【Windows】回復環境で復元ポイントが選択できない時の対処手順 | 「システムの復元」がグレーアウト

【Windows】回復環境で復元ポイントが選択できない時の対処手順 | 「システムの復元」がグレーアウト
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Windowsのシステムが不安定になり、システムの復元を使おうとしたものの、機能がグレーアウトして選択できない状況に直面していませんか。

回復環境に入っても、復元ポイントが見つからずに困っているビジネスマンもいるでしょう。

この記事では、システムの復元がグレーアウトする原因を特定し、機能を有効化する方法、回復環境で復元ポイントが選択できない場合の対処手順を解説します。

最終手段としてのWindows再インストール方法まで、順を追って理解できます。

【要点】システムの復元がグレーアウトした場合の解決策

  • システムの保護設定の確認: システムの復元が有効になっているか確認し、無効であれば有効に設定します。
  • ディスク容量の確認と確保: 復元ポイント作成に必要なディスク容量を確保することで、復元ポイントが正常に作成されます。
  • システムファイルチェッカーとDISMの実行: システムファイルの破損を修復し、システムの復元機能の正常な動作を促します。
  • 回復環境でのコマンドプロンプト利用: 回復環境で復元ポイントが選択できない場合でも、コマンドプロンプトからシステムの復元を実行できます。

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システムの復元がグレーアウトする根本的な原因

システムの復元機能がグレーアウトする、または回復環境で復元ポイントが選択できない場合、いくつかの技術的な原因が考えられます。

これらの原因を理解することで、適切な対処法を選択できるようになります。

システムの保護が無効になっている

システムの復元機能は、事前に「システムの保護」が有効になっている必要があります。

何らかの理由でこの設定が無効になっていると、復元ポイントが作成されず、システムの復元機能自体が利用できない状態となります。

これは、最も一般的なグレーアウトの原因の一つです。

復元ポイントが作成されていない、または削除されている

システムの復元を実行するには、過去に作成された復元ポイントが存在している必要があります。

復元ポイントが全く作成されていない場合や、ディスククリーンアップなどの操作で削除されてしまった場合、復元対象がないため機能が使えなくなります。

特に、ディスク容量が不足していると、古い復元ポイントが自動的に削除されることがあります。

システムファイルやレジストリの破損

Windowsのシステムファイルやレジストリが破損していると、システムの復元機能が正常に動作しないことがあります。

この場合、復元機能のプログラム自体が起動できなかったり、復元ポイントの情報を正しく読み込めなかったりします。

エラーメッセージが表示されることもありますが、グレーアウトして何もできない状態になることもあります。

ディスク容量の不足

システムの復元ポイントは、一定のディスク容量を消費します。

システムドライブの空き容量が極端に少ない場合、新しい復元ポイントが作成されなかったり、既存の復元ポイントが削除されたりすることがあります。

これにより、復元ポイントが見つからず、システムの復元機能が利用できなくなります。

グレーアウトしたシステムの復元を有効化する手順

システムの復元がグレーアウトしている、または回復環境で復元ポイントが選択できない場合の具体的な対処手順を説明します。

上から順に試すことで、問題が解決する可能性が高まります。

システムの保護設定を確認し有効にする

  1. 「システムのプロパティ」を開く
    Windowsキーを押しながら「R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
    「sysdm.cpl」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
  2. 「システムの保護」タブを選択する
    「システムのプロパティ」ウィンドウが表示されたら、「システムの保護」タブをクリックします。
  3. システムの保護を有効にする
    「保護設定」の項目で、システムドライブ(通常はC:ドライブ)が「有効」になっているかを確認します。
    「無効」になっている場合は、対象のドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。
    「システムの保護を有効にする」を選択し、「OK」ボタンをクリックして設定を適用します。

復元ポイントの作成とディスク容量の確認

  1. ディスク領域の使用量を調整する
    「システムの保護」タブで、システムドライブを選択し「構成」ボタンをクリックします。
    「ディスク領域の使用量」セクションにあるスライダーを動かし、復元ポイントに割り当てる最大使用量を調整します。
    推奨は5%から10%程度ですが、空き容量に応じて調整してください。
    「OK」ボタンをクリックして設定を適用します。
  2. 復元ポイントを手動で作成する
    「システムの保護」タブに戻り、「作成」ボタンをクリックします。
    復元ポイントの名前を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
    これにより、現在のシステムの正常な状態を記録した復元ポイントが作成されます。

