【Windows】特定のソフトだけ「ライトモード」で起動させる互換性のための設定手順

【Windows】特定のソフトだけ「ライトモード」で起動させる互換性のための設定手順
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Windows11/10をダークモードで利用しているビジネスマンは多いでしょう。しかし、一部の古い業務ソフトや特定のアプリケーションはダークモードに対応しておらず、表示が崩れたり文字が見えにくくなったりする互換性の問題に直面することがあります。

このような状況で、特定のソフトをライトモードに近い状態で利用したいと考える方もいるでしょう。この記事では、互換性確保のために特定のソフトをライトモードで起動させるための設定手順を解説します。

この記事を読み終えることで、問題のあるソフトを快適に利用できるようになります。

【要点】特定のアプリをライトモードで起動させるための設定

  • レジストリの編集: システム全体のアプリテーマをライトモードに切り替えることで、互換性の問題を解消します。
  • レジストリのバックアップ: 重要な設定変更の前に、現在のレジストリ状態を安全に保存します。
  • アプリごとの設定確認: システムテーマ変更後も、一部のアプリで独自のテーマ設定を調整できます。

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アプリごとのテーマ設定が必要な理由

Windows11/10は、システム全体でライトモードとダークモードのテーマを切り替えられます。このシステムテーマ設定は、多くのモダンなアプリケーションにも自動的に適用される仕組みです。

しかし、すべてのアプリケーションがこのシステムテーマに完全に対応しているわけではありません。特に古いバージョンのソフトウェアや、特定の開発フレームワークで作成されたアプリケーションは、ダークモードで起動するとテキストやアイコンが見えにくくなる、あるいはレイアウトが崩れるといった表示上の問題が発生することがあります。

このような互換性の問題を解消するために、特定のアプリケーションをライトモードで動作させたいという要望が生じます。Windowsには特定のアプリだけをテーマ変更する直接的な機能はありませんが、システム全体のアプリテーマを調整することで、問題のあるアプリをライトモードで利用できるようにします。

システムテーマとアプリの連動

Windowsの設定でテーマを「ライト」または「ダーク」に設定すると、多くのアプリはその設定に従います。これはアプリがOSからテーマ情報を取得し、自身の表示に反映するためです。

しかし、アプリによってはこのOSからのテーマ情報を参照しない、または独自のテーマ設定を優先するものも存在します。そのため、システムテーマをダークモードにしていても、特定のアプリだけが正常に表示されない状況が起こり得ます。

特定のアプリをライトモードで起動させる詳細な手順

特定のアプリをライトモードで起動させるには、Windowsのレジストリを編集し、システム全体のアプリテーマをライトモードに設定します。これにより、ほとんどのアプリケーションがライトモードで起動するようになります。レジストリの編集は慎重に行ってください。

レジストリのバックアップ手順

レジストリの編集前に、必ず現在のレジストリ設定をバックアップしてください。これにより、問題が発生した場合に元の状態に戻せます。

  1. レジストリエディターを開く
    Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果から「レジストリエディター」を選択します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左側ペインで「コンピューター」を選択します。メニューバーの「ファイル」をクリックし、「エクスポート」を選択します。
  3. バックアップファイルを保存する
    エクスポート範囲で「すべて」が選択されていることを確認します。任意の場所にバックアップファイル名を付けて保存します。例えば「reg_backup_日付.reg」のように保存します。

システム全体のアプリテーマをライトモードにする手順

レジストリを編集して、システム全体のアプリテーマをライトモードに設定します。これにより、互換性の問題がある特定のアプリもライトモードで起動する可能性が高まります。

