業務中に突然PCがクラッシュしたり、ブルースクリーンエラー「0x0000012B」が表示されたりして困っていませんか。
これらの問題は、メモリのデータ破損が原因で発生している可能性があります。
この記事では、Windows標準のメモリ診断ツールを使ったメモリの一貫性チェック手順を解説し、PCの不安定化の原因を特定できるようにします。
【要点】メモリデータ破損の特定と対処
- Windowsメモリ診断ツール: メモリのデータ破損を検出し、エラーの原因を特定します。
- エラーコード0x0000012B: メモリ関連のブルースクリーンエラーの根本原因を究明できます。
- イベントビューアー: メモリ診断の結果を確認し、具体的な問題箇所を把握します。
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目次
メモリのデータ破損がシステム不安定化を引き起こす理由
メモリのデータ破損とは、ランダムアクセスメモリに保存されている情報が、何らかの理由で正しく読み書きできなくなる状態を指します。
この破損が発生すると、PCは処理中のデータを正確に扱えなくなり、結果としてシステムエラーやアプリケーションの強制終了を引き起こします。
特にブルースクリーンエラー「0x0000012B」は、メモリの整合性チェックに失敗した際に表示される典型的なエラーコードです。
メモリの物理的な故障、過熱、帯電、または電圧の不安定さなどが原因でデータ破損が発生することがあります。
Windowsメモリ診断ツールは、メモリチップに様々なデータパターンを書き込み、正しく読み出せるかを確認することで、このような問題を発見します。
Windowsメモリ診断ツールでメモリの一貫性チェックを実行する手順
Windowsメモリ診断ツールは、OS標準で搭載されているメモリテスト機能です。
このツールを使用すると、メモリの物理的な問題やデータ破損を検出できます。
Windows 11とWindows 10で操作手順はほぼ同じです。
Windowsメモリ診断ツールの起動
- 検索ボックスを開く
タスクバーの検索アイコンをクリックします。 - ツールを検索する
検索ボックスに「Windowsメモリ診断」と入力し、検索結果に表示された「Windowsメモリ診断」をクリックします。 - 診断オプションを選択する
「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」または「次回のコンピューター起動時に問題の有無を確認する」のいずれかを選択します。
すぐにテストを実行したい場合は「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選びます。
メモリテストの実行
- PCを再起動する
選択したオプションに応じてPCが再起動し、メモリ診断ツールが自動的に起動します。 - テストの進行状況を確認する
画面にメモリテストの進行状況と検出されたエラーが表示されます。
テストは数分から数十分かかることがあります。 - テストの完了を待つ
テストが完了すると、PCは自動的に再起動し、Windowsが起動します。
テスト結果の確認
メモリ診断ツールの結果は、Windows起動後にイベントビューアーで確認できます。
- イベントビューアーを開く
タスクバーの検索アイコンをクリックし、「イベントビューアー」と入力して開きます。 - システムログに移動する
左側のペインで「Windowsログ」を展開し、「システム」をクリックします。 - メモリ診断の結果を検索する
右側の「操作」ペインにある「現在のログをフィルター」をクリックします。
「イベントソース」のドロップダウンリストから「MemoryDiagnostics-Results」を選択し、「OK」をクリックします。 - 結果を確認する
フィルターされた結果の中から、最新のメモリ診断結果を選択して詳細を確認します。
「Windowsメモリ診断で、コンピューターのメモリに関するエラーが検出されました」というメッセージが表示された場合、メモリに問題があることを示します。
「Windowsメモリ診断で、コンピューターのメモリに関するエラーは検出されませんでした」と表示された場合は、メモリに明らかな問題は見つかりませんでした。
メモリ診断で異常が見つからない場合の追加確認事項
Windowsメモリ診断ツールでエラーが検出されない場合でも、メモリ関連の問題が完全に解決したとは限りません。
いくつかの追加の確認事項や対処法を試すことで、問題の根本原因を特定できる場合があります。
診断ツールでエラーが検出されない場合
