【Windows】右クリックメニューから「以前のバージョンを復元」などの不要な項目を消す手順

【Windows】右クリックメニューから「以前のバージョンを復元」などの不要な項目を消す手順
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ファイルやフォルダーを右クリックした際に表示されるコンテキストメニューに、業務で使わない項目が多くて困っていませんか。

メニューが長すぎると、目的の操作を見つけるのに時間がかかり、作業効率が低下する原因となります。

この記事では、レジストリを編集して「以前のバージョンを復元」など、不要な項目を削除し、メニューを整理する具体的な手順を解説します。

【要点】右クリックメニューを整理し作業効率を高める

  • 右クリックメニューの整理: 不要な項目を削除しメニューの視認性を高めます。
  • レジストリのバックアップ: 編集前にシステムの状態を保存し万が一のトラブルに備えます。
  • 特定の項目削除: 「以前のバージョンを復元」など業務で使わない項目を個別に非表示にします。

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右クリックメニューの機能と項目が増える背景

Windowsのエクスプローラーでファイルやフォルダーを右クリックすると、コンテキストメニューと呼ばれる操作の一覧が表示されます。このメニューは、対象の項目に対して実行できる特定の機能を素早く利用するためのものです。

メニュー項目は、Windowsの標準機能だけでなく、インストールされたアプリケーションやOneDriveのようなクラウドストレージサービス、BitLockerなどのセキュリティ機能が独自の項目を追加することがあります。これにより、メニューが非常に長くなり、必要な機能を見つけにくくなる場合があります。

「以前のバージョンを復元」機能の概要

「以前のバージョンを復元」は、Windowsのシステム保護機能であるシャドウコピーを利用して、過去のある時点のファイルやフォルダーの状態に戻す機能です。誤ってファイルを変更したり削除したりした場合に役立ちますが、業務環境によってはこの機能を使わないこともあります。

この機能が右クリックメニューに表示されるのは、対応するShell Extension シェル拡張機能がシステムに登録されているためです。Shell Extensionは、エクスプローラーの機能を拡張するためのプログラムで、レジストリと呼ばれるWindowsの設定情報を管理するデータベースにその情報が格納されています。

不要な右クリックメニュー項目を削除する手順

右クリックメニューの項目を削除するには、Windowsのレジストリを編集します。レジストリ編集はシステムに重要な影響を与える操作であるため、必ず事前にバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップ手順

万が一の事態に備え、レジストリ全体をバックアップしておきます。これにより、問題が発生した場合に元の状態に戻すことが可能になります。

  1. レジストリエディターを開く
    Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果から「レジストリエディター」を選択して起動します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は「はい」を選択します。
  2. エクスポート機能を選択する
    レジストリエディターのウィンドウ上部にあるメニューバーから「ファイル」を選択し、ドロップダウンメニューから「エクスポート」を選択します。
  3. バックアップファイルを保存する
    「レジストリファイルの保存」ダイアログが表示されます。「エクスポート範囲」で「すべて」が選択されていることを確認します。任意の場所に保存先を指定し、ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックします。例えば「registry_backup_日付」のように分かりやすい名前を付けます。

「以前のバージョンを復元」を非表示にする手順

ここでは、「以前のバージョンを復元」という項目を右クリックメニューから削除する具体的な手順を説明します。この方法はWindows 11およびWindows 10で有効です。

  1. レジストリエディターを起動する
    Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果から「レジストリエディター」を選択して起動します。
  2. 指定のキーへ移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに以下のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Blocked
    この「Blocked」キーは、特定のShell Extensionをブロックし、右クリックメニューに表示させないための場所です。
  3. 新しい文字列値を作成する
    「Blocked」キーを右クリックし、「新規」から「文字列値」を選択します。
  4. 値の名前を設定する
    新しく作成された文字列値の名前を、以下のグローバル一意識別子 GUID に変更します。
    {5964049C-4D2B-4EB2-AA43-05B8D5618420}
    このGUIDが「以前のバージョンを復元」のShell Extensionの識別子です。値のデータは空のままで問題ありません。
  5. エクスプローラーを再起動する
    レジストリの変更を反映させるには、エクスプローラーの再起動が必要です。タスクバーを右クリックし「タスクマネージャー」を選択します。プロセスの一覧から「エクスプローラー」を探し、右クリックして「再起動」を選択します。
  6. メニューから項目が消えたことを確認する
    任意のファイルやフォルダーを右クリックし、「以前のバージョンを復元」の項目がメニューから消えていることを確認します。

