【Windows】「最近開いた項目」をタスクバーや開始メニューに表示させない設定

【Windows】「最近開いた項目」をタスクバーや開始メニューに表示させない設定
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業務中にWindowsのタスクバーや開始メニューに表示される「最近開いた項目」は、作業効率を高める便利な機能です。

しかし、機密性の高いファイル名が意図せず表示されたり、共有PCでの情報露出が懸念されたりする場面もあります。

この記事では、「最近開いた項目」の表示を停止し、プライバシー保護と作業環境の整理を実現する設定手順を解説します。

【要点】Windowsの「最近開いた項目」の表示を停止する方法

  • 設定アプリでのプライバシー設定: 開始メニューやタスクバーのジャンプリストに表示される「最近開いた項目」の表示を停止します。
  • ファイルエクスプローラーのオプション設定: ファイルエクスプローラーのクイックアクセスに表示される履歴を消去し、今後の表示を停止します。
  • レジストリによる詳細設定: グループポリシーエディターがない環境で、特定の履歴表示を制御します。

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「最近開いた項目」機能の概要と設定のメリット

Windowsの「最近開いた項目」機能は、ユーザーの利便性を高めるために設計されています。

最近アクセスしたファイルやフォルダー、アプリの履歴を自動的に記録し、開始メニューやタスクバーのジャンプリスト、ファイルエクスプローラーのクイックアクセスに表示するものです。

この表示を停止することで、プライバシーの保護、機密情報の意図しない露出防止、共有PCでの情報漏洩リスクの低減が期待できます。

また、開始メニューやタスクバーの表示領域が整理され、よりクリーンな作業環境を維持できます。

機能が提供する情報

この機能は主に以下の場所に履歴を表示します。

  • 開始メニューの「おすすめ」セクションに、最近使用したファイルやアプリが表示されます。
  • タスクバーにピン留めされたアプリを右クリックすると表示されるジャンプリストに、最近開いたファイルやウェブサイトが表示されます。
  • ファイルエクスプローラーのクイックアクセスに、最近使用したファイルとよく使うフォルダーが表示されます。

設定変更の前提条件

これらの設定変更は、Windows 11またはWindows 10が動作しているPCであれば実施できます。

ほとんどの設定は管理者権限を必要としませんが、一部のレジストリ編集には管理者権限が必要です。

「最近開いた項目」の表示を停止する手順

ここでは、Windows 11を基準に「最近開いた項目」の表示を停止する手順を解説します。

Windows 10での違いは適宜補足します。

設定アプリから履歴の表示を停止する

  1. 設定アプリを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。または、Windows+Iキーを押して開きます。
  2. 「プライバシーとセキュリティ」へ移動する
    左側のナビゲーションメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
  3. 「Windowsのアクセス許可」の「全般」を選択する
    右側の「Windowsのアクセス許可」セクションにある「全般」をクリックします。
  4. 「最近開いた項目」の表示をオフにする
    「アプリ起動を追跡して、Windowsのスタートと検索結果の品質を向上させる」のトグルスイッチを「オフ」にします。これにより、開始メニューの「おすすめ」セクションに表示される「最近開いた項目」が非表示になります。
    【Windows 10の場合】
    「設定」>「個人用設定」>「スタート」へ進みます。「スタートメニューまたはタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目をまとめて表示する」を「オフ」にします。
  5. タスクバーのジャンプリスト設定を調整する
    左側のナビゲーションメニューから「個人用設定」を選択し、「スタート」をクリックします。
    「最近開いた項目、ジャンプリスト、ファイルエクスプローラーに表示する」のトグルスイッチを「オフ」にします。これにより、タスクバーのジャンプリストに表示される「最近開いた項目」が非表示になります。
    【Windows 10の場合】
    この設定は「設定」>「個人用設定」>「スタート」に統合されています。

