【Windows】Windows標準のVPNクライアントを使ってリモートワーク用サーバーへ接続する手順

【Windows】Windows標準のVPNクライアントを使ってリモートワーク用サーバーへ接続する手順
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リモートワーク中に社内ネットワークのファイルサーバーやシステムにアクセスできず、業務が滞ってしまうことはありませんか。

Windows標準のVPNクライアントを使えば、追加のソフトウェアなしで安全に社内リソースへ接続できます。

この記事では、Windows 11を基準にVPN接続の設定から利用までの詳細な手順を解説します。

Windows 10での違いにも触れているため、お使いの環境に合わせて設定を進められます。

【要点】WindowsVPNクライアントによるリモート接続のポイント

  • VPNプロファイルの作成: 接続先サーバー情報を登録し、VPN接続の準備を行います。
  • VPN接続の実行: 作成したプロファイルを選択し、セキュアな社内ネットワークへ接続します。
  • Windows10との設定: Windows 10でのVPN設定画面の差異を理解し、適切な操作を行います。

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Windows標準VPNクライアントの概要と利用メリット

VPNバーチャルプライベートネットワークは、インターネット上に仮想的な専用回線を構築し、安全な通信を可能にする技術です。

Windows標準のVPNクライアントは、追加のソフトウェアをインストールすることなく、このVPN接続を設定し利用できます。

これにより、リモートワーク環境からでも、社内ネットワーク内のファイルサーバーや業務システムに安全にアクセスできます。

利用の前提条件として、接続先のVPNサーバーに関する情報が必要です。具体的には、VPNサーバーのIPアドレスまたはホスト名、VPNの種類プロトコル、そしてユーザー認証情報ユーザー名とパスワードなどを事前に準備してください。

Windows 11でVPN接続を設定する詳細手順

ここでは、Windows 11を基準にVPN接続を設定し、利用する手順を解説します。

事前にネットワーク管理者から提供されたVPN接続情報を手元に用意してください。

  1. VPN設定画面を開く
    Windowsのスタートボタンをクリックし、「設定」アイコンを選択します。
    設定画面の左側メニューから「ネットワークとインターネット」を選びます。
    右側のオプションから「VPN」をクリックして開きます。
  2. VPNプロファイルを追加する
    VPN画面の上部にある「VPN接続を追加」ボタンをクリックします。
    「VPNプロファイルの追加」画面が表示されるので、以下の項目を入力します。
    VPNプロバイダー: 「Windowsビルトイン」を選択します。
    接続名: 任意でVPN接続を識別しやすい名前を入力します。例えば「会社VPN」などです。
    サーバー名またはアドレス: ネットワーク管理者から提供されたVPNサーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
    VPNの種類: サーバーで設定されているVPNプロトコルを選択します。PPTP、L2TP/IPsec、SSTP、IKEv2などがあります。不明な場合は「自動」を選択するか、管理者に確認します。
    サインイン情報の種類: 「ユーザー名とパスワード」を選択します。
    ユーザー名 オプション: 接続時にユーザー名を毎回入力する場合は空欄にします。常に同じユーザー名を使用する場合は入力しておきます。
    パスワード オプション: 接続時にパスワードを毎回入力する場合は空欄にします。常に同じパスワードを使用する場合は入力しておきます。
    すべての入力が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。
  3. VPNに接続する
    VPN設定画面に戻り、先ほど追加したVPN接続プロファイルを見つけます。
    プロファイル名の右側にある「接続」ボタンをクリックします。
    ユーザー名とパスワードの入力を求められた場合は、正確に入力し「OK」をクリックします。
    VPN接続が確立されると、プロファイル名の横に「接続済み」と表示されます。
  4. VPN接続を切断する
    VPN接続を終了する場合は、VPN設定画面で接続中のプロファイルを選択します。
    プロファイル名の右側にある「切断」ボタンをクリックします。
    これにより、VPN接続が解除され、通常のインターネット接続に戻ります。

Windows 10でのVPN設定画面の補足

Windows 10でも、VPN接続の設定方法はWindows 11と非常に似ています。

スタートボタンから「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」から「VPN」を選択するまでのパスは同じです。

