【Windows】特定の周辺機器が検索一覧に出ない時の探索範囲の広域設定の手順

【Windows】特定の周辺機器が検索一覧に出ない時の探索範囲の広域設定の手順
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業務で使用するプリンターやネットワークストレージなどの周辺機器が、Windowsの検索一覧やデバイス一覧に表示されず困っていませんか。これはWindowsのデバイス探索設定が限定的である場合に発生する問題です。本記事では、周辺機器の探索範囲を広げるための設定手順を解説し、お使いの機器が正しく認識されるように改善します。

このガイドを読むことで、特定の周辺機器が検出されないトラブルを解決し、スムーズな業務遂行が可能になります。Windows 11を基準に説明し、Windows 10での違いも補足しますのでご安心ください。

【要点】周辺機器が検出されない問題の解決策

  • ネットワークプロファイルの変更: ネットワーク上のデバイス探索を許可する「プライベートネットワーク」に切り替えることで、周辺機器の検出を可能にします。
  • ネットワーク探索の有効化: Windowsの設定でネットワーク探索を有効にし、同一ネットワーク内のPCや機器が見つけられるようにします。
  • 関連サービスの起動: 周辺機器の検出に必要なシステムサービスが停止している場合、手動で起動して機能を回復させます。

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周辺機器が検索一覧に表示されない主な原因

Windowsは、接続されている周辺機器を検出するために特定の探索設定を使用します。初期設定ではセキュリティ保護のため、ネットワーク上のデバイス検出が限定的である場合があります。特にプリンターやNAS、IoTデバイスなどネットワーク経由で接続する機器は、この設定の影響を受けやすいです。デバイスの探索設定が適切でないと、Windowsは機器の存在を認識できず、検索一覧に表示されません。また、古いデバイスドライバーやネットワークプロファイルが原因となることもあります。

ネットワーク探索の制限

Windowsのネットワークプロファイルが「パブリックネットワーク」に設定されている場合、セキュリティを強化するためにネットワーク探索機能が無効化されます。これにより、同一ネットワーク内のPCや周辺機器が互いに発見しにくくなります。ビジネス環境では、社内ネットワークを「プライベートネットワーク」として設定し、デバイス間の通信を許可する必要があります。

デバイスドライバーの問題

周辺機器がWindowsに正しく認識されるためには、対応するデバイスドライバーが必要です。ドライバーがインストールされていない、または古いバージョンの場合、機器が機能しないだけでなく、Windowsがその存在を検出できないことがあります。特に新しいOSバージョンへの移行後や、特殊な機能を持つ機器で発生しやすい問題です。

Windowsサービスの状態

デバイスの検出やネットワーク上の共有を管理する特定のWindowsサービスが停止していると、周辺機器が認識されないことがあります。例えば、「Function Discovery Resource Publication」や「SSDP Discovery」といったサービスは、ネットワークデバイスの発見に不可欠です。これらのサービスが適切に動作しているか確認が必要です。

周辺機器の探索範囲を広げるための設定手順

ここでは、Windows 11での設定手順を解説します。Windows 10の場合も基本的な流れは同じですが、一部の画面表示が異なる場合があります。

1. ネットワークプロファイルをプライベートに変更する

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. ネットワークとインターネットに進む
    左側のナビゲーションメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. 接続中のネットワークを選択する
    「Wi-Fi」または「イーサネット」の項目をクリックし、現在接続しているネットワークの名前を選択します。
  4. ネットワークプロファイルを変更する
    「ネットワークプロファイルの種類」の項目で、「プライベートネットワーク」を選択します。これにより、ネットワーク探索が許可されます。

2. ネットワーク探索を有効にする

  1. コントロールパネルを開く
    Windows検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、検索結果から開きます。
  2. ネットワークと共有センターに進む
    表示方法が「カテゴリ」になっている場合は、「ネットワークとインターネット」の下にある「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックします。表示方法が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」の場合は、「ネットワークと共有センター」をクリックします。
  3. 共有の詳細設定の変更に進む
    左側のメニューから「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
  4. プライベートプロファイルのネットワーク探索を有効にする
    「現在のプロファイル」の下にある「プライベート」セクションを展開します。「ネットワーク探索を有効にする」にチェックを入れ、「ファイルとプリンターの共有を有効にする」にもチェックを入れます。
  5. 変更を保存する
    画面下部の「変更の保存」ボタンをクリックして設定を適用します。

3. 関連するWindowsサービスの状態を確認する

  1. サービスマネージャーを開く
    Windows検索ボックスに「サービス」と入力し、検索結果から「サービス」アプリを開きます。
  2. Function Discovery Resource Publicationサービスを確認する
    サービスの一覧から「Function Discovery Resource Publication」を探し、状態が「実行中」になっているか確認します。
  3. サービスを起動または再起動する
    状態が「停止」している場合、そのサービスを右クリックし、「開始」を選択します。すでに実行中の場合は「再起動」を選択します。
  4. SSDP Discoveryサービスを確認する
    同様に「SSDP Discovery」サービスを探し、状態が「実行中」になっていることを確認し、必要に応じて開始または再起動します。
  5. UPnP Device Hostサービスを確認する
    「UPnP Device Host」サービスについても同様に確認し、必要に応じて開始または再起動します。これらのサービスは周辺機器の検出に重要です。

