【Windows】パスワード入力欄に目玉の記号を出さないようにして覗き見を防ぐ設定

【Windows】パスワード入力欄に目玉の記号を出さないようにして覗き見を防ぐ設定
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Windowsのサインイン画面やアプリケーションのパスワード入力時、入力欄の右端に「目玉の記号」が表示されることがあります。

この記号を押すと入力中のパスワードが一時的に表示され、周囲にいる人からパスワードを覗き見されるリスクがあります。

この記事では、Windows 11でこのパスワード表示ボタンを非表示にし、セキュリティを強化する設定方法を解説します。

【要点】パスワード表示ボタンを非表示にする設定

  • 設定アプリでの変更: Windows Helloサインインオプションでパスワード表示ボタンを無効化できます。
  • レジストリ編集: システム全体でパスワード表示ボタンを完全に非表示にできます。
  • レジストリバックアップ: レジストリ編集前には必ずバックアップを作成し安全な操作を心がけましょう。

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パスワード表示ボタンの機能とプライバシー保護の重要性

パスワード入力欄に表示される「目玉の記号」、通称パスワード表示ボタンは、入力したパスワードの文字を一時的に表示する機能です。

入力ミスを確認できる利便性がある一方で、公共の場所やオフィス環境ではセキュリティ上の懸念が生じます。

特にビジネスで機密情報を扱う場合、意図しないパスワードの露出は情報漏洩につながる可能性があり、プライバシー保護の観点からも対策が重要です。

このボタンを非表示に設定することで、パスワードが誤って表示されるリスクを低減し、より安全な環境で業務を継続できます。

パスワード表示ボタンの役割

パスワード表示ボタンは、入力したパスワードが「*」や「●」で伏せ字表示される際に、入力内容を確認するために提供されます。

これにより、ユーザーはパスワードの入力ミスを即座に発見し、正しいパスワードを再入力できます。

利便性を高めるための機能ですが、セキュリティと利便性のバランスを考慮し、設定変更を検討することが望ましいです。

ビジネス環境でのプライバシーリスク

オフィスやコワーキングスペースなど、他者の視線がある場所でPCを操作する場合、パスワード表示ボタンの存在はリスクとなります。

うっかりボタンを押してしまう、あるいは肩越しに画面を覗き見されることで、重要なパスワードが露呈する危険性があるためです。

この設定変更は、個人だけでなく組織全体の情報セキュリティ対策の一環として有効に機能します。

パスワード表示ボタンを無効にする設定手順

Windows 11では、設定アプリからパスワード表示ボタンを無効にする方法と、レジストリを編集して完全に非表示にする方法があります。

レジストリ編集はシステム全体に影響を与えるため、慎重な操作が求められます。

Windows11の設定でパスワード表示ボタンを無効にする

この設定は、Windows Helloのサインインオプションに関連するものです。Windows Helloを使用していない場合でも、この設定でパスワード表示ボタンを無効にできます。

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
  2. アカウント項目へ移動する
    設定ウィンドウの左側メニューから「アカウント」をクリックします。
  3. サインインオプションを開く
    アカウント画面の中央にある「サインインオプション」をクリックします。
  4. 追加設定項目を展開する
    「追加設定」の項目をクリックし、設定オプションを展開します。
  5. パスワード表示ボタンの設定を変更する
    「パスワード入力時にパスワード表示ボタンを表示する」のトグルスイッチを「オフ」に切り替えます。
  6. 設定の適用を確認する
    この変更はすぐに適用されます。次回パスワード入力時にボタンが表示されないことを確認してください。

Windows 10の場合も同様に、設定アプリから「アカウント」→「サインインオプション」に進み、「パスワード」の項目にある「パスワードの表示ボタン」の設定をオフにできます。

レジストリを編集してパスワード表示ボタンを完全に非表示にする

上記の設定アプリからの変更では、一部のアプリケーションでパスワード表示ボタンが残る場合があります。

システム全体で完全に非表示にするには、レジストリの編集が必要です。

レジストリの編集は、誤った操作を行うとシステムが不安定になる可能性があります。必ず事前にバックアップを作成してください。

レジストリ編集前のバックアップ

レジストリ全体または変更するキーのバックアップを取ることで、問題が発生した場合に元に戻せます。

  1. レジストリエディターを起動する
    検索ボックスに「regedit」と入力し、「レジストリエディター」アプリを開きます。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
  3. 保存場所とファイル名を指定する
    「エクスポート範囲」で「すべて」が選択されていることを確認し、任意の保存場所とファイル名(例: registry_backup_yyyymmdd)を指定して「保存」をクリックします。
  4. 特定のキーをエクスポートする
    もし特定のキーのみをバックアップしたい場合は、後述するパスへ移動し、そのキーを右クリックして「エクスポート」を選択します。
  5. バックアップ完了を確認する
    指定した場所に.regファイルが作成されていることを確認します。

