをWindowsで認識させ、使用可能にするための具体的な手順を説明します。

この手順は、ディスクの管理ツールを使用して行います。

Windows 11を基準に解説しますが、Windows 10でも同様の操作で対応できます。

  1. ディスクの管理を開く
    スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。または、WindowsキーとRキーを同時に押し、「diskmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。
  2. ディスクの初期化ダイアログの確認
    ディスクの管理を開くと、新しいディスクが検出された場合、「ディスクの初期化」ダイアログが自動的に表示されます。表示されない場合は、未割り当てのディスクを右クリックして「ディスクの初期化」を選択します。
  3. パーティションスタイルの選択
    「ディスクの初期化」ダイアログで、初期化するディスクを選択し、パーティションスタイルを「GPT GUIDパーティションテーブル」に設定します。2TBを超える容量のSSDではGPTが必須です。2TB以下のSSDでも、Windows 11ではGPTが推奨されます。選択後、「OK」をクリックします。
  4. 新しいシンプルボリュームの作成を開始
    初期化したディスクの「未割り当て」と表示されている領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。これにより、「新しいシンプルボリュームウィザード」が起動します。
  5. ボリュームサイズの指定
    ウィザードの指示に従い、「次へ」をクリックします。ボリュームサイズを指定する画面では、通常、最大ディスク領域をそのまま使用するため、変更せずに「次へ」をクリックします。
  6. ドライブレターまたはパスの割り当て
    ドライブレターを割り当てる画面で、「次のドライブ文字を割り当てる」を選択し、任意のドライブ文字例: D、Eなどをプルダウンメニューから選びます。これはエクスプローラーで表示されるドライブ名になります。選択後、「次へ」をクリックします。
  7. パーティションのフォーマット
    パーティションのフォーマット画面で、「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択します。ファイルシステムは「NTFS」を選び、アロケーションユニットサイズは「既定値」のままで問題ありません。ボリュームラベルには、ドライブの任意の名前例: Data SSDを入力します。「クイックフォーマットする」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。
  8. ウィザードの完了
    設定内容を確認し、「完了」をクリックします。フォーマットが実行され、新しいM.2 SSDがWindowsのエクスプローラーに表示されるようになります。

M.2 SSD設定時の注意点と失敗パターン

M.2 SSDをWindowsで認識させる際、いくつかの点に注意が必要です。

よくある失敗パターンとその対処法を理解しておくことで、スムーズな設定が可能です。

ディスクの初期化時に既存ディスクを選んでしまう

ディスクの初期化は、選択したディスク上のすべてのデータを消去する操作です。

誤って既存のシステムドライブやデータドライブを選んでしまうと、重要なデータが失われる可能性があります。

原因: 初期化ダイアログで、新規追加したM.2 SSD以外のディスクを誤って選択してしまう。

対処法: ディスクの管理ツールで、ディスク番号や容量をよく確認してください。特に、追加したばかりのM.2 SSDは、通常「ディスク1」や「ディスク2」といった番号で表示され、容量が「未割り当て」の状態になっています。容量が不明な場合は、PCケースを開けて物理的に確認することも有効です。

パーティション形式の選択を間違える

ディスクの初期化時に選択するパーティション形式には、MBR Master Boot RecordとGPT GUIDパーティションテーブルの2種類があります。

それぞれの形式には特徴があり、間違った選択をするとディスクを最大限に活用できないことがあります。

原因: 2TB以上の大容量SSDに対してMBRを選択してしまうと、2TBを超える領域が利用できなくなります。また、UEFI Unified Extensible Firmware InterfaceブートのシステムではGPTが推奨されます。

対処法: 2TBを超えるM.2 SSDを使用する場合は、必ず「GPT」を選択してください。Windows 11環境では、起動ディスクとして使用しないデータ用SSDであっても、GPTを選択することが一般的かつ推奨されます。MBRは古い形式であり、互換性の問題がない限りGPTを選ぶのが安全です。

フォーマット形式の選択を間違える

パーティションを作成した後のフォーマットでは、ファイルシステムを選択します。

Windowsで一般的なのはNTFSですが、他の形式を選ぶと互換性の問題が発生することがあります。

原因: Windows以外のOSとの互換性を考慮してFAT32やexFATを選択してしまう。しかし、これらのファイルシステムは、NTFSに比べて機能や性能が劣る場合があります。

対処法: Windows環境で主に利用するM.2 SSDであれば、ファイルシステムは「NTFS」を選択してください。NTFSは、大容量ファイルのサポート、セキュリティ機能、耐障害性など、Windowsでの利用に最適な機能を提供します。特定の理由がない限り、NTFSを選ぶのが最善です。

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Windows 11とWindows 10のディスク管理の違い

項目 Windows 11 Windows 10
ディスクの管理へのアクセス スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」を選択 スタートボタンを右クリックして「ディスクの管理」を選択
ユーザーインターフェース デザインが一部刷新されているが、機能配置はほぼ同じ 従来のWindowsのUIを踏襲
パーティションスタイル推奨 GPTが強く推奨される。新しい機能やセキュリティ要件に対応 GPTが推奨されるが、MBRも広く使われている
操作の基本原則 ディスクの初期化、ボリューム作成、フォーマットの手順は共通 ディスクの初期化、ボリューム作成、フォーマットの手順は共通

本記事で解説したディスクの初期化とボリューム作成の手順により、新品M.2 SSDがWindowsで認識され、データ保存に利用できるようになります。

これで、増設したM.2 SSDに大容量のデータを保存したり、アプリケーションをインストールしたりできます。

ファイルの保存先として、新しいM.2 SSDを有効活用しましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。