Windows Updateでエラーコード0x8024c002が表示され、更新できない状況に困っていませんか。
このエラーはWUServerポリシーの設定が原因で発生することがあります。
この記事では、WUServerポリシーを強制的に削除し、Windows Updateのスキャンエラーを解決する手順を詳しく解説します。
【要点】WUServerポリシーの強制削除でWindows Updateエラーを解決
- レジストリバックアップ: 予期せぬトラブルに備え、レジストリの安全な状態を確保します。
- レジストリエディター操作: WUServerポリシー関連のレジストリキーを削除し、エラーの原因を取り除きます。
- コマンドプロンプト実行: Windows Updateコンポーネントをリセットし、更新機能を正常化します。
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目次
Windows Updateエラー0x8024c002が発生する原因
Windows Updateでエラーコード0x8024c002が表示される主な原因は、WUServerポリシーの誤設定またはアