【Windows】ネットワークパスの入力中に発生する0x80070043エラーの提供元修復手順 | エラーコード:0x80070043

【Windows】ネットワークパスの入力中に発生する0x80070043エラーの提供元修復手順 | エラーコード:0x80070043
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ネットワークパスの入力中に発生する0x80070043エラーは、共有フォルダーやネットワークドライブにアクセスできないビジネスシーンで頻繁に直面する問題です。

このエラーは、主にSMBプロトコル関連の設定やネットワーク環境の問題が原因で起こり、業務の停滞につながります。

この記事では、0x80070043エラーの発生原因と具体的な解決手順を詳しく解説し、スムーズなネットワークアクセスを復旧させる方法を提供します。

【要点】0x80070043エラーを解消するための主要な解決策

  • SMBv1機能の有効化: 古いNASやサーバーなど、SMBv1プロトコルのみをサポートする機器へのアクセス問題を解決します。
  • ネットワークプロファイルの変更: Windows11/10のネットワークプロファイルを「プライベート」に変更し、ファイル共有を許可します。
  • ファイアウォールの設定確認: Windows Defender ファイアウォールや他社製セキュリティソフトが、ネットワーク通信を妨げないように設定します。
  • 共有フォルダーのアクセス権確認: 共有元のコンピューターで、共有フォルダーのアクセス権限と共有設定が正しく構成されているか確認します。

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0x80070043エラーが発生する主な原因

ネットワークパスエラー0x80070043は、「指定されたネットワークパスが見つかりません」といったメッセージと共に表示されることが多く、主にSMBプロトコル関連の問題が原因です。

このエラーは、ネットワーク上の共有リソースへの接続が確立できない場合に発生します。具体的な原因を理解することで、適切な対処法を見つけられます。

SMBv1プロトコルの無効化

Windows10以降のWindowsでは、セキュリティ強化のためSMBv1プロトコルがデフォルトで無効になっています。

しかし、古いNASや一部のサーバーはSMBv1のみをサポートしている場合があり、クライアントPC側でSMBv1が無効になっていると、これらの機器にアクセスできません。

これが0x80070043エラーの一般的な原因の一つです。

ネットワークプロファイルの設定不一致

Windows11やWindows10のネットワークプロファイルが「パブリックネットワーク」に設定されている場合、セキュリティのためにファイル共有が制限されます。

社内ネットワークなど信頼できる環境では「プライベートネットワーク」に設定する必要があります。設定が誤っていると、共有フォルダーへのアクセスがブロックされます。

ファイアウォールによる通信ブロック

Windows Defender ファイアウォールや、インストールされている他社製セキュリティソフトのファイアウォール機能が、SMB通信に必要なポートをブロックしている可能性があります。

特に共有フォルダーへのアクセスには、特定のポートが開いている必要があります。ファイアウォールが原因で、ネットワークパスが見つからないと判断されることがあります。

共有フォルダーのアクセス権と設定不備

共有元のコンピューターやNAS側で、共有フォルダーの設定が正しくない、またはアクセス権限が適切に付与されていない場合も、0x80070043エラーが発生します。

ユーザーアカウントに共有フォルダーへの読み取りまたは書き込み権限がない場合、アクセスは拒否されエラーが表示されます。

ネットワークパスエラー0x80070043の具体的な解決手順

0x80070043エラーを解決するためには、以下の手順を順番に試すことが推奨されます。

特にSMBv1の有効化は、古い機器へのアクセスに不可欠な設定です。

  1. SMBv1クライアント機能の有効化
    古いNASやサーバーにアクセスする場合に必要となるSMBv1プロトコルを有効にします。

    1. スタートボタンを右クリックし、表示されたメニューから「アプリと機能」を選択します。
    2. 「アプリと機能」画面の右側にある「オプション機能」をクリックします。Windows10では「プログラムと機能」を選択し、左側の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
    3. 「関連設定」の下にある「Windowsのその他の機能」をクリックします。
    4. 「Windowsの機能」ダイアログが表示されます。「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」の左にあるプラス記号をクリックして展開します。
    5. 「SMB 1.0/CIFS クライアント」のチェックボックスをオンにします。他の項目は変更する必要はありません。
    6. 「OK」をクリックし、変更を適用します。
    7. コンピューターの再起動を求められたら、再起動します。
  2. ネットワークプロファイルをプライベートに変更
    ファイル共有が制限されないよう、ネットワークプロファイルを「プライベートネットワーク」に設定します。

    1. スタートボタンを右クリックし、表示されたメニューから「設定」を選択します。
    2. 左側のメニューから「ネットワークとインターネット」を選択します。
    3. 現在接続しているネットワークの種類に応じて、「Wi-Fi」または「イーサネット」を選択します。
    4. 接続中のネットワーク名をクリックし、そのプロパティを開きます。
    5. 「ネットワークプロファイルの種類」の項目で、「プライベート」を選択します。すでに「プライベート」になっている場合は、この手順は不要です。
  3. Windows Defender ファイアウォールの設定確認
    ファイアウォールがSMB通信をブロックしていないか確認し、必要に応じて設定を変更します。