4. デバイスドライバーを更新する

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. 周辺機器のカテゴリを展開する
    「プリンター」「ネットワークアダプター」など、該当する周辺機器のカテゴリを展開します。
  3. ドライバーを更新する
    目的の周辺機器を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。「ドライバーを自動的に検索」を選択するか、メーカーウェブサイトからダウンロードしたドライバーファイルがある場合は「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択して手動でインストールします。

設定変更後も周辺機器が認識されない場合の追加対処

上記の手順を実行しても周辺機器が検出されない場合、以下の点を確認してください。

Windows Defender ファイアウォールが通信をブロックしてしまう

ネットワーク探索を有効にしても、Windows Defender ファイアウォールやサードパーティ製のセキュリティソフトが通信をブロックしている可能性があります。これにより、周辺機器との接続が妨げられます。

  1. Windows Defender ファイアウォールの設定を開く
    Windows検索ボックスに「Windows Defender ファイアウォール」と入力し、検索結果から開きます。
  2. アプリまたは機能を許可する
    左側のメニューから「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
  3. 関連するプログラムを許可する
    リストの中から周辺機器に関連するプログラムや「ネットワーク探索」を見つけ、「プライベート」ネットワークでの通信を許可するチェックボックスをオンにします。
  4. セキュリティソフトを確認する
    サードパーティ製のセキュリティソフトを使用している場合は、その設定画面でネットワーク探索や周辺機器との通信を許可する設定があるか確認し、必要に応じて設定を変更します。一時的に無効にして問題が解決するか試すことも有効です。

デバイスドライバーが見つからない、またはエラーになる

デバイスマネージャーでドライバーの更新を試みても、適切なドライバーが見つからない、またはインストール時にエラーが発生することがあります。これは、Windows標準のドライバーでは対応できない場合や、ドライバーファイルが破損している場合に起こります。

  1. メーカーウェブサイトから専用ドライバーをダウンロードする
    周辺機器のメーカー公式ウェブサイトにアクセスし、お使いのWindowsバージョンに対応する最新のドライバーをダウンロードします。
  2. 互換モードでインストールする
    ダウンロードしたドライバーのインストーラーを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「互換性」タブで「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、以前のWindowsバージョンを選択してインストールを試します。
  3. ドライバーをロールバックする
    以前は正常に動作していた場合、デバイスマネージャーで該当デバイスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「ドライバー」タブで「ドライバーを元に戻す」が利用可能であれば、クリックして以前のバージョンに戻します。

物理的な接続の問題で認識されない

ソフトウェア設定だけでなく、物理的な接続に問題があるために周辺機器が認識されないケースも多く見られます。特にUSB接続やWi-Fi接続の機器で発生しやすいです。

  1. ケーブルの抜き差しを試す
    USBケーブルやイーサネットケーブルを一度抜き、数秒待ってから再度しっかりと差し込みます。異なるUSBポートやLANポートを試すことも有効です。
  2. 電源供給を確認する
    周辺機器に電源アダプターが必要な場合は、正しく接続され、電源が入っているか確認します。電源ランプが点灯しているかも確認してください。
  3. Wi-Fi接続を再設定する
    無線接続の周辺機器の場合、機器側のWi-Fi設定を一度リセットし、Wi-Fiルーターに再接続を試みます。Wi-Fiルーターの再起動も効果的です。

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Windows 11とWindows 10のネットワーク設定画面の違い

項目 Windows 11 Windows 10
設定アプリへのアクセス スタートボタンを右クリックし「設定」を選択 スタートボタンを右クリックし「設定」を選択
ネットワーク設定の場所 「設定」アプリの左側メニューから「ネットワークとインターネット」 「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」
ネットワークプロファイルの種類変更 「設定」→「ネットワークとインターネット」→接続中のネットワーク名をクリック後「ネットワークプロファイルの種類」で選択 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」タブの「プロパティ」をクリック後「ネットワークプロファイル」で選択
共有の詳細設定の場所 コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」 コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」
画面のレイアウト より整理されたモダンなデザインで、左側にカテゴリメニューがある タブ形式や項目が縦に並ぶデザインで、比較的シンプルな表示

まとめ

本記事で解説した探索範囲の広域設定や関連サービスの確認により、Windowsが特定の周辺機器を認識しない問題を解決できたことでしょう。ネットワークプロファイルの変更、ネットワーク探索の有効化、そして関連Windowsサービスの起動は、機器検出の基本設定です。

これらの設定を見直すことで、プリンターやNASなどの周辺機器が検索一覧に表示され、円滑な業務に貢献します。今後同様のトラブルが発生した際や新しい機器を導入する際には、本記事の手順を参考に、適切なネットワーク設定とドライバーの確認を行ってください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。