【Windows】サインイン画面のメッセージを編集して緊急連絡先を表示させる手順

【Windows】サインイン画面のメッセージを編集して緊急連絡先を表示させる手順
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業務用のWindowsパソコンを紛失した際、緊急連絡先をサインイン画面に表示させたいと考えるビジネスマンは多いでしょう。この機能を使えば、PCを拾った人があなたに連絡を取るための情報を、サインインせずに確認できます。

セキュリティ意識の向上や情報伝達の強化にも役立つこの設定は、レジストリエディターを使って簡単に行えます。

この記事では、Windows 11のサインイン画面に任意のメッセージを表示させる具体的な手順を解説します。

【要点】Windowsサインイン画面に緊急連絡先を表示する手順

  • レジストリのバックアップ: レジストリ編集前に必ず現在の設定をバックアップし、安全を確保する。
  • レジストリエディターでの設定: サインイン画面に表示するメッセージのタイトルと本文を、レジストリエディターで設定する。
  • メッセージの活用: PC紛失時の連絡先やセキュリティ警告を表示し、情報伝達を強化する。

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Windowsサインイン画面メッセージ機能の概要

Windowsのサインイン画面にメッセージを表示する機能は、PCの起動時やロック解除時に、ユーザーへの重要な情報伝達を可能にします。

この機能は、PCの所有者情報、緊急時の連絡先、またはセキュリティに関する注意喚起など、さまざまな目的で活用されます。

特に企業環境では、従業員へのセキュリティポリシーの周知や、紛失したPCの返還を促す手段として有効です。

設定は主にレジストリエディターを通じて行い、指定したタイトルと本文がサインイン画面に表示されます。

サインイン画面メッセージの設定手順

ここでは、Windowsのサインイン画面に表示されるメッセージを設定する手順を解説します。レジストリを編集するため、誤操作に備えて事前にバックアップを取得することを推奨します。

レジストリのバックアップ手順

レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、作業前に必ずバックアップを取得してください。

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら、「はい」を選択します。
  2. レジストリをエクスポートする
    レジストリエディターの画面上部にある「ファイル」メニューをクリックします。ドロップダウンメニューから「エクスポート」を選択します。
  3. バックアップファイルを保存する
    「レジストリファイルの保存」ダイアログが表示されます。左側のペインで保存場所を選択し、任意のファイル名を入力します。エクスポート範囲は「すべて」が選択されていることを確認し、「保存」ボタンをクリックします。これで現在のレジストリの完全なバックアップが作成されます。

サインイン画面メッセージの編集手順

レジストリのバックアップが完了したら、サインイン画面のメッセージ設定に進みます。この手順はWindows 11とWindows 10で共通です。

  1. レジストリエディターを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら、「はい」を選択します。
  2. 指定のパスへ移動する
    レジストリエディターの左側のペインで、以下のパスを順に展開します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
  3. メッセージタイトルを設定する
    「System」キーを選択した状態で、右側の空白部分を右クリックします。「新規」にカーソルを合わせ、「文字列値」を選択します。新しい文字列値の名前を正確に「LegalNoticeCaption」と入力し、Enterキーを押します。
  4. タイトル値を編集する
    作成した「LegalNoticeCaption」をダブルクリックします。「文字列の編集」ダイアログの「値のデータ」欄に、サインイン画面に表示したいメッセージのタイトルを入力します。例えば「PC紛失時の連絡先」などと入力し、「OK」をクリックします。
  5. メッセージ本文を設定する
    再度、右側の空白部分を右クリックし、「新規」から「文字列値」を選択します。新しい文字列値の名前を正確に「LegalNoticeText」と入力し、Enterキーを押します。
  6. 本文値を編集する
    作成した「LegalNoticeText」をダブルクリックします。「文字列の編集」ダイアログの「値のデータ」欄に、サインイン画面に表示したいメッセージの本文を入力します。例えば「このPCを拾われた方は、以下の電話番号にご連絡ください: 090-XXXX-XXXX」などと入力し、「OK」をクリックします。
  7. 設定を適用する
    レジストリエディターを閉じます。設定を反映させるために、PCを再起動するか、一度サインアウトして再度サインインしてください。サインイン画面に設定したメッセージが表示されることを確認します。

サインイン画面メッセージ設定時の注意点

サインイン画面のメッセージ設定には、いくつかの注意点があります。設定が反映されない場合や、表示に問題がある場合の対処法を理解しておきましょう。

設定が反映されない場合

レジストリを編集してもメッセージが表示されない場合は、以下の点を確認してください。

  1. レジストリパスの確認: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System のパスが正しいか、再度確認します。
  2. 値の名前の確認: 作成した文字列値の名前が「LegalNoticeCaption」と「LegalNoticeText」と完全に一致しているか確認します。大文字小文字も区別されます。
  3. PCの再起動: レジストリの変更は、PCの再起動またはサインアウト・サインインによって適用されることが多いです。必ず一度PCを再起動してみましょう。

メッセージが長すぎる場合

サインイン画面のメッセージ表示領域には限りがあります。メッセージが長すぎると、一部が表示されないことがあります。

特に本文は、スクロールバーが表示されないため、画面に収まるように簡潔にまとめることが重要です。

緊急連絡先など、本当に必要な情報のみに絞り込み、分かりやすい表現を心がけましょう。

グループポリシーとの競合

企業環境など、グループポリシーが適用されているPCでは、レジストリで設定した内容がグループポリシーによって上書きされることがあります。

もしグループポリシーで同様の設定がされている場合、レジストリの直接編集よりもグループポリシーの設定が優先されます。

この場合は、システム管理者に相談し、グループポリシーでの設定変更を依頼する必要があります。

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サインイン画面メッセージの活用メリットとデメリット

項目 メリット デメリット
情報伝達 PCの電源投入直後に重要な情報を視認できる 表示できる情報量に制限がある
セキュリティ 紛失時の連絡先提示でPC返還の可能性を高める 個人情報や機密情報を表示すると情報漏洩のリスクがある
管理 緊急連絡先や注意喚起を効果的に表示できる 設定にはレジストリ編集が必要で、誤操作のリスクがある

Windowsのサインイン画面にメッセージを設定することで、PCの紛失時や緊急時に役立つ情報を効果的に表示できます。

レジストリのバックアップを忘れずに行い、本記事の手順に沿って正確に設定を進めましょう。

この機能を活用し、あなたのPCのセキュリティ対策や情報共有を強化してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。