【Windows】アンチウイルスソフトの保護をすり抜けて復元を行う手順 | システムの復元が「0x80070005」で失敗

【Windows】アンチウイルスソフトの保護をすり抜けて復元を行う手順 | システムの復元が「0x80070005」で失敗
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Windowsでシステムの復元を実行しようとした際、「0x80070005」エラーが発生し、作業が進まずお困りではありませんか。

このエラーは、主にアンチウイルスソフトやセキュリティ機能が復元操作を阻害することで発生します。

この記事では、このエラーの原因を解説し、アンチウイルスソフトの保護機能を一時的に無効化してシステムの復元を正常に完了させる手順を詳しく説明します。

【要点】システムの復元エラー「0x80070005」を解決する主な手順

  • アンチウイルスソフトの一時停止: システムの復元時にセキュリティソフトの干渉を防ぎます。
  • セーフモードでのシステム復元: 最小限のドライバーとサービスで起動し、競合を避けて復元を実行します。
  • 管理者権限での実行: システムの復元を管理者権限で開始し、アクセス権の問題を解消します。

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システムの復元が「0x80070005」エラーで失敗する主な原因

システムの復元中にエラーコード「0x80070005」が表示される場合、その主な原因は、システムの重要なファイルや設定へのアクセスが拒否されていることにあります。

これは、Windowsのセキュリティ機能や、インストールされているアンチウイルスソフトが復元プロセスを「不審な操作」と判断し、ブロックしてしまうために発生します。

特に、アンチウイルスソフトのリアルタイム保護機能は、システムの変更を監視しているため、システムの復元がセキュリティ上の脅威と認識されやすい傾向があります。

このエラーは、システムの復元ポイントへのアクセス権限が不足している場合や、復元ポイント自体が破損している場合にも発生する可能性があります。

しかし、多くの場合、一時的なセキュリティソフトの干渉が原因であるため、適切な手順を踏むことで解決できます。

アンチウイルスソフトを一時停止してシステム復元を実行する手順

  1. 現在使用中のアンチウイルスソフトの確認
    タスクバーの通知領域にあるアンチウイルスソフトのアイコンを右クリックし、ソフトの名前とバージョンを確認します。ソフトによって一時停止の方法が異なるため、この情報を控えておきます。
  2. アンチウイルスソフトの一時停止
    確認したアンチウイルスソフトの設定画面を開き、「リアルタイム保護」「ウイルス対策」「ファイアウォール」などの機能を一時的に無効にします。一時停止の期間を選択できる場合は、最短の期間を選択してください。具体的な手順は各ソフトのマニュアルを参照してください。
  3. システムの復元を開始
    Windows 11のスタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。名前の入力欄に「rstrui.exe」と入力し、「OK」をクリックします。これにより、システムの復元ウィザードが起動します。
  4. 復元ポイントの選択
    「システムの復元」ウィンドウで「次へ」をクリックします。利用可能な復元ポイントの一覧が表示されるので、問題が発生する前の日付の復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。
  5. 復元内容の確認と実行
    選択した復元ポイントの詳細を確認し、「完了」をクリックします。復元を開始するかどうかの確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックして復元を開始します。
  6. システムの再起動と復元の完了
    システムが再起動し、復元処理が実行されます。復元が完了すると、Windowsが起動し、復元が成功したことを示すメッセージが表示されます。
  7. アンチウイルスソフトの再有効化
    システムの復元が完了したら、手順2で一時停止したアンチウイルスソフトの保護機能を忘れずに有効に戻します。

セーフモードでシステムの復元を実行する手順

アンチウイルスソフトを一時停止してもエラーが解決しない場合や、アンチウイルスソフトの設定が複雑で一時停止が難しい場合は、セーフモードでシステムの復元を試すことが有効です。