VPNプロファイルを追加する際の画面デザインは若干異なりますが、入力する項目VPNプロバイダー、サーバー名、VPNの種類、認証情報などは共通しています。

画面の指示に従って、Windows 11の手順と同様に情報を入力してください。

VPN接続で発生しやすい問題と解決策

VPN接続は便利な機能ですが、設定や環境によっては問題が発生することもあります。

ここでは、よくあるトラブルとその対処法を説明します。

VPN接続が確立できない場合

VPNサーバーへの接続ができない場合は、複数の原因が考えられます。

サーバーアドレスや認証情報の入力ミス、VPNの種類プロトコル設定の不一致、またはファイアウォールによる通信ブロックなどが主な原因です。

  1. VPNプロファイル設定の確認
    VPN設定画面で、設定したプロファイルの「詳細オプション」または「編集」をクリックします。
    入力したサーバー名またはアドレス、VPNの種類、サインイン情報の種類が、ネットワーク管理者から提供された情報と完全に一致しているか確認します。
  2. 認証情報の再入力
    ユーザー名とパスワードに誤りがないか再度確認し、正確に入力します。
    特にパスワードは大文字・小文字の区別や記号の入力ミスに注意してください。
  3. ネットワーク環境の確認
    お使いのパソコンがインターネットに安定して接続できているか確認します。
    社内ネットワーク管理者にVPNサーバーの稼働状況や、利用しているVPNプロトコルが正しいかを確認するよう依頼します。
    場合によっては、お使いのルーターやセキュリティソフトがVPN通信をブロックしている可能性もあります。

接続はできるが社内リソースにアクセスできない場合

VPN接続は成功しているにもかかわらず、社内のファイルやシステムにアクセスできないことがあります。

これは、VPN接続後のルーティング設定、DNS設定、または社内ファイアウォールの設定が適切でない可能性を示しています。

  1. DNS設定の確認
    VPN接続のプロパティまたは詳細設定で、DNSサーバーのアドレスが社内ネットワークで利用されているものに設定されているか確認します。
    自動取得になっていない場合は、手動で社内DNSサーバーのアドレスを入力する必要があるかもしれません。
  2. ネットワーク管理者に相談
    VPN接続後のアクセス権限や、社内リソースへのルーティングポリシーについて、ネットワーク管理者に問い合わせます。
    特定のIPアドレス範囲へのアクセスが制限されている可能性もあります。

VPN接続がすぐに切断されてしまう場合

VPN接続が確立されても、すぐに切断されてしまう場合は、いくつかの要因が考えられます。

クライアント側のネットワーク接続の不安定さ、VPNサーバー側のタイムアウト設定、またはクライアントの省電力設定が影響している可能性があります。

  1. インターネット接続の安定化
    Wi-Fi無線LAN接続を使用している場合は、電波状況が悪い場所では接続が不安定になりがちです。
    可能な場合は、有線LANに切り替えるか、より安定したWi-Fi環境で接続を試してください。
  2. VPNサーバー設定の確認
    VPNサーバー側のセッションタイムアウト設定が短すぎないか、管理者に確認します。
    アイドル状態が一定時間続くと自動的に切断される設定になっている場合があります。

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Windows 11とWindows 10のVPN設定画面の比較

Windows 11とWindows 10では、VPN設定画面のレイアウトや一部の表現に違いがあります。

主要な項目は共通していますが、視覚的な違いを理解しておくとスムーズに設定を進められます。

項目 Windows 11 Windows 10
設定画面へのパス 設定 > ネットワークとインターネット > VPN 設定 > ネットワークとインターネット > VPN
VPN接続の追加方法 「VPN接続を追加」ボタン 「VPN接続を追加します」ボタン
プロファイル入力画面 ダイアログ形式で入力項目が展開される 設定画面内で入力項目が展開される
接続後の表示 VPNリストから接続ステータスを確認 VPNリストから接続ステータスを確認

まとめ

Windows標準のVPNクライアントを利用することで、リモートワーク環境から社内ネットワークへの安全なアクセスが可能になります。

本記事の手順を通じて、VPNプロファイルの作成から接続、切断までの一連の操作ができるようになったはずです。

VPN接続が確立できない場合のトラブルシューティング方法も理解できたため、問題発生時にも冷静に対処できるでしょう。

社内ネットワーク管理者が提供する正確なVPN接続情報に基づき、これらの設定をぜひお試しください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。