Windowsの起動時にエラーコード0xc000000eが表示され、PCが起動できない状況に直面していませんか。
このエラーは、主に起動に必要な情報が破損している場合に発生します。特に、新しいデバイスの接続やシステム構成の変更後に発生しやすいです。
この記事では、Windows 11を基準に、このブートエラーを解消するための具体的な手順を解説します。
【要点】OS起動エラー0xc000000eを解決する主要な手順
- Windows回復環境へのアクセス: エラー発生時に自動で起動するか、起動用メディアから手動でアクセスします。
- Boot Configuration Data BCDの再構築: 起動に必要な設定情報が破損している場合に、コマンドプロンプトで修正します。
- システムファイルとディスクの整合性チェック: システムファイルやストレージデバイスに問題がないか確認し修復します。
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目次
Windows起動エラー0xc000000eが発生する原因と仕組み
Windows起動時のエラーコード0xc000000eは、システムの起動に必要な情報が見つからない、または破損している場合に表示されます。
この問題は、ブート構成データ BCDが損傷している、起動ドライブの接続に問題がある、またはシステムファイルが破損していることが主な原因です。
特に、USBデバイスの接続やドライブの追加など、PCの構成が変更された際に発生することが多くあります。BIOS/UEFIの設定が変更された場合も、同様のエラーを引き起こす可能性があります。
Boot Configuration Data BCDの破損
BCDは、Windowsの起動に必要な情報を格納するデータベースです。
このデータが何らかの原因で破損すると、システムはどのOSをどのように起動すれば良いか分からなくなり、エラー0xc000000eが発生します。
例えば、予期せぬシャットダウンやマルウェア感染によってBCDが損傷することがあります。
起動デバイスの接続不良や構成変更
Windowsがインストールされているストレージデバイス、例えばSSDやHDDの接続が不安定な場合もこのエラーが発生します。
また、新しいデバイスを接続した後や、既存のデバイスの接続ポートを変更した後に、システムが起動デバイスを正しく認識できなくなることがあります。
BIOS/UEFI設定で起動順序が誤っている場合も、同様のエラーにつながります。
システムファイルの破損
Windowsの起動に必要なシステムファイル自体が破損している場合も、エラー0xc000000eの原因となります。
これは、Windows Updateの失敗や、ディスクのエラーによって発生することがあります。
システムファイルが損傷すると、OSが正常に起動プロセスを進められません。
Windows起動エラー0xc000000eを解消するための操作手順
エラー0xc000000eを解決するには、Windows回復環境からトラブルシューティングを行います。
PCが起動しない場合、Windowsは起動に3回失敗すると自動的に回復環境に入ります。
または、Windowsインストールメディアや回復ドライブからPCを起動して回復環境に入ることも可能です。
Windows回復環境へのアクセス
PCが自動的に回復環境に入らない場合は、以下の手順でアクセスします。
- PCを強制的に複数回再起動する
PCの電源ボタンを長押しして強制的にシャットダウンし、再度電源を入れます。この操作を2〜3回繰り返すと、自動的に「自動修復を準備しています」と表示され、回復環境に入ります。 - インストールメディアから起動する
事前に作成したWindowsインストールUSBメモリやDVDをPCに挿入し、PCの電源を入れます。起動時にF2、F10、F12、Delキーなどを押してBIOS/UEFI設定に入り、起動順序をUSBメモリやDVDドライブに変更して保存し、PCを再起動します。 - 回復環境の選択
「Windowsセットアップ」画面が表示されたら、「次へ」をクリックし、「コンピューターを修復する」を選択します。
自動修復の実行
回復環境に入ったら、まず自動修復を試します。
- トラブルシューティングの選択
「オプションの選択」画面で、「トラブルシューティング」をクリックします。 - スタートアップ修復の実行
「トラブルシューティング」画面で、「詳細オプション」をクリックし、「スタートアップ修復」を選択します。 - アカウントの選択とパスワード入力
修復対象のOSを選択し、ユーザーアカウントとパスワードを入力して続行します。修復が完了したら、PCを再起動して問題が解決したか確認します。
Boot Configuration Data BCDの再構築
自動修復で解決しない場合、コマンドプロンプトからBCDを再構築します。
- コマンドプロンプトの起動
「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。 - 起動ディスクの確認
コマンドプロンプトが開いたら、まず「diskpart」と入力しEnterキーを押します。次に「list volume」と入力しEnterキーを押し、Windowsがインストールされているドライブレターを確認します。通常はCドライブですが、回復環境では異なる場合があります。確認したら「exit」と入力しEnterキーを押してdiskpartを終了します。 - マスターブートレコード MBRの修復
以下のコマンドを順に入力し、それぞれEnterキーを押します。bootrec /fixmbr - ブートセクターの修復
次に以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。bootrec /fixboot - OSの検出
次に以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。bootrec /scanos - BCDの再構築
最後に以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。検出されたOSをBCDに追加するか確認されたら「Y」と入力してEnterキーを押します。bootrec /rebuildbcd - PCの再起動