セーフモードでは、Windowsが必要最小限のドライバーとサービスのみで起動するため、他のアプリケーションとの競合を避けて復元操作を行えます。

  1. 回復環境へのアクセス
    Windows 11のスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「システム」カテゴリの「回復」をクリックします。「PCの起動をカスタマイズする」の項目にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。Windows 10の場合は、「設定」から「更新とセキュリティ」→「回復」→「今すぐ再起動」を選択します。
  2. オプションの選択
    PCが再起動すると、オプション選択画面が表示されます。「トラブルシューティング」を選択します。
  3. 詳細オプションの選択
    「トラブルシューティング」画面で、「詳細オプション」を選択します。
  4. スタートアップ設定の選択
    「詳細オプション」画面で、「スタートアップ設定」を選択します。
  5. 再起動とセーフモードの選択
    「スタートアップ設定」画面で、「再起動」ボタンをクリックします。PCが再起動し、スタートアップ設定のオプションが表示されます。「4」または「F4」キーを押して「セーフモードを有効にする」を選択します。
  6. セーフモードでのシステム復元の開始
    セーフモードでWindowsが起動したら、タスクバーの検索ボックスに「rstrui.exe」と入力し、検索結果から「rstrui.exe」を選択してシステムの復元ウィザードを起動します。
  7. 復元ポイントの選択と実行
    利用可能な復元ポイントを選択し、復元を実行します。
  8. 通常モードでの再起動
    システムの復元が完了したら、PCを再起動すると通常モードでWindowsが起動します。

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システムの復元がうまくいかない場合の追加チェック項目

システムの復元ポイントが作成されていない

システムの復元は、事前に復元ポイントが作成されていることが前提です。

もし復元ポイントが一つも表示されない場合、システムの保護が無効になっている可能性があります。システムの保護を有効にし、手動で復元ポイントを作成してから再度試してください。

  1. システムの保護の設定を開く
    スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。名前の入力欄に「sysdm.cpl」と入力し、「OK」をクリックします。「システムのプロパティ」ウィンドウが開いたら、「システムの保護」タブを選択します。
  2. システムの保護の有効化と復元ポイントの作成
    「保護設定」欄で、システムのドライブ(通常はCドライブ)が「有効」になっているか確認します。もし「無効」であれば、ドライブを選択して「構成」ボタンをクリックし、「システムの保護を有効にする」を選択して「OK」をクリックします。その後、「作成」ボタンをクリックし、復元ポイントの名前を入力して「作成」をクリックします。

復元ポイントが破損している、または利用できない

選択した復元ポイント自体が破損している場合、システムの復元は失敗します。

この場合は、別の復元ポイントを試すか、より古い復元ポイントを選択してください。

複数の復元ポイントが存在する場合は、最新のものから順に試すのが一般的ですが、エラーが発生する場合は古いものを試す価値があります。

ディスクの空き容量が不足している

システムの復元には、一定のディスク空き容量が必要です。

ドライブの空き容量が不足している場合、復元プロセスが正常に完了できないことがあります。

不要なファイルを削除したり、ディスククリーンアップを実行したりして、空き容量を確保してから再度試してください。

  1. ディスククリーンアップの実行
    タスクバーの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、検索結果から「ディスククリーンアップ」アプリを開きます。クリーンアップするドライブを選択し、「OK」をクリックします。
  2. 削除するファイルの選択
    削除できるファイルの一覧が表示されるので、不要なファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします。「システムファイルのクリーンアップ」をクリックすると、さらに多くのファイルを削除できる場合があります。

アンチウイルスソフトの一時停止とセーフモードでの復元の比較

項目 アンチウイルスソフトの一時停止 セーフモードでの復元
前提条件 アンチウイルスソフトの設定変更が可能であること Windowsの回復環境にアクセスできること
操作の難易度 比較的容易 やや複雑
解決の可能性 アンチウイルスソフトが原因の場合に有効 他の競合プログラムが原因の場合にも有効
システムへの影響 一時的に保護がなくなる 最小限のサービスで起動する
適用シーン 日常的なトラブル解決 通常の復元が困難な場合や、他の原因が疑われる場合

まとめ

Windowsのシステムの復元で「0x80070005」エラーが発生した際、アンチウイルスソフトの一時停止やセーフモードでの復元手順を実行することで、問題を解決できることを解説しました。

これらの手順を試すことで、システムを安定した状態に戻し、業務への影響を最小限に抑えることができます。

もし復元ポイントが見つからない場合は、システムの保護設定を確認し、新たな復元ポイントを作成してから再度試してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。