    1. スタートボタンを右クリックし、表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
    2. 「control」と入力して「OK」をクリックし、コントロールパネルを開きます。
    3. コントロールパネルで「表示方法」が「カテゴリ」になっている場合は、「システムとセキュリティ」をクリックし、「Windows Defender ファイアウォール」を選択します。表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は、「Windows Defender ファイアウォール」を直接クリックします。
    4. 左側のメニューから「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
    5. 「設定の変更」ボタンをクリックし、設定を変更できるようにします。
    6. 一覧の中から「ファイルとプリンターの共有」を探します。
    7. 「ファイルとプリンターの共有」の「プライベート」列のチェックボックスがオンになっていることを確認します。オンになっていない場合はチェックを入れます。
    8. 「OK」をクリックして設定を保存します。
  4. 共有フォルダーのアクセス権と共有設定の確認(共有元PCで実施)
    共有元のコンピューターで、フォルダーの共有設定とアクセス権が正しく構成されているか確認します。

    1. 共有フォルダーが保存されているコンピューター上で、共有したいフォルダーを右クリックし、表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
    2. 「共有」タブをクリックし、「詳細な共有」ボタンをクリックします。
    3. 「このフォルダーを共有する」のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
    4. 「アクセス許可」ボタンをクリックします。
    5. 「Everyone」または適切なユーザーグループが「フルコントロール」「変更」「読み取り」のいずれかのアクセス許可を持っていることを確認します。必要に応じて「追加」ボタンでユーザーを追加し、アクセス許可を設定します。
    6. 「OK」を数回クリックして設定を保存し、プロパティを閉じます。
    7. 次に、「セキュリティ」タブをクリックします。
    8. アクセスしようとしているユーザーアカウントまたはグループが、NTFSアクセス許可リストに存在し、適切な権限を持っていることを確認します。
    9. 権限がない場合は、「編集」ボタンをクリックしてユーザーを追加し、権限を付与します。
    10. 「OK」を数回クリックして設定を保存し、プロパティを閉じます。

エラー解決時の注意点と発生しがちな失敗

0x80070043エラーの解決手順を実行する際には、いくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、さらなるトラブルを防ぎ、より確実に問題を解決できます。

SMBv1有効化に伴うセキュリティリスク

SMBv1プロトコルは、過去に重大な脆弱性が指摘されており、セキュリティ上のリスクがあります。

そのため、SMBv1の有効化は一時的な対処とし、可能であればSMBv2以降のプロトコルをサポートする新しいNASやサーバーへの移行を検討することをおすすめします。

セキュリティと利便性のバランスを考慮し、リスクを最小限に抑える運用を心がけましょう。

ネットワークプロファイルが変更できない場合

ネットワークプロファイルを「プライベート」に変更しようとしても、変更できない場合があります。

これは、管理者権限がない、または組織のグループポリシーによってネットワーク設定が制限されている可能性があります。システム管理者の方に相談し、設定変更の許可を得るか、変更を依頼してください。

ファイアウォール設定が解決につながらない場合

Windows Defender ファイアウォールの設定を確認しても問題が解決しない場合、他社製セキュリティソフトのファイアウォール機能が原因である可能性が高いです。

インストールされているセキュリティソフトの設定を開き、SMB通信を許可する設定があるか確認してください。一時的にセキュリティソフトのファイアウォール機能を無効にして、問題が解決するかどうかをテストすることも有効です。ただし、テスト後は必ず元の設定に戻してください。

ネットワークパスの入力ミスやサーバー側の問題

エラーの原因が単純なネットワークパスの入力ミスであることも考えられます。

入力したパスに誤りがないか、大文字と小文字、スラッシュの向きなどを再度確認してください。また、共有元のサーバーやNASがそもそもネットワーク上で稼働しているか、IPアドレスでアクセスを試行できるかなども確認するべきです。

共有元のPCや機器がシャットダウンしている、またはネットワークから切断されている場合は、当然ながらアクセスはできません。

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Windows11とWindows10のネットワーク設定画面の構成の違い

Windows11とWindows10では、設定画面の構成に一部違いがあります。

特にネットワーク関連の設定にアクセスするパスが異なる場合があるため、以下の比較表を参考にしてください。

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリへのアクセス スタートボタンを右クリックし「設定」を選択 スタートボタンを右クリックし「設定」を選択
ネットワークプロファイル変更 「設定」→「ネットワークとインターネット」→接続中のネットワーク名をクリック→「ネットワークプロファイルの種類」で変更 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」→「プロパティ」をクリック→「ネットワークプロファイル」で変更
Windowsの機能の有効化 「設定」→「アプリ」→「オプション機能」→「関連設定」の「Windowsのその他の機能」 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」
Windows Defender ファイアウォール 「コントロールパネル」からアクセス 「コントロールパネル」からアクセス

0x80070043エラーは、SMBプロトコルの設定、ネットワークプロファイル、ファイアウォールの問題が主な原因で発生します。

この記事で紹介したSMBv1の有効化、ネットワークプロファイルの変更、ファイアウォールの設定確認、共有フォルダーのアクセス権限の見直しといった手順を実行することで、多くのケースで解決できます。

これらの手順を試してネットワーク共有の機能が復旧し、業務効率の低下を防ぐことにつながるでしょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。