【Windows】セキュリティポリシーの干渉をWSUSサーバー経由から直接DLに切り替えて直す手順 | エラーコード:0x800f0907

【Windows】セキュリティポリシーの干渉をWSUSサーバー経由から直接DLに切り替えて直す手順 | エラーコード:0x800f0907
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Windowsの更新や機能の追加時に、エラーコード0x800f0907が表示され、業務が滞ってしまうことがあります。

このエラーは、主に社内ネットワークで利用されているWSUSサーバーの設定と、ローカルのセキュリティポリシーが干渉している場合に発生します。

この記事では、WSUSサーバー経由の更新設定を一時的に停止し、MicrosoftのWindows Updateサーバーから直接ダウンロードする設定に切り替えて問題を解決する手順を解説します。

この手順を実行することで、エラー0x800f0907を解消し、必要な更新プログラムや機能のインストールが可能になります。

【要点】Windows Updateエラー0x800f0907を解消する主要な手順

  • レジストリのバックアップ: 誤操作によるシステム不安定化を防ぐため、事前にレジストリ全体のバックアップを取得します。
  • グループポリシーエディターでのWSUS設定無効化: 社内WSUSサーバーからの更新適用を一時的に停止し、直接ダウンロードを許可します。
  • レジストリのWSUS関連キー削除: グループポリシーの変更が反映されない場合に、手動でWSUS関連の設定を削除し、強制的にリセットします。
  • Windows Updateサービスのリセット: 更新コンポーネントの状態を初期化し、クリーンな状態で更新処理を再開します。

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Windows Updateエラー0x800f0907が発生する根本的な原因

エラーコード0x800f0907は、Windows Updateのコンポーネントストア破損や、更新サービスの構成に問題がある場合に発生します。

特に、企業環境で利用されるWSUS Windows Server Update Servicesと、ローカルのセキュリティポリシー設定が競合すると、このエラーが出ることが多くあります。

WSUSは社内ネットワーク内でWindows Updateを一元管理するためのシステムです。このWSUSサーバーからの更新が何らかの理由でブロックされたり、ポリシー設定が不整合を起こしたりすると、必要な更新プログラムや機能がインストールできなくなります。

この状況を解消するには、一時的にWSUSサーバー経由の更新を停止し、MicrosoftのWindows Updateサーバーから直接ダウンロードする設定に変更することが有効な対処法です。

WSUSサーバー経由の更新を停止し直接ダウンロードに切り替える手順

この手順にはレジストリの編集が含まれます。誤った操作はシステムに深刻な影響を与える可能性がありますので、必ず事前にレジストリのバックアップを取得してください。

  1. レジストリのバックアップを取得する
    タスクバーの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果の「レジストリエディター」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
    レジストリエディターが開いたら、「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。エクスポート範囲で「すべて」を選択し、任意の場所に分かりやすい名前を付けて保存します。
  2. グループポリシーエディターを開く
    タスクバーの検索ボックスに「gpedit.msc」と入力し、検索結果の「グループポリシーの編集」をクリックして開きます。
  3. WSUS関連のポリシー設定を無効にする
    グループポリシーエディターの左ペインで、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」の順に展開します。
    右ペインで以下の二つの設定を「未構成」または「無効」に設定します。

    • 自動更新を構成する: この設定をダブルクリックし、「未構成」または「無効」を選択して「適用」→「OK」をクリックします。
    • イントラネットのMicrosoft更新サービスの場所を指定する: この設定をダブルクリックし、「未構成」または「無効」を選択して「適用」→「OK」をクリックします。
  4. レジストリキーを削除する
    レジストリエディターに戻り、以下のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
    「WindowsUpdate」キーを右クリックし、「削除」を選択します。確認メッセージが表示されたら「はい」をクリックして削除します。
    次に、以下のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
    「AU」キーを右クリックし、「削除」を選択します。確認メッセージが表示されたら「はい」をクリックして削除します。
  5. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  6. Windows Update関連サービスを停止する
    コマンドプロンプトに以下のコマンドを一行ずつ入力し、Enterキーを押して実行します。
    net stop wuauserv
    net stop bits
    net stop cryptSvc
    net stop msiserver
  7. 更新キャッシュフォルダーをリネームする
    以下のコマンドを一行ずつ入力し、Enterキーを押して実行します。
    ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
    ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
  8. Windows Update関連サービスを開始する
    以下のコマンドを一行ずつ入力し、Enterキーを押して実行します。
    net start wuauserv
    net start bits
    net start cryptSvc
    net start msiserver
  9. コマンドプロンプトを閉じる
    コマンドプロンプトのウィンドウを閉じます。
  10. PCを再起動する
    PCを再起動して、変更をシステムに適用します。
  11. Windows Updateを再試行する
    PC再起動後、「設定」→「Windows Update」を開き、更新プログラムのチェックを再試行します。

セキュリティポリシー変更時の注意点と追加の対処法

グループポリシーエディターが見つからない場合

Windows 11 HomeエディションやWindows 10 Homeエディションでは、グループポリシーエディターは標準で利用できません。

この場合は、レジストリを直接編集するか、コマンドプロンプトから特定のコマンドを実行することで同様の設定変更が可能です。

しかし、レジストリの直接編集は専門知識が必要であり、誤った操作はシステムに重大な影響を及ぼす可能性があります。そのため、Homeエディションをご利用の場合は、IT管理者や詳しい方への相談をお勧めします。

レジストリキーを削除できない場合

レジストリキーの削除時にアクセス拒否のエラーが表示されることがあります。これは、該当のキーに対するアクセス権限が不足しているためです。

対処法:

  1. レジストリキーの所有権を変更する
    レジストリエディターで削除したいキーを右クリックし、「アクセス許可」を選択します。
  2. 所有者を変更する
    「セキュリティ」タブの「詳細設定」をクリックします。「所有者」の横にある「変更」をクリックし、自分のユーザーアカウント名を入力して「名前の確認」をクリックします。
  3. フルコントロールの権限を付与する
    所有者を変更したら、アクセス許可のウィンドウに戻り、自分のユーザーアカウントを選択して「フルコントロール」のチェックボックスにチェックを入れ、「適用」→「OK」をクリックします。
  4. キーを再削除する
    権限変更後、再度レジストリキーの削除を試します。

再起動後もエラーが解消しない場合

上記の手順を実行してもエラー0x800f0907が解決しない場合は、システムファイルに破損がある可能性があります。

対処法:

  1. DISMコマンドとSFCコマンドを実行する
    コマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを一行ずつ入力して実行します。
    DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
    sfc /scannow
    これらのコマンドは、システムイメージを修復し、破損したシステムファイルを置き換えます。
  2. Windows Updateトラブルシューターを実行する
    「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティングツール」の順に進みます。
    「Windows Update」の横にある「実行」をクリックし、画面の指示に従ってトラブルシューティングを進めます。

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WSUS経由と直接ダウンロードのWindows Update比較

項目 WSUS経由の更新 直接ダウンロードの更新
管理 IT管理者が更新プログラムを一元管理 個々のPCがMicrosoftサーバーから直接更新
更新速度 社内ネットワークの速度に依存し、遅延の可能性あり インターネット回線速度に依存し、比較的早い
セキュリティ 社内ポリシーに基づき、テスト済みの更新が適用 Microsoftから最新の更新が直接提供
適用環境 企業や組織などの大規模環境向け 個人ユーザーや小規模オフィス向け

まとめ

この記事で解説した手順により、Windows Updateのエラーコード0x800f0907を解消し、必要な更新プログラムや機能のインストールが正常に行えるようになったはずです。

一時的にWSUSサーバー経由の更新を停止し、直接ダウンロードに切り替えることで、セキュリティポリシーの干渉が原因のトラブルを回避できました。

今後の更新管理については、IT管理者と相談し、グループポリシー設定をWSUS環境に戻すか、継続して直接ダウンロードを利用するかを検討することをお勧めします。

定期的なシステムメンテナンスとして、DISMコマンドやSFCコマンドの実行も有効活用できます。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。