  1. レジストリエディターを開く
    Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果から「レジストリエディター」を選択します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  2. 対象のキーに移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに「HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize」と入力し、Enterキーを押します。
  3. AppsUseLightThemeの値を変更する
    右側のペインで「AppsUseLightTheme」という名前のDWORD値を探します。もし存在しない場合は、右クリックして「新規」から「DWORD 32ビット値」を選択し、「AppsUseLightTheme」という名前で作成します。
  4. 値を「1」に設定する
    「AppsUseLightTheme」をダブルクリックします。値のデータを「1」に設定し、「OK」をクリックします。値「1」はライトモードを意味します。
  5. SystemUsesLightThemeの値を変更する
    同様に、右側のペインで「SystemUsesLightTheme」という名前のDWORD値を探します。もし存在しない場合は、右クリックして「新規」から「DWORD 32ビット値」を選択し、「SystemUsesLightTheme」という名前で作成します。
  6. 値を「1」に設定する
    「SystemUsesLightTheme」をダブルクリックします。値のデータを「1」に設定し、「OK」をクリックします。値「1」はシステムUIのライトモードを意味します。
  7. パソコンを再起動する
    レジストリの変更をシステムに適用するために、パソコンを再起動します。

再起動後、システムUIおよびほとんどのアプリケーションがライトモードで起動するようになります。これにより、互換性の問題があった特定のアプリもライトモードで表示され、問題が解消される可能性が高まります。

アプリのテーマ設定に関する注意点とトラブルシューティング

レジストリを編集してシステム全体のアプリテーマをライトモードに変更した後も、いくつかの注意点やトラブルが発生する可能性があります。ここでは、それらの対処法を解説します。

レジストリ変更が反映されない場合

レジストリの値を変更しても、すぐにシステムやアプリに反映されないことがあります。この場合、以下の対処法を試してください。

原因: レジストリの変更は、OSやアプリケーションがその値を読み込んだ後に適用されます。アプリが既に起動している場合や、OSがすぐに変更を認識しない場合があります。

  1. 対象アプリを完全に終了して再起動する
    タスクマネージャーを開き、問題のアプリのプロセスを終了させてから再度起動します。
  2. Windowsを再起動する
    パソコン全体の再起動は、すべてのシステム設定をリフレッシュする最も確実な方法です。

すべてのアプリで効果がない場合

レジストリを編集しても、一部のアプリがライトモードにならないことがあります。これはアプリ自体の設計によるものです。

原因: アプリがWindowsのシステムテーマ設定に従わず、独自のテーマ設定を持っている場合があります。または、テーマ機能自体が実装されていないアプリもあります。

  1. アプリ側の設定を確認する
    問題のアプリ内に、テーマや表示モードに関する設定項目がないか確認します。多くのモダンなアプリは、アプリ独自のテーマ設定を持っています。
  2. 開発元に問い合わせる
    アプリの動作に関する詳細な情報は、開発元が提供しているサポート情報やFAQで確認できます。

Windows 10との操作の違い

Windows 10とWindows 11では、ユーザーインターフェースに若干の違いがありますが、レジストリ編集によるテーマ設定の手順は基本的に同じです。

違い: レジストリエディターの起動方法や見た目に大きな違いはありません。Windows 10でも同じレジストリキーと値を使用して、システム全体のアプリテーマをライトモードに設定できます。

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システム全体のテーマ設定とアプリごとのテーマ設定の比較

Windowsのテーマ設定には、システム全体に適用されるものと、一部のアプリが独自に持つものがあります。それぞれの特徴を比較します。

項目 システム全体のテーマ設定 アプリごとの独自テーマ設定
適用範囲 WindowsのUIと、システムテーマに従うほとんどのアプリ そのアプリに限定して適用される
設定方法 Windowsの設定アプリ、またはレジストリ編集 アプリ内の設定メニューから変更
主な用途 OS全体の一貫した見た目を設定する アプリ固有の表示設定や、システムテーマとの非互換性に対応する
メリット 一括で多くのアプリのテーマを変更できる システムテーマとは独立して、特定のアプリの見た目を調整できる
デメリット 特定のアプリだけを変更できない すべてのアプリが対応しているわけではない

まとめ

この記事では、Windows11/10で特定のソフトがダークモードで表示に問題を起こす場合に、レジストリを編集してシステム全体のアプリテーマをライトモードにする手順を解説しました。

これにより、互換性の問題があったアプリケーションもライトモードで起動し、業務をスムーズに進められるようになります。レジストリのバックアップを忘れずに行い、慎重に設定を進めてください。

設定が完了したら、問題のアプリを起動して表示が改善されているか確認しましょう。もし他のアプリがダークモードに戻したい場合は、そのアプリ内の設定を確認してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。