Windowsメモリ診断ツールは基本的なエラーを検出しますが、より複雑な問題を見逃すこともあります。
この場合、メモリの物理的な接触不良や、他のハードウェアコンポーネントとの相性問題が考えられます。
- メモリの抜き差しを試す
PCの電源を完全に切り、メモリを一度PCから取り外します。
その後、しっかりと元のスロットに差し込み直します。
これにより、接触不良が解消されることがあります。 - メモリの差し替えを試す
複数のメモリを搭載している場合、それぞれのメモリを個別にテストするか、別のスロットに差し替えて動作を確認します。
これにより、特定のメモリやスロットが原因であるかを特定できる場合があります。 - BIOS/UEFI設定を確認する
マザーボードのBIOS/UEFI設定で、メモリの動作周波数や電圧設定が適切であるかを確認します。
特にオーバークロック設定をしている場合は、標準設定に戻して安定動作するかを確認します。
特定のアプリケーションでのみ問題が発生する場合
メモリ診断で問題が見つからず、特定のアプリケーション使用時にのみクラッシュやエラーが発生する場合、メモリ以外の問題が考えられます。
アプリケーション自体の問題や、関連するドライバーが原因である可能性があります。
- アプリケーションの再インストールを試す
問題のアプリケーションを一度アンインストールし、最新版を再インストールします。
これにより、アプリケーションファイルの破損が解消されることがあります。 - グラフィックドライバーを更新する
多くのアプリケーションはグラフィックドライバーに依存しています。
グラフィックボードメーカーのウェブサイトから最新のドライバーをダウンロードし、適用します。 - システムファイルチェッカーを実行する
Windowsのシステムファイルが破損している可能性もあります。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、「sfc /scannow」コマンドを実行してシステムファイルを修復します。
エラーコード0x0000012Bが繰り返し発生する場合
Windowsメモリ診断で問題が検出されなくても、エラーコード0x0000012Bが頻繁に発生し続ける場合は、物理的なメモリの交換を検討する必要があります。
見つけにくい断続的なエラーや、診断ツールでは検出できない種類のメモリ故障である可能性があります。
- メモリを交換する
可能であれば、別の正常なメモリと交換して動作を確認します。
これが最も確実な原因特定方法の一つです。 - 他のハードウェアコンポーネントをテストする
マザーボードやCPUの故障がメモリ関連のエラーを引き起こすこともあります。
専門の診断ツールやサービスを利用して、他のコンポーネントもチェックします。
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Windowsメモリ診断とサードパーティ製メモリテストツールの比較
メモリのデータ破損を検出する方法として、Windows標準のツール以外にもサードパーティ製のツールがあります。
それぞれのツールの特徴を理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。
| 項目 | Windowsメモリ診断 | サードパーティ製メモリテストツール |
|---|---|---|
| 主な特徴 | Windowsに標準搭載されており、手軽に実行できる | より詳細なテストパターンを提供し、深いレベルの検出が可能 |
| 実行方法 | OS上から起動し、再起動後にテストが開始される | 専用の起動メディアを作成し、そこからPCを起動して実行する |
| 検出精度 | 基本的なメモリのデータ破損やエラーを検出する | より複雑なメモリの問題や不安定な部分を特定できる |
| 必要なもの | なし | 起動可能なUSBメモリやCD/DVDが必要 |
まとめ
この記事では、Windowsメモリ診断ツールを使ったメモリの一貫性チェック手順を解説しました。
ブルースクリーンエラー0x0000012Bなどのシステム不安定化の原因がメモリのデータ破損である場合、このツールで問題を特定できます。
診断で問題が解決しない場合でも、イベントビューアーでの結果確認や、物理メモリの抜き差し、交換などを試すことで解決に繋がる可能性があります。
PCの安定稼働のために、定期的なシステムチェックと適切な対処を行いましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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