Windowsパソコンで機内モードのトグルが反応しない、またはグレーアウトして操作できない場合、業務に支障が出ることがあります。
この問題は、無線通信を司る「Radio Management Service」の一時的な停止や不具合が原因で発生するケースが多いです。
この記事では、そのサービスを再起動し、機内モードの不具合を解消する具体的な手順を解説します。
手順に従って操作すれば、機内モードが正常に機能するようになります。
【要点】機内モードのトグル不具合を解消する主要な手順
- サービス管理ツールを開く: Windowsのサービス一覧から目的のサービスを見つけることができます。
- Radio Management Serviceの再起動: 無線通信関連のサービスを一時的に停止し、再度開始することで不具合が改善します。
- ネットワークアダプターの状態を確認: デバイスマネージャーで無線LANアダプターが正常に動作しているか確認します。
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目次
機内モードのトグル不具合が起きる根本的な原因
機内モードのトグルが機能しない主な原因は、Windowsの内部サービスである「Radio Management Service」の不調にあります。
このサービスは、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信デバイスの状態を監視し、機内モードのオンオフを制御する重要な役割を担っています。
サービスが一時的に停止したり、応答しなくなったりすると、OSが無線通信デバイスの状態を正しく認識できなくなります。
その結果、機内モードの切り替えスイッチがグレーアウトしたり、オンオフ操作を受け付けなくなったりする症状が発生します。
また、無線LANドライバーの問題や、Windowsの電力管理設定が原因でサービスが不安定になる場合もあります。
Radio Management Serviceを再起動して不具合を直す手順
ここでは、Radio Management Serviceを再起動して機内モードの不具合を解消する具体的な手順を説明します。
Windows 11を基準に解説しますが、Windows 10でもほぼ同じ手順で操作できます。
- 「サービス」管理ツールを開く
Windowsの検索ボックスに「サービス」と入力し、検索結果に表示される「サービス」アプリをクリックして開きます。
または、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ(Windowsキー + R)に「services.msc」と入力し、Enterキーを押しても開けます。 - 「Radio Management Service」を見つける
サービスの一覧がアルファベット順に並んでいるので、「Radio Management Service」を探して選択します。 - サービスを停止する
「Radio Management Service」を右クリックし、表示されるメニューから「停止」を選択します。
サービスが停止するまで数秒間待ちます。 - サービスを開始する
サービスが停止したことを確認したら、「Radio Management Service」を再度右クリックし、今度は「開始」を選択します。
サービスが正常に開始されたことを確認します。 - 機内モードの動作を確認する
サービス管理ツールを閉じ、Windowsの設定アプリまたはクイック設定パネルを開きます。
機内モードのトグルが操作できるか、正常にオンオフが切り替わるかを確認します。
サービス再起動後も機内モードが直らない場合の対処法
Radio Management Serviceの再起動で問題が解決しない場合、他の要因が影響している可能性があります。
以下の手順を試して、機内モードの不具合をさらに詳しく診断し、解決を目指します。
ネットワークアダプターのドライバーを更新する
無線LANアダプターのドライバーが古い、または破損していると、機内モードの制御に影響を与えることがあります。
ドライバーを更新することで、問題が解決する場合があります。
- デバイスマネージャーを開く
Windowsの検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力し、検索結果からアプリを開きます。
または、スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。 - ネットワークアダプターを展開する
デバイスマネージャーのウィンドウで、「ネットワークアダプター」の項目をクリックして展開します。 - 無線LANアダプターのドライバーを更新する
「Wi-Fi」や「Wireless」といった名前の付く無線LANアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
「ドライバーを自動的に検索」を選択し、最新のドライバーがインストールされるのを待ちます。
もし最新版が見つからない場合は、メーカーのウェブサイトから手動でダウンロードしてインストールすることも検討します。 - デバイスを再インストールする
ドライバーの更新でも改善しない場合、無線LANアダプターを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
アンインストール後、PCを再起動すると、Windowsが自動的にドライバーを再インストールします。
高速スタートアップを無効にする
高速スタートアップは、シャットダウン時に一部のシステム情報を保存し、次回の起動を速くする機能です。
しかし、この機能が原因で、サービスやドライバーの起動が不安定になることがあります。
- コントロールパネルを開く
Windowsの検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、検索結果からアプリを開きます。 - 電源オプションに進む
コントロールパネルの表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に設定し、「電源オプション」をクリックします。 - 高速スタートアップを無効にする
左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックし、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。
「変更の保存」ボタンをクリックして設定を適用し、PCを再起動します。
ネットワークのリセットを実行する
ネットワークリセットは、すべてのネットワークアダプターを削除し、ネットワークコンポーネントを初期設定に戻す機能です。
これまでのトラブルシューティングで解決しない場合に試す最終手段の一つです。
- 設定アプリを開く
スタートボタンをクリックし、「設定」アイコン(歯車のマーク)をクリックして設定アプリを開きます。 - ネットワークとインターネットの設定に進む
左側のナビゲーションメニューから「ネットワークとインターネット」を選択します。 - ネットワークのリセットを実行する
右側のパネルを下にスクロールし、「ネットワークの詳細設定」をクリックします。
さらに下にスクロールし、「ネットワークのリセット」をクリックします。
「今すぐリセット」ボタンをクリックし、確認メッセージで「はい」を選択します。
PCが自動的に再起動しますので、再起動後に機内モードの動作を確認します。
Windowsのシステムファイルを修復する
システムファイルが破損していると、様々なWindows機能に不具合が生じることがあります。
SFCコマンドやDISMコマンドを使って、システムファイルの整合性をチェックし、修復を試みます。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開く
Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力し、表示される「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。 - SFCコマンドを実行する
コマンドプロンプトウィンドウで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
システムファイルの整合性チェックと修復が開始されます。完了までには時間がかかる場合があります。 - DISMコマンドを実行する
SFCコマンドの完了後、続けて「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。
このコマンドは、Windowsイメージの健全性を修復します。完了までにはさらに時間がかかる場合があります。 - PCを再起動する
両方のコマンドが完了したら、PCを再起動し、機内モードの動作を確認します。
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Windows 11とWindows 10の機内モード設定の違い
| 項目 | Windows 11 | Windows 10 |
|---|---|---|
| 設定画面へのアクセス | スタートボタン右クリックメニューから「設定」を選択し、「ネットワークとインターネット」へ進む | スタートボタン右クリックメニューから「設定」を選択し、「ネットワークとインターネット」へ進む |
| クイック設定パネル | タスクバー右端のネットワークアイコンをクリックすると表示される | タスクバー右端の通知アイコン(アクションセンター)をクリックすると表示される |
| 機内モードの項目位置 | 「ネットワークとインターネット」のトップ画面に「機内モード」のトグルがある | 「ネットワークとインターネット」のトップ画面に「機内モード」のトグルがある |
| サービス管理ツール | 「サービス」アプリまたは「services.msc」でアクセス | 「サービス」アプリまたは「services.msc」でアクセス |
| 操作の類似性 | 基本的なトラブルシューティング手順はWindows 10とほぼ同じ | 基本的なトラブルシューティング手順はWindows 11とほぼ同じ |
まとめ
この記事では、Windowsで機内モードのトグルが機能しない際の対処法として、「Radio Management Service」の再起動手順を解説しました。
サービスを再起動することで、多くの機内モード関連の不具合が解消されます。
また、ドライバーの更新や高速スタートアップの無効化、ネットワークのリセット、システムファイルの修復といった追加のトラブルシューティング方法も習得できました。
これらの手順を理解することで、今後同様の無線通信関連のトラブルに直面した際にも、適切に対応できるようになります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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