【Windows】保護機能の設定を変更して署名のないソフトの実行警告を細かく出す手順

【Windows】保護機能の設定を変更して署名のないソフトの実行警告を細かく出す手順
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業務で必要なソフトをダウンロードした際、Windowsから「署名のないソフト」として実行がブロックされた経験はありませんか。この警告はセキュリティ保護のためですが、信頼できるソフトでも表示されることがあります。この記事では、Windowsの保護機能設定を変更し、署名のないソフトの実行警告をユーザーが細かく判断できるようにする手順を解説します。

【要点】保護機能設定で署名なしソフトの警告を制御する

  • Windowsセキュリティアプリの起動: Windowsのセキュリティ設定画面にアクセスし、保護機能の項目を確認します。
  • SmartScreen設定の確認と変更: アプリとファイルに対するSmartScreenフィルターの動作を「警告」に変更し、実行の判断をユーザーに委ねます。
  • 信頼できるソフトの実行許可: 警告が表示された際に「詳細情報」から「実行」を選択できるようになり、個別のソフトを安全に利用できるようになります。

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Windows保護機能とSmartScreenフィルターの役割

Windowsには、マルウェアや不要なソフトからシステムを保護するための機能が組み込まれています。その一つがSmartScreenフィルターです。SmartScreenフィルターは、ダウンロードされたファイルや実行しようとしているアプリが既知の脅威リストに含まれていないか、あるいは発行元が不明なアプリではないかをチェックします。発行元がデジタル署名されていない、または認識されていないアプリの場合、ユーザーの許可なしに実行されないよう警告またはブロックします。これにより、意図しない悪意あるソフトのインストールを防ぐことが可能です。

署名のないソフトが警告される理由

ソフトには通常、開発元が信頼できることを証明するためのデジタル署名が付与されています。この署名がない、またはWindowsが認識できない署名のソフトは、セキュリティ上のリスクがあると判断されることがあります。SmartScreenフィルターは、このようなソフトの実行を自動的にブロックしたり、ユーザーに警告を表示したりすることで、システムを保護します。しかし、新しいソフトや小規模な開発元のソフトなど、実際には安全でも署名がないために警告されるケースも存在します。

署名のないソフトの実行警告設定を変更する手順

ここでは、Windows 11を基準に、SmartScreenフィルターの設定を変更して署名のないソフトの実行警告をユーザーが判断できるようにする手順を説明します。Windows 10でも同様の操作が可能です。

  1. Windowsセキュリティを開く
    スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックし、「Windowsセキュリティ」を選択します。「Windowsセキュリティを開く」ボタンをクリックします。
  2. アプリとブラウザーの制御に移動する
    Windowsセキュリティアプリの左側メニューで「アプリとブラウザーの制御」を選択します。
  3. SmartScreen設定を確認する
    「SmartScreenの設定」セクションにある「アプリとファイル」をクリックします。
  4. SmartScreenの動作を変更する
    「認識されないアプリが実行されるときに警告を表示する」が選択されていることを確認します。もし「認識されないアプリをブロックする」が選択されている場合は、「認識されないアプリが実行されるときに警告を表示する」を選択し、ユーザーが実行を判断できるように変更します。
  5. 変更を適用する
    設定を変更すると、自動的に適用されます。設定画面を閉じます。
  6. ソフトの実行を試す
    警告が表示されていたソフトを再度実行します。SmartScreenフィルターの警告画面が表示されたら、「詳細情報」をクリックし、「実行」ボタンをクリックしてソフトを実行します。

設定変更時の注意点と発生しうる問題

SmartScreenフィルターの設定を変更する際には、セキュリティリスクを理解した上で慎重に進める必要があります。ここでは、変更に伴う注意点や発生しうる問題について説明します。

信頼できないソフトを安易に実行してしまう

SmartScreenフィルターを「警告」モードにすると、ユーザーが「実行」を選択する機会が増えます。これにより、悪意のあるソフトや信頼できないソフトであっても、誤って実行してしまうリスクが高まります。ソフトのダウンロード元が公式であるか、評価が高いソフトであるかなど、実行前に必ず確認する習慣を持つことが重要です。

設定変更後も警告が表示される場合がある

SmartScreenの設定を「警告」にしても、Edgeからダウンロードしたファイルや、OneDriveから同期したファイルに対しては、引き続きSmartScreenフィルターが適用されることがあります。これはEdge SmartScreenやMicrosoft StoreアプリSmartScreenといった、異なるSmartScreen設定が影響している可能性もあります。これらの設定も必要に応じて確認し、調整することを検討してください。

セキュリティレベルの低下を招く可能性がある

SmartScreenフィルターは、Windowsのセキュリティを強化する重要な機能です。この機能を無効にしたり、警告レベルを下げたりすることは、システム全体のセキュリティレベルを低下させる可能性があります。特定のソフトの実行のためだけに設定を変更し、用が済んだら元の設定に戻すなど、一時的な対応にとどめることをお勧めします。

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Windows 11とWindows 10のSmartScreen設定画面の比較

SmartScreenフィルターの設定画面は、Windows 11とWindows 10で共通の「Windowsセキュリティ」アプリ内にありますが、一部の表示や配置に違いがあります。

項目 Windows 11 Windows 10
アクセス方法 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「Windowsセキュリティを開く」 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「Windowsセキュリティを開く」
SmartScreen設定の項目名 「アプリとブラウザーの制御」内に「SmartScreenの設定」として「アプリとファイル」「Edge SmartScreen」「Microsoft StoreアプリSmartScreen」が並ぶ 「アプリとブラウザーの制御」内に「アプリとファイルを確認する」「Microsoft Edge用SmartScreen」「Microsoft Storeアプリ用SmartScreen」が並ぶ
設定オプション 「認識されないアプリが実行されるときに警告を表示する」「認識されないアプリをブロックする」「オフ」 「アプリとファイルを確認する」項目内で「警告」「ブロック」「オフ」を選択

まとめ

この記事では、Windows 11とWindows 10で署名のないソフトの実行警告を細かく制御するためのSmartScreen設定変更手順を解説しました。SmartScreenフィルターの設定を「警告」にすることで、信頼できるソフトであればユーザー自身の判断で実行できるようになります。ただし、これによりセキュリティリスクが増加する可能性もあるため、ソフトの信頼性を十分に確認してから実行するようにしてください。設定変更後は、目的のソフトが正しく動作するか確認し、必要に応じて設定を元に戻すことも検討しましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。