ファイルエクスプローラーの履歴をクリアし表示を停止する

  1. ファイルエクスプローラーを開く
    タスクバーのファイルエクスプローラーアイコンをクリックします。
  2. 「オプション」を開く
    ファイルエクスプローラー上部の「…」メニューをクリックし、「オプション」を選択します。
  3. 「フォルダーオプション」の「全般」タブを選択する
    開いた「フォルダーオプション」ウィンドウで「全般」タブが選択されていることを確認します。
  4. 履歴をクリアする
    「プライバシー」セクションにある「ファイルエクスプローラーの履歴を消去」の「クリア」ボタンをクリックします。これにより、クイックアクセスに表示されていた履歴が消去されます。
  5. 今後の表示を停止する
    「プライバシー」セクションにある「最近使用したファイルをクイックアクセスに表示」と「よく使うフォルダーをクイックアクセスに表示」のチェックボックスを両方ともオフにします。
    「適用」ボタンをクリックし、その後「OK」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。
    【Windows 10の場合】
    「ファイルエクスプローラーの履歴を消去」ボタンと、「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」「よく使うフォルダーをクイックアクセスに表示する」のチェックボックスはWindows 11と同じ場所にあります。

レジストリを編集してジャンプリストの履歴を完全に無効化する

上記の設定で表示を停止できない場合や、より強力に制御したい場合はレジストリを編集します。

レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、事前にバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップは、レジストリエディターのメニューから「ファイル」>「エクスポート」で保存できます。

  1. レジストリエディターを開く
    検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果の「レジストリエディター」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  2. 該当パスへ移動する
    アドレスバーに次のパスをコピー&ペーストしてEnterキーを押します。
    HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
  3. 新しいDWORD値を作成する
    「Advanced」キーを右クリックし、「新規」>「DWORD32ビット値」を選択します。
  4. 値を設定する
    新しい値の名前を「Start_TrackDocs」と入力します。
    作成した「Start_TrackDocs」をダブルクリックし、「値のデータ」を「0」に設定して「OK」をクリックします。
  5. PCを再起動する
    PCを再起動すると、設定が適用されジャンプリストの履歴表示が無効になります。

設定後の注意点と関連トラブル

「最近開いた項目」の表示停止設定を行った後に発生する可能性のある注意点や、関連するトラブルについて説明します。

設定変更がすぐに反映されない場合

設定を変更しても、すぐに表示が更新されないことがあります。

この場合、一度Windowsからサインアウトし、再度サインインすることで設定が適用されることがあります。

完全に反映されない場合は、PCを再起動すると多くの問題が解決します。

特定のアプリケーションの履歴が消えない場合

一部のアプリケーションは、独自の履歴管理機能を持っています。

たとえば、EdgeやOfficeアプリなどは、Windowsの設定とは別に履歴を保持することがあります。

これらのアプリケーションの履歴を消去したい場合は、各アプリケーション内の設定を確認し、履歴をクリアする操作を行ってください。

ファイルエクスプローラーの履歴が完全に消えない場合

ファイルエクスプローラーの履歴をクリアしても、一部のキャッシュデータが残ることがあります。

より完全に履歴を消去したい場合は、ディスククリーンアップツールを使用して一時ファイルを削除したり、システムファイルチェッカーを実行してシステムの状態を診断したりすることを検討してください。

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Windows 11とWindows 10の「最近開いた項目」設定の違い

Windows 11とWindows 10では、「最近開いた項目」に関する設定の名称や配置に違いがあります。

項目 Windows 11 Windows 10
主な設定場所 設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」および「個人用設定」 設定アプリの「個人用設定」
開始メニューの履歴表示設定 「プライバシーとセキュリティ」>「全般」の「アプリ起動を追跡して、Windowsのスタートと検索結果の品質を向上させる」 「個人用設定」>「スタート」の「スタートメニューまたはタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目をまとめて表示する」
タスクバーのジャンプリスト設定 「個人用設定」>「スタート」の「最近開いた項目、ジャンプリスト、ファイルエクスプローラーに表示する」 「個人用設定」>「スタート」の「スタートメニューまたはタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目をまとめて表示する」(開始メニューと共通)
ファイルエクスプローラー履歴設定 ファイルエクスプローラーの「…」>「オプション」>「全般」タブ ファイルエクスプローラーの「表示」タブ>「オプション」>「全般」タブ
レジストリキーのパス HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced(共通)

まとめ

この記事では、Windows 11とWindows 10で「最近開いた項目」の表示を停止する詳細な手順を解説しました。

設定アプリやファイルエクスプローラーのオプション、さらにはレジストリ編集を通じて、プライバシー保護と作業環境の整理が可能になったことでしょう。

業務で機密性の高い情報を扱う場合は、定期的にこれらの設定を確認し、必要に応じて調整することをおすすめします。

これにより、意図しない情報露出のリスクを低減し、より安全なPC利用環境を維持できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。