すべてのコマンドの実行後、「exit」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを閉じます。PCを再起動して、エラーが解消されたか確認します。
システムファイルとディスクのチェック
BCDの再構築でも解決しない場合は、システムファイルやディスクに問題がないか確認します。
- コマンドプロンプトの起動
上記と同様に、回復環境から「コマンドプロンプト」を起動します。 - システムファイルチェッカー SFCの実行
以下のコマンドを入力しEnterキーを押します。このコマンドは、破損したシステムファイルを修復します。sfc /scannow - ディスクチェック CHKDSKの実行
次に以下のコマンドを入力しEnterキーを押します。C:はWindowsがインストールされているドライブレターに置き換えてください。このコマンドは、ディスクのエラーをチェックし修復します。chkdsk /f /r C: - PCの再起動
すべてのコマンドの実行後、「exit」と入力してEnterキーを押し、PCを再起動します。
システムの復元
以前に作成されたシステムの復元ポイントがある場合、PCを正常に動作していた時点に戻すことができます。
- システムの復元の選択
「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」を選択します。 - 復元ポイントの選択
画面の指示に従い、利用可能な復元ポイントの中から、エラーが発生する前の日付のものを選択します。 - 復元の実行
選択した復元ポイントでシステムを復元します。この操作は、個人ファイルには影響しませんが、復元ポイント作成後にインストールされたプログラムやドライバーは削除される可能性があります。
エラー0xc000000eが解消されない場合の追加確認と注意点
上記の手順を試してもエラーが解消されない場合、さらに詳細な確認が必要です。
ハードウェアの問題やBIOS/UEFIの設定が原因である可能性もあります。
BIOS/UEFI設定の確認
起動デバイスの順序や設定が正しくない場合、エラー0xc000000eが発生することがあります。
PCの電源投入時に特定のキーを押してBIOS/UEFI設定画面に入り、起動オプションを確認してください。
Windowsがインストールされているドライブが最優先で起動するように設定されているか確認します。
また、Secure BootやCSMなどの設定も、システムの要件に合わせて適切に設定されているか確認が必要です。
ハードウェアの物理的な接続確認
SSDやHDD、メモリなどのハードウェア接続が緩んでいる、または不良の場合も起動エラーの原因となります。
PCの電源を完全に切り、電源ケーブルを抜いた後、内部のケーブル類がしっかりと接続されているか確認してください。
特に、起動ドライブに接続されているSATAケーブルや電源ケーブルが重要です。可能であれば、別のケーブルに交換して試すことも有効です。
BitLocker回復キーの要求
BitLockerでドライブが暗号化されている場合、起動環境の変更やハードウェアの変更によって回復キーの入力が求められることがあります。
回復キーは、Microsoftアカウントに紐付けられているか、ファイルとして保存されています。
回復キーを紛失している場合は、ドライブのデータにアクセスできなくなる可能性があります。
Windowsの再インストール
上記すべての手順を試しても問題が解決しない場合は、Windowsの再インストールが最終手段となります。
この操作を行うと、システムドライブ上のすべてのデータが消去されます。
もし可能であれば、再インストール前に重要なデータのバックアップを試みてください。
Windowsインストールメディアを使って、クリーンインストールを実行します。
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Windows 11とWindows 10の回復環境操作の違い
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| 回復環境へのアクセス | 起動失敗を3回繰り返す、またはインストールメディアから起動 | 起動失敗を3回繰り返す、またはインストールメディアから起動 |
| 詳細オプションの表示 | 「オプションの選択」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」 | 「オプションの選択」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」 |
| システムの復元メニュー名 | 「システムの復元」 | 「システムの復元」 |
| コマンドプロンプト操作 | コマンド内容は共通 | コマンド内容は共通 |
| インターフェースの見た目 | 一部の画面デザインが最新化されている | 以前のバージョンに準拠したデザイン |
Windows 11とWindows 10では、回復環境へのアクセス方法や基本的なトラブルシューティングの手順に大きな違いはありません。
メニューの表示順序や画面デザインに若干の違いがある程度です。
本記事で解説した手順は、Windows 10環境でも同様に適用できます。
まとめ
Windows起動時のエラー0xc000000eは、BCDの破損や起動デバイスの問題が主な原因で発生します。
この記事で解説した自動修復、BCD再構築、システムファイルチェックの手順を実行することで、多くのケースで問題を解決できます。
もし解決しない場合は、BIOS/UEFI設定やハードウェアの物理的な接続も確認し、必要に応じてWindowsの再インストールを検討してください。
これらのトラブルシューティングを通じて、PCの安定した動作を取り戻しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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