他の不要な項目を非表示にする考え方

上記の手順は、特定のShell ExtensionのGUIDを「Blocked」キーに追加することで、その項目を右クリックメニューから非表示にする汎用的な方法です。同様に、OneDrive関連やBitLocker関連など、他の不要な項目もこの方法で非表示にできる場合があります。

ただし、それぞれの項目に対応するGUIDを正確に特定する必要があります。GUIDはインターネット検索や、レジストリエディター内でShell Extension関連のキーを調査することで見つけられることがあります。例えば、OneDrive関連の「OneDriveへのリンクをコピー」などの項目も、対応するGUIDをBlockedキーに追加することで非表示にできる可能性があります。

操作時の注意点と関連トラブル

レジストリの編集は慎重に行う必要があります。誤った操作はシステムの不安定化や起動不良を引き起こす可能性があるため、以下の点に注意してください。

レジストリ編集の注意点とリスク

レジストリはWindowsの根幹をなす設定情報データベースです。誤ったキーの削除や値の変更は、システムが正常に動作しなくなる原因となります。必ず本記事で紹介した手順に従い、不明なキーや値は触らないようにしてください。編集前には必ずレジストリ全体のバックアップを取得し、いつでも元の状態に戻せるように準備しておくことが重要です。

誤って削除した場合の復元方法

もし誤って必要な項目を削除してしまった場合や、システムが不安定になった場合は、バックアップしたレジストリファイルを使って元の状態に戻すことができます。

  1. レジストリエディターを起動する
    Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果から「レジストリエディター」を選択して起動します。
  2. インポート機能を選択する
    レジストリエディターのウィンドウ上部にあるメニューバーから「ファイル」を選択し、ドロップダウンメニューから「インポート」を選択します。
  3. バックアップファイルを指定する
    「レジストリファイルのインポート」ダイアログが表示されます。手順4-1で保存したレジストリのバックアップファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。これにより、レジストリがバックアップ時点の状態に復元されます。

項目が消えない場合の確認事項

指定したGUIDをBlockedキーに追加しても、右クリックメニューから項目が消えない場合は、以下の点を確認してください。

  • GUIDの入力ミス: 入力したGUIDが正確であるか、大文字と小文字、ハイフンの位置など含め再度確認してください。
  • エクスプローラーの再起動: レジストリの変更を反映させるために、エクスプローラーが正しく再起動されたかを確認します。PC全体の再起動も試してみてください。
  • Windows 11の新しいコンテキストメニュー: Windows 11では、従来のコンテキストメニューとは別に、新しい形式のコンテキストメニューが存在します。今回の「Blocked」キーによる方法は、主に従来のShell Extensionで追加される項目に有効です。新しいコンテキストメニューに表示される項目の中には、この方法では非表示にできないものもあります。それらの項目を削除するには、別のレジストリキーを編集したり、PowerShellなどのツールを利用したりする必要があります。

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Windows 11とWindows 10のコンテキストメニューの削除方法の比較

項目 従来のコンテキストメニュー(Windows 10/11) 新しいコンテキストメニュー(Windows 11のみ)
表示されるOS Windows 10、Windows 11 Windows 11
主な表示項目 Shell Extensionが追加する項目、「以前のバージョンを復元」、「送る」など UWPアプリなどが追加する項目、「ファイルパスをコピー」、「ターミナルで開く」など
削除方法 レジストリの「Blocked」キーにGUIDを追加して非表示にする レジストリの別のキーを編集するかPowerShellで制御が必要な場合がある
今回の手順の適用 有効 一部の項目には適用できない

この記事で解説した手順により、Windowsの右クリックメニューから不要な項目を削除し、より使いやすい状態に整理できました。

メニューの視認性が向上し、ファイル操作の効率を高めることができます。

今回学んだレジストリ編集の知識は、他の不要なShell Extension項目を非表示にする際にも応用可能です。必要に応じてGUIDを特定し、右クリックメニューをさらにカスタマイズしてみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。