システムファイル破損の確認と修復

システムファイルが破損している場合、以下のコマンドで修復を試みます。

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを起動する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
  2. SFCスキャンを実行する
    コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
    システムファイルの整合性をチェックし、破損が見つかれば自動的に修復します。
    完了まで時間がかかる場合があります。
  3. DISMコマンドを実行する
    SFCスキャンで問題が解決しない場合、続けて以下のDISMコマンドを実行します。
    「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。
    このコマンドは、Windows Update経由でシステムファイルの修復に必要なファイルをダウンロードして修復を行います。
    完了まで時間がかかることがあります。
  4. パソコンを再起動する
    両コマンドの実行後、パソコンを再起動し、システムの復元が利用可能になったかを確認します。

回復環境で復元ポイントが選択できない場合の対処

通常のWindows環境でシステムの復元ができない場合、回復環境から試すことが有効です。

  1. Windows回復環境を起動する
    パソコンの起動中に電源ボタンを数秒間長押しして強制終了し、これを2回繰り返します。
    3回目の起動時に自動的にWindows回復環境が起動します。
    または、Windowsの設定から「システム」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。
  2. 「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」を選択する
    回復環境の画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」を選択します。
  3. コマンドプロンプトを起動する
    「詳細オプション」の中から「コマンドプロンプト」を選択します。
    BitLockerが有効な場合、回復キーの入力を求められることがあります。
  4. システムの復元を起動する
    コマンドプロンプトで「rstrui.exe」と入力し、Enterキーを押します。
    これにより、システムの復元ウィザードが起動します。
    ここで復元ポイントが選択できるかを確認し、復元を実行します。

システムの復元実行時の注意点と代替手段

システムの復元を試みても問題が解決しない場合や、特定の状況下での注意点を解説します。

復元ポイントが見つからない場合の確認点

「復元ポイントが一つも見つかりません」と表示される場合、以下の可能性が考えられます。

まず、システムの保護設定で対象ドライブが有効になっているかを確認します。

次に、ディスククリーンアップを実行した際に、古い復元ポイントが削除された可能性も考慮します。

ディスク領域の使用量を増やす設定に変更することで、将来的に復元ポイントが保持されやすくなります。

復元に失敗しエラーコードが表示される場合

システムの復元中に「0x80070005」や「0x800700B7」といったエラーコードが表示されることがあります。

これは、アクセス拒否やファイル競合が原因で復元が妨げられていることを示唆しています。

対処法として、まずセキュリティソフトを一時的に無効にしてから再度復元を試みます。

また、セーフモードでWindowsを起動し、その状態でシステムの復元を実行すると、競合するプログラムが少ないため成功しやすくなります。

システムの復元で問題が解決しない場合の代替手段

システムの復元で問題が解決しない、または実行できない場合、以下の代替手段を検討します。

  1. Windowsの再インストール
    「個人ファイルを保持する」または「すべて削除する」の2種類があります。
    「個人ファイルを保持する」を選択すれば、ユーザーデータは残りますが、アプリは再インストールが必要です。
    「すべて削除する」はクリーンな状態に戻すため、完全に初期化されます。
  2. システムイメージバックアップからの復元
    事前にWindowsの「バックアップと復元」機能でシステムイメージを作成している場合、そのイメージを使ってシステム全体を復元できます。
    これは、システムの復元よりも広範な復元が可能ですが、事前のバックアップが必須です。

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システムの復元とWindowsの再インストールの違い

システムの復元とWindowsの再インストールは、どちらもシステムを以前の状態に戻す方法ですが、その目的と影響範囲には大きな違いがあります。

項目 システムの復元 Windowsの再インストール
目的 システム設定やドライバーの変更を取り消し、問題を修正する OSをクリーンな状態に戻し、深刻なシステム問題を解決する
影響範囲 個人ファイルは維持されるが、最近インストールしたアプリやドライバーは削除されることがある 選択によって個人ファイルを保持または削除し、すべてのアプリは再インストールが必要になる
所要時間 比較的短時間で完了する 数十分から数時間かかることがある
必要な準備 有効な復元ポイントが必要 回復ドライブまたはインストールメディアが必要

まとめ

この記事では、Windowsの「システムの復元」がグレーアウトする問題や、回復環境で復元ポイントが選択できない場合の対処手順を詳しく解説しました。

システムの保護設定の確認から、システムファイルチェッカーやDISMコマンドによる修復、回復環境での「rstrui.exe」実行まで、段階的に問題解決に導く方法を理解できたでしょう。

今後は、定期的な復元ポイントの作成とシステムイメージバックアップを習慣化することで、万が一のシステムトラブルに備えることが可能になります。

これらの対策を講じることで、Windowsを常に安定した状態で利用できるでしょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。