レジストリの編集

  1. レジストリエディターを起動する
    検索ボックスに「regedit」と入力し、「レジストリエディター」アプリを開きます。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. 目的のパスへ移動する
    アドレスバーに以下のパスをコピーしてEnterキーを押します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows
  3. 新しいキーを作成する
    「Windows」キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択します。
  4. キーの名前を変更する
    新しく作成されたキーの名前を「System」に変更します。
  5. 「System」キーを選択する
    左側のツリービューで、今作成した「System」キーをクリックして選択します。
  6. 新しいDWORD値を作成する
    右側の空白部分を右クリックし、「新規」→「DWORD 32ビット値」を選択します。
  7. DWORD値の名前を変更する
    新しく作成された値の名前を「DisablePasswordReveal」に変更します。
  8. DWORD値のデータを設定する
    「DisablePasswordReveal」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定して「OK」をクリックします。
  9. レジストリエディターを閉じる
    すべての変更が完了したら、レジストリエディターを閉じます。
  10. PCを再起動する
    設定をシステムに完全に反映させるため、PCを再起動します。

Windows 10でも同じレジストリパスと値で設定できます。再起動後にパスワード入力欄の目玉の記号が非表示になっていることを確認してください。

設定時の注意点とよくある疑問

パスワード表示ボタンの非表示設定を行う際に、いくつか注意すべき点や、発生しやすい疑問があります。

これらの情報を把握しておくことで、スムーズな設定とトラブル回避につながります。

設定が反映されない場合の確認点

設定を変更したにもかかわらず、パスワード表示ボタンが引き続き表示される場合は、以下の点を確認してください。

まず、PCの再起動を試します。レジストリ設定の変更は、再起動後に適用されることが多いためです。

次に、設定アプリとレジストリエディターの両方で設定が正しく行われているかを確認します。

特にレジストリ編集では、キー名や値の名前、値のデータが正確に入力されているかを再確認することが重要です。

また、グループポリシーが適用されているビジネス環境では、個人の設定が上書きされる可能性があります。

Windows10での操作の違い

Windows 10での設定アプリからの操作は、Windows 11とほぼ同じです。

「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」へと進み、「パスワード」の項目内にある「パスワードの表示ボタン」の設定をオフにできます。

レジストリ編集についても、Windows 11と同じパスと値で設定が可能です。

ただし、OSのバージョンやアップデート状況によって、一部の表現や画面構成が異なる場合があります。

基本的な手順は共通していますが、お使いのWindows 10のバージョンに合わせて適宜読み替えてください。

レジストリ編集の注意点と元に戻す方法

レジストリはWindowsの重要な設定情報が格納されているデータベースです。

誤った編集はシステムに深刻な影響を与える可能性があるため、慎重な操作が求められます。

もし設定を元に戻したい場合は、レジストリエディターで作成した「DisablePasswordReveal」のDWORD値を削除するか、値のデータを「0」に変更してください。

バックアップした.regファイルがある場合は、そのファイルをダブルクリックすることで、レジストリを元の状態に戻すこともできます。

不明な点がある場合は、安易な編集は避け、信頼できる情報源を参照するか、IT担当者に相談することが賢明です。

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Windows 11とWindows 10のパスワード表示ボタンの設定方法の比較

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリからの操作 「設定」>「アカウント」>「サインインオプション」>「追加設定」>「パスワード入力時にパスワード表示ボタンを表示する」をオフにする 「設定」>「アカウント」>「サインインオプション」>「パスワード」の項目にある「パスワードの表示ボタン」をオフにする
レジストリ編集による操作 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\SystemDisablePasswordReveal (DWORD 32ビット値) を作成し、値を「1」にする HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\SystemDisablePasswordReveal (DWORD 32ビット値) を作成し、値を「1」にする
適用範囲 OS標準のパスワード入力欄に適用される。一部アプリでは適用されない場合がある OS標準のパスワード入力欄に適用される。一部アプリでは適用されない場合がある
推奨される利用シーン 共有PCや公共の場所での利用、プライバシー保護を重視する場合 共有PCや公共の場所での利用、プライバシー保護を重視する場合

まとめ

この記事では、Windows 11およびWindows 10でパスワード入力欄の「目玉の記号」を非表示にする設定方法を詳しく解説しました。

設定アプリやレジストリを編集することで、パスワードが意図せず表示されるリスクを低減し、よりセキュアなPC利用環境を構築できます。

業務で機密情報を扱うビジネスマンにとって、この設定は情報漏洩防止に役立つでしょう。

今回学んだパスワード表示ボタンの無効化に加え、Windows Helloの生体認証機能の活用も検討し、セキュリティ対策をさらに強化してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。