【Windows】サインイン画面にシステムの内部番号を常に表示させて管理する手順

【Windows】サインイン画面にシステムの内部番号を常に表示させて管理する手順
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複数のWindowsパソコンを管理する際、どのPCがどのバージョンか一目で判別できず、情報確認に手間取ることがありませんか。特にトラブルシューティング時には、OSの正確なビルド番号が重要になる場面が多々あります。

Windowsのサインイン画面にシステムの内部番号(ビルド番号)を常に表示させることで、これらの課題を解決できます。

この記事では、レジストリを編集してサインイン画面にビルド番号を表示させる詳細な手順を解説します。

【要点】サインイン画面にビルド番号を表示する方法

  • レジストリ編集: サインイン画面にWindowsのビルド番号を表示し、PCを識別しやすくします。
  • レジストリのバックアップ: 編集前にレジストリ全体または変更箇所のバックアップを取得し、安全に作業を進めます。
  • 再起動による反映: レジストリ変更後はPCを再起動することで、設定がサインイン画面に適用されます。

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サインイン画面にビルド番号を表示する意義

Windowsのサインイン画面にシステムのビルド番号を表示する機能は、特に企業環境や複数のPCを運用する場面で非常に有用です。この設定を有効にすると、ユーザーがサインインする前の画面に、現在稼働しているWindowsのバージョンとビルド番号が明確に表示されます。

これにより、どのPCがどのWindowsの更新プログラムを適用しているか、あるいは特定の機能アップデートが適用済みであるかを視覚的に素早く判断できます。システムのバージョンが異なるPCが混在する環境では、トラブルシューティングやサポート対応時に、対象PCのOS情報を即座に把握することが可能です。

この設定は、Windowsの設定アプリからは変更できないため、システムの詳細な設定を管理するレジストリエディターを用いて行います。管理者権限を持つユーザーのみがこの変更を行えます。

サインイン画面にシステムのビルド番号を表示する手順

サインイン画面にWindowsのビルド番号を表示させるには、レジストリの編集が必要です。レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、作業前に必ずバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップを取得する

  1. レジストリエディターを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。名前に「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして続行します。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左上にある「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
  3. バックアップファイルを保存する
    エクスポート範囲で「すべて」が選択されていることを確認し、任意の保存場所に分かりやすいファイル名(例:reg_backup_日付)を付けて保存します。ファイルの種類は「登録ファイル(*.reg)」のままにします。

サインイン画面にビルド番号を表示するレジストリを編集する

  1. 目的のレジストリキーに移動する
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスをたどります。
    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion
  2. 新しいDWORD値を作成する
    「CurrentVersion」キーを選択した状態で、右ペインの空白部分を右クリックします。「新規」にカーソルを合わせ、「DWORD(32ビット)値」を選択します。
  3. 値の名前を変更する
    新しく作成された値の名前を「DisplayBuildNumber」に変更します。
  4. 値のデータを変更する
    作成した「DisplayBuildNumber」をダブルクリックします。「値のデータ」を「1」に変更し、「OK」をクリックします。
  5. レジストリエディターを閉じる
    レジストリエディターのウィンドウを閉じます。
  6. PCを再起動する
    変更を適用するために、Windowsを再起動します。再起動後、サインイン画面にシステムのビルド番号が表示されることを確認してください。

レジストリ編集時の注意点と設定反映のヒント

レジストリの編集はWindowsの安定性に直接影響を与える可能性があります。誤った操作はシステムが起動しなくなるなどの深刻な問題を引き起こすことがあるため、慎重な作業が求められます。

レジストリ編集の重要性とバックアップの必要性

レジストリはWindowsの動作に必要な設定情報を格納するデータベースです。ここに格納されている情報は非常に多岐にわたり、一つでも誤った変更があると、特定の機能が動作しなくなったり、最悪の場合、Windowsが起動できなくなることもあります。

そのため、レジストリを編集する前には必ずバックアップを取得してください。万が一問題が発生した場合でも、バックアップデータがあれば元の状態に戻すことが可能になります。バックアップファイルは、USBメモリなどの外部ストレージにも保存しておくことを推奨します。

設定がすぐに反映されない場合の対処法

レジストリの変更は、通常、PCの再起動後に適用されます。変更を保存した後、必ずPCを再起動してください。

もし再起動後もサインイン画面にビルド番号が表示されない場合は、以下の点を確認してください。

  1. レジストリキーのパスを確認する
    「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion」のパスが正確であることを確認します。
  2. 値の名前とデータを確認する
    作成したDWORD(32ビット)値の名前が「DisplayBuildNumber」であり、その「値のデータ」が「1」になっていることを再確認します。
  3. 管理者権限で実行したか確認する
    レジストリエディターが管理者権限で実行されていることを確認します。

Windows 10での操作の違い

Windows 10でも、サインイン画面にビルド番号を表示させる手順はWindows 11とほぼ同じです。同じレジストリパス「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion」に「DisplayBuildNumber」というDWORD(32ビット)値を作成し、「値のデータ」を「1」に設定することで機能が有効になります。

両OS間での手順に大きな違いはありませんので、Windows 10をご利用の場合も上記の手順を適用できます。

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サインイン画面表示とシステム情報確認方法の比較

項目 レジストリ編集によるサインイン画面表示 設定画面からのシステム情報確認
表示場所 サインイン画面 設定アプリのシステム画面
即時性 PC起動時、サインイン前に確認可能 サインイン後に設定アプリを開いて確認
対象ユーザー 全てのユーザーがサインイン前に確認 サインイン済みのユーザー自身が確認
変更難易度 レジストリ編集が必要、管理者権限必須 設定アプリから簡単に確認可能
管理上のメリット 複数PCのバージョンを一目で識別、初期トラブル対応に有効 自身のPCの詳細情報を確認

この記事では、Windowsのサインイン画面にシステムのビルド番号を表示する方法を詳しく解説しました。

この設定により、複数のPCを管理する際のバージョン確認や、トラブルシューティング時の情報収集がより効率的になります。

レジストリ編集後は必ずPCを再起動し、設定が正しく反映されているか確認してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。