【Windows】マウスやネットワークによる「スリープ解除」を無効化する手順 | スリープ中の意図しない起動

【Windows】マウスやネットワークによる「スリープ解除」を無効化する手順 | スリープ中の意図しない起動
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Windowsパソコンがスリープ状態から勝手に復帰してしまう現象に困っていませんか。

これは、マウスの動きやネットワークのアクティビティが原因で、意図せずスリープが解除されるためです。

この記事では、これらのデバイスからのスリープ解除を無効化する具体的な設定手順を解説し、パソコンが安定してスリープ状態を保つようにします。

【要点】スリープ中の意図しない起動を防ぐための設定

  • デバイスマネージャー: マウスやキーボード、ネットワークアダプターによるスリープ解除機能を個別に停止します。
  • 電源オプション: 詳細設定でスリープ解除タイマーやハイブリッドスリープの設定を確認し、不要な起動要因を排除します。
  • powercfgコマンド: スリープ解除の原因を特定し、隠れたデバイスからの起動を防ぐための情報を得ます。

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スリープからの意図しない起動が発生する仕組み

Windowsパソコンがスリープ状態から勝手に復帰する主な原因は、接続されているデバイスやシステムのタスクによる「スリープ解除イベント」です。

特に、マウス、キーボード、ネットワークアダプターは、わずかな入力や通信を検知してスリープ解除のトリガーとなることがあります。

また、Windows Updateの自動適用や、バックグラウンドで動作するアプリケーションが設定したスリープ解除タイマーも、意図しない起動の原因となり得ます。

これらの設定を適切に管理することで、不要なスリープ解除を防ぐことができます。

マウスやネットワークアダプターによるスリープ解除を無効化する手順

デバイスマネージャーでスリープ解除設定を変更する

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択して開きます。
  2. 対象デバイスのプロパティを開く
    「マウスとそのほかのポインティングデバイス」を展開し、使用しているマウスをダブルクリックします。または、右クリックして「プロパティ」を選択します。
  3. 「電源の管理」タブへ移動する
    プロパティウィンドウの上部にある「電源の管理」タブをクリックします。
  4. スリープ解除を無効にする
    「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスをオフにします。
  5. 設定を適用する
    「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
  6. ネットワークアダプターも同様に設定する
    「ネットワークアダプター」を展開し、使用しているネットワークアダプター(有線LANまたはWi-Fi)をダブルクリックします。「電源の管理」タブへ移動し、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスをオフにします。Windows 10では、「Wake on Magic Packet」や「Wake on Pattern Match」といった詳細設定も確認し、必要に応じて無効にします。
  7. キーボードも同様に設定する
    「キーボード」を展開し、使用しているキーボードをダブルクリックします。「電源の管理」タブへ移動し、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックボックスをオフにします。

電源オプションの詳細設定を確認する

  1. 電源オプションを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。「システム」の「電源とバッテリー」を開き、「電源モード」の横にある「その他の電源設定」をクリックします。Windows 10では、「設定」から「システム」、「電源とスリープ」へ進み、「関連設定」の「電源の追加設定」をクリックします。
  2. 電源プラン設定の変更
    現在選択されている電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。
  3. 詳細な電源設定の変更
    「詳細な電源設定の変更」をクリックして、電源オプションダイアログを開きます。
  4. スリープ解除タイマーを無効にする
    「スリープ」の項目を展開し、「スリープ解除タイマーの許可」を展開します。「設定」を「無効」に変更します。バッテリー駆動と電源接続の両方で設定を確認します。
  5. ハイブリッドスリープの確認
    「スリープ」の項目内にある「ハイブリッドスリープを許可する」の項目も確認します。通常は「オフ」に設定されていることが推奨されます。
  6. 設定を適用する
    「適用」ボタンをクリックし、その後「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

powercfgコマンドでスリープ解除要因を特定する

意図しないスリープ解除の原因が特定できない場合、powercfgコマンド(コマンドラインツール)を使用して履歴を確認できます。

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行する
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
  2. スリープ解除履歴を表示する
    コマンドプロンプトウィンドウに「powercfg /lastwake」と入力し、Enterキーを押します。直前のスリープ解除の原因となったデバイスやイベントが表示されます。
  3. スリープ解除タイマーの設定を確認する
    「powercfg /waketimers」と入力し、Enterキーを押します。設定されているスリープ解除タイマーがあれば表示されます。
  4. スリープ解除可能なデバイスを確認する
    「powercfg /devicequery wake_armed」と入力し、Enterキーを押します。現在スリープ解除を許可しているデバイスの一覧が表示されます。
  5. 結果を分析する
    これらのコマンドの出力から、どのデバイスやタイマーがスリープ解除を引き起こしているかを特定し、デバイスマネージャーや電源オプションで個別に無効化を検討します。

スリープ解除設定変更後の追加チェック項目

Windows Updateによる自動起動を防ぐ

Windows Updateは、更新プログラムの適用のため、自動的にパソコンをスリープから復帰させることがあります。

「設定」から「Windows Update」を開き、「詳細オプション」をクリックします。「更新プログラムのインストール後、再起動が必要な場合に、このデバイスを可能な限り早く再起動します」のオプションをオフにすることで、自動的な起動を抑制できます。

そのほかのデバイスによるスリープ解除の可能性

USBハブやBluetoothアダプターなど、マウスやキーボード以外のデバイスがスリープ解除の原因となることもあります。

デバイスマネージャーで「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」や「Bluetooth」の項目を確認し、同様に「電源の管理」タブでスリープ解除を許可しない設定を試してください。

システムイベントログで起動履歴を確認する

イベントビューアーを使用すると、システム起動の正確な履歴と原因を確認できます。

「イベントビューアー」を開き、「Windowsログ」の「システム」ログを表示します。イベントID 1を検索すると、システム起動に関する情報が見つかります。特に「Kernel-Power」ソースのイベントを確認し、スリープ解除の原因を詳細に調査できます。

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スリープ解除設定変更時の注意点

リモートデスクトップ接続が利用できなくなる

ネットワークアダプターのスリープ解除機能を無効にすると、リモートデスクトップなどによる外部からのWake on LAN(遠隔起動)ができなくなります。

遠隔からのパソコン起動が必要な場合は、ネットワークアダプターの「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックをオフにせず、「Wake on Magic Packet」のみを有効にするなどの設定を検討してください。

システム復元ポイントの作成を検討する

システム設定の変更は、まれに予期せぬ動作を引き起こす場合があります。

設定変更前にシステム復元ポイントを作成しておくことで、問題が発生した場合に元の状態に戻すことができます。「システムのプロパティ」から「システムの保護」タブを開き、「作成」ボタンで復元ポイントを作成できます。

この記事では、Windowsパソコンがスリープ中に意図せず起動する問題を解決するため、マウスやネットワークアダプターなどによるスリープ解除を無効化する手順を解説しました。

デバイスマネージャーでの個別設定や電源オプションの詳細設定、powercfgコマンドでの原因特定を行うことで、安定したスリープ環境を構築できます。

これらの設定を適切に行い、Windows Updateの自動起動抑制やイベントログの確認も活用し、意図しない起動から解放された快適なPC運用を実現してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。