【Windows】検索窓に入力した内容をWeb(Bing)に送信させないためのレジストリ設定

【Windows】検索窓に入力した内容をWeb(Bing)に送信させないためのレジストリ設定
🛡️ 超解決

Windowsの検索窓に入力した内容が、意図せずWeb検索エンジン(Bing)に送信されていることに懸念を抱いているビジネスマンは少なくありません。

この動作は、業務中の機密情報入力時などに情報漏洩のリスクを感じさせる場合があります。

この記事では、Windows 11のレジストリ設定を用いて、検索窓からのWeb送信を停止させる具体的な手順を解説し、プライバシー保護とセキュリティ向上を実現します。

【要点】Windows検索のWeb送信を停止させる主要な設定

  • レジストリ編集: 検索窓に入力した内容がWeb検索に送信されるのを停止します。
  • レジストリのバックアップ: レジストリ編集前にシステム全体のバックアップを作成し、予期せぬトラブルに備えます。
  • プライバシー設定の確認: Windowsのプライバシー設定を見直し、クラウドコンテンツの検索を無効化します。

ADVERTISEMENT

Windows検索がWeb検索を行う仕組みと設定の前提

Windowsの検索機能は、パソコン内のファイル検索だけでなく、インターネット上の情報も同時に検索する統合型です。特にWindows 10以降では、Microsoftの検索エンジンであるBingとの連携が強化されています。これにより、検索窓にキーワードを入力すると、ローカルファイルの検索結果と同時にWeb検索の結果も表示される仕組みです。

この統合された検索機能は利便性が高い一方で、入力した内容がインターネット経由でMicrosoftのサーバーに送信される可能性があります。本記事で解説するレジストリ設定は、このWeb検索への送信を停止し、ローカル検索のみに限定することを目的としています。

レジストリ編集はシステムの中核的な設定を変更するため、誤った操作はWindowsの動作に影響を与える恐れがあります。そのため、必ず事前にレジストリのバックアップを取得してから作業を開始してください。

レジストリ編集の注意点とバックアップの重要性

レジストリはWindowsの動作に必要な設定情報が格納されているデータベースです。不適切な編集はシステム不安定化や起動不能の原因となる場合があります。必ずバックアップを作成し、慎重に作業を進めてください。

Windows検索のWeb送信を停止させるレジストリ設定手順

ここでは、Windows 11を基準に、検索窓からのWeb送信を停止するためのレジストリ編集手順を解説します。

  1. レジストリ エディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押します。「ユーザーアカウント制御」のプロンプトが表示された場合は「はい」をクリックして続行します。
  2. レジストリのバックアップを作成する
    レジストリ エディターのウィンドウ上部にあるメニューから「ファイル」をクリックし、「エクスポート」を選択します。「レジストリ ファイルのエクスポート」ダイアログで、エクスポート範囲を「すべて」に設定します。任意の保存場所とファイル名を指定して「保存」をクリックし、レジストリ全体のバックアップファイルを作成します。
  3. レジストリキーの場所へ移動する
    レジストリ エディターの左側ペインで、以下のパスをたどってキーに移動します。
    HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Explorer
    Explorerキーが存在しない場合は、次のステップで作成します。
  4. Explorerキーを作成する(必要な場合)
    「Windows」キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択します。新しいキーの名前を「Explorer」と入力し、Enterキーを押します。
  5. 新しいDWORD(32ビット)値を作成する
    Explorerキーを選択した状態で、右側のペインの何もない場所を右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。
  6. DWORD値の名前とデータを設定する
    作成した新しいDWORD値の名前を「DisableSearchBoxSuggestions」と入力し、Enterキーを押します。その後、「DisableSearchBoxSuggestions」をダブルクリックして「DWORD(32ビット)値の編集」ダイアログを開きます。「値のデータ」欄に「1」と入力し、「OK」をクリックします。
  7. パソコンを再起動する
    レジストリ エディターを閉じ、パソコンを再起動します。これにより、設定変更がシステムに適用されます。

Windows 10での補足事項

Windows 10でも上記と同じレジストリパスとDWORD値で設定可能です。また、Windows 10のバージョンによっては、以下のパスに同様のDWORD値を作成することでWeb検索を無効化できる場合があります。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Search
このパスに「BingSearchEnabled」というDWORD(32ビット)値を作成し、値を「0」に設定する方法も有効です。両方の方法を試す場合は、いずれか一方で効果が見られたら、もう一方の設定は不要です。

レジストリ編集以外のプライバシー設定と注意点

レジストリ編集に加えて、Windowsのプライバシー設定を見直すことで、検索機能のプライバシー保護をさらに強化できます。設定変更後に正しく動作しない場合の対処法も確認しましょう。

クラウドコンテンツの検索が無効にならない場合

レジストリ設定をしてもWeb検索の候補が表示される場合、Windowsのプライバシー設定を確認してください。Windows 11では、「設定」アプリから「プライバシーとセキュリティ」→「検索のアクセス許可」へ進みます。「クラウドコンテンツの検索」セクションで、Microsoftアカウントや仕事用または学校用アカウントの検索を「オフ」に設定します。これにより、OneDriveやEdge履歴など、クラウド上の個人データが検索対象から除外されます。

設定変更がすぐに反映されない場合

レジストリの変更や設定アプリでの調整後、すぐに効果が確認できないことがあります。この場合は、必ずパソコンを再起動してください。再起動することで、システムが新しい設定を読み込み、変更が適用されます。それでも反映されない場合は、レジストリ値が正しく設定されているか、パスが間違っていないか再度確認が必要です。

Microsoftアカウントのプライバシー設定

Web検索の履歴は、Microsoftアカウントに紐付けられている場合があります。Microsoftのプライバシーダッシュボードにアクセスし、検索履歴やアクティビティ履歴を確認・削除することも重要です。この設定は、Windowsデバイスだけでなく、Microsoftアカウント全体に影響します。

ADVERTISEMENT

Windows 11とWindows 10の検索機能の比較

Windows 11とWindows 10では、検索機能の見た目や一部の設定項目に違いがあります。

項目 Windows 11 Windows 10
検索インターフェース スタートメニュー内に統合された検索ボックス タスクバーの検索ボックスまたはスタートメニュー
Web検索との統合 より深く統合され、Bing検索結果が優先的に表示される Bing検索結果が表示されるが、設定で無効化しやすい
プライバシー設定の場所 設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「検索のアクセス許可」 設定アプリの「プライバシー」→「検索のアクセス許可」
レジストリ設定の有効性 DisableSearchBoxSuggestionsが効果的 DisableSearchBoxSuggestionsまたはBingSearchEnabledが効果的

Windows 11では検索機能がスタートメニューに組み込まれ、視覚的な統合が進んでいます。しかし、基本的なプライバシー設定やレジストリによる制御方法は、Windows 10と共通する部分が多いです。

まとめ

本記事で解説したレジストリ設定により、Windowsの検索窓からWeb(Bing)への情報送信を停止できました。

これにより、業務中のプライバシー保護とセキュリティ向上が実現します。

今後は、Windowsの「プライバシーとセキュリティ」設定にある「クラウドコンテンツの検索」も確認し、より堅牢な環境を構築してください。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。