【Windows】接続時にこのコンピューターは遠隔コンピューターに接続できませんと出る時の原因特定

【Windows】接続時にこのコンピューターは遠隔コンピューターに接続できませんと出る時の原因特定
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リモートデスクトップ接続を試みた際に「このコンピューターは遠隔コンピューターに接続できません」というエラーメッセージが表示され、業務が滞る場面に直面していませんか。

このエラーは、接続先のWindowsの設定不備やネットワーク障害が主な原因です。

この記事では、エラーの根本原因を特定し、リモートデスクトップ接続を確立するための具体的な手順を解説します。

【要点】リモートデスクトップ接続エラーの原因を特定し解決する

  • リモートデスクトップの有効化: 接続先のWindowsでリモートデスクトップ機能が許可されているかを確認します。
  • ファイアウォール設定の確認: Windows Defenderファイアウォールやセキュリティソフトが接続を妨げていないかを確認します。
  • ネットワーク設定の確認: 接続先のIPアドレスやポート番号、ネットワーク接続状態が正しいかを確認します。
  • DNSキャッシュのクリア: DNS解決の問題が原因の場合に、DNSキャッシュをクリアして再接続を試みます。

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リモートデスクトップ接続エラーの根本原因

「このコンピューターは遠隔コンピューターに接続できません」というメッセージは、接続元から接続先への通信が何らかの理由で遮断されていることを示しています。

接続要求自体は行われたものの、接続先のWindowsがその要求に応答できないか、途中でブロックされている可能性が高いです。

主な原因は、リモートデスクトップ機能の無効化、ファイアウォールによる通信遮断、またはネットワーク設定の誤りに集約されます。

接続先のWindowsでリモートデスクトップ機能が無効になっている

接続先のWindowsでリモートデスクトップ機能がオフになっていると、接続要求に応答できません。

この機能はセキュリティ上の理由から、初期設定で無効になっている場合があります。

ファイアウォールが接続をブロックしている

Windows Defenderファイアウォールや、別途導入しているセキュリティソフトが、リモートデスクトップの通信ポートをブロックしていることがあります。

リモートデスクトップは通常、TCPポート3389を使用するため、このポートが閉じられていると接続できません。

ネットワーク設定の問題

接続先のIPアドレスの入力ミス、DNS解決の失敗、または接続先のネットワーク環境におけるポートフォワーディング設定の不足が原因となる場合があります。

特に、インターネット経由での接続では、ルーターの設定が重要です。

接続先のWindowsの電源状態やスリープ設定

接続先のWindowsがシャットダウン、スリープ、または休止状態になっている場合、当然ながらリモート接続はできません。

これらの電源設定がリモート接続の妨げになることがあります。

リモートデスクトップ接続エラーを解決する手順

ここからは、リモートデスクトップ接続エラーの根本原因を特定し、解決するための具体的な手順を解説します。

接続先のWindowsを直接操作できる環境で以下の手順を実行してください。

  1. 接続先のWindowsのリモートデスクトップ設定を確認する
    タスクバーのスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
    左側のメニューから「システム」を選び、「リモートデスクトップ」をクリックします。
    「リモートデスクトップ」のトグルスイッチが「オン」になっていることを確認してください。
    もしオフの場合は、クリックしてオンに切り替えます。
    Windows 10の場合も同様に、「設定」>「システム」>「リモートデスクトップ」で「リモートデスクトップを有効にする」をオンにします。
  2. Windows Defenderファイアウォールの設定を確認する
    スタートボタンを右クリックし、「検索」を選択します。
    検索窓に「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネルを開きます。
    「システムとセキュリティ」>「Windows Defenderファイアウォール」を選択します。
    左側のメニューから「Windows Defenderファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
    表示されるリストの中から「リモートデスクトップ」を見つけ、プライベートとパブリックの両方のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
    もしチェックが入っていない場合は、右上の「設定の変更」をクリックして、チェックを入れます。
  3. ネットワーク接続とIPアドレスを確認する
    接続先のWindowsで、スタートボタンを右クリックし「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
    コマンドプロンプトまたはPowerShellのウィンドウで「ipconfig」と入力し、Enterキーを押します。
    表示される「IPv4アドレス」が接続先のIPアドレスです。このアドレスを正確にメモしてください。
    次に、接続元のWindowsから、メモしたIPアドレスに対して「ping [接続先のIPアドレス]」と入力し、Enterキーを押して接続性をテストします。
    応答がない場合やタイムアウトが表示される場合は、ネットワーク接続自体に問題がある可能性があります。
  4. DNSキャッシュをクリアする
    接続元のWindowsで、スタートボタンを右クリックし「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」を選択します。
    コマンドプロンプトまたはPowerShellのウィンドウで「ipconfig /flushdns」と入力し、Enterキーを押します。
    「DNSリゾルバーキャッシュが正常にフラッシュされました」と表示されれば完了です。
    これにより、DNS解決に関する一時的な問題が解消される場合があります。
  5. 接続先のWindowsの電源設定を確認する
    タスクバーのスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
    左側のメニューから「システム」を選び、「電源とバッテリー」をクリックします。
    「画面とスリープ」の項目で、Windowsがスリープ状態に移行するまでの時間を「なし」または長めに設定します。
    さらに詳細な設定として、コントロールパネルから「電源オプション」を開き、「プラン設定の変更」>「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
    「スリープ」の項目を展開し、「スリープ解除タイマーの許可」が有効になっていることを確認します。

解決後に接続できない場合の追加確認事項

上記の手順を実行してもリモートデスクトップ接続が確立できない場合、さらにいくつかの要因が考えられます。

以下の点を確認し、問題の解決を目指してください。

接続ユーザーの権限が不足している

リモートデスクトップ接続を許可するユーザーが、接続先のWindowsに適切に登録されていない場合があります。

接続先のWindowsで、スタートボタンを右クリックし、「コンピューターの管理」を選択します。

左側のツリーから「ローカルユーザーとグループ」>「グループ」を開きます。

「Remote Desktop Users」グループをダブルクリックし、「追加」をクリックして、リモート接続を許可したいユーザーアカウントを追加します。

追加後、接続を再試行してください。

ネットワークレベル認証 NLA の要件

リモートデスクトップの設定で「ネットワークレベル認証 NLA を使用してリモート接続を許可する」が有効になっている場合、接続元のWindowsもNLAに対応している必要があります。

接続先のWindowsで、設定 > システム > リモートデスクトップ を開き、このオプションのチェック状態を確認してください。

NLAが有効な場合、接続元がNLAに対応していないと接続できません。一時的にNLAを無効にしてテストすることも検討できますが、セキュリティリスクが増加するため注意が必要です。

別のセキュリティソフトがブロックしている

Windows Defenderファイアウォール以外のセキュリティソフト、例えばウイルス対策ソフトやVPNクライアントなどがリモートデスクトップ接続をブロックしている場合があります。

これらのソフトウェアの設定を確認し、リモートデスクトップの通信を許可する設定を追加するか、一時的に無効にして接続をテストしてください。

テスト後に必ずセキュリティソフトを再度有効にすることを忘れないでください。

リモートデスクトップのポート番号が変更されている

リモートデスクトップのデフォルトポートは3389ですが、セキュリティ強化のために変更されている場合があります。

ポート番号が変更されている場合は、接続時に変更後のポート番号を指定する必要があります。

レジストリを編集することで確認できますが、誤った操作はWindowsの動作に影響を与える可能性があるため、事前にバックアップを取ることが重要です。

レジストリのバックアップ手順:

  1. レジストリエディターを開く
    スタートボタンを右クリックし、「検索」を選択します。
    検索窓に「regedit」と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。
    ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. バックアップ対象のキーに移動する
    レジストリエディターの左側ペインで、以下のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp
  3. レジストリキーをエクスポートする
    「RDP-Tcp」を右クリックし、「エクスポート」を選択します。
    任意の場所にファイル名「RDP-Tcp_Backup.reg」などを付けて保存します。
    これにより、万が一問題が発生した場合でも、このファイルを実行するだけで元の状態に戻すことができます。

ポート番号の確認手順:

  1. レジストリエディターでパスに移動する
    バックアップ手順と同様に、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp に移動します。
  2. PortNumberの値を確認する
    右側ペインで「PortNumber」という項目を探します。
    この項目をダブルクリックし、表示形式を「10進数」に切り替えると、現在のポート番号を確認できます。
    デフォルトは「3389」です。

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Windows 11とWindows 10でのリモートデスクトップ設定の違い

Windows 11とWindows 10では、リモートデスクトップの設定画面へのアクセスパスや表示に若干の違いがあります。

ここでは、主な違いを比較表で示します。

項目 Windows 11 Windows 10
リモートデスクトップ設定パス 設定 > システム > リモートデスクトップ 設定 > システム > リモートデスクトップ
有効化スイッチの表示 「リモートデスクトップ」のトグルスイッチ 「リモートデスクトップを有効にする」のトグルスイッチ
ユーザー選択 「リモートデスクトップユーザー」から選択 「リモートデスクトップユーザーの選択」リンクから選択

基本的な機能や設定項目に大きな差はありませんが、画面の配置や文言に違いが見られます。

Windows 11では、より直感的なインターフェースが採用されていることが特徴です。

まとめ

この記事では、Windowsのリモートデスクトップ接続時に発生する「このコンピューターは遠隔コンピューターに接続できません」というエラーの原因特定と解決策について解説しました。

リモートデスクトップの有効化、ファイアウォール設定、ネットワーク設定、ユーザー権限の確認が接続成功の鍵となります。

これらの手順を順に試すことで、遠隔地から安全にWindowsを操作できるようになります。

リモートデスクトップ接続で業務効率を高めるために、ぜひこれらの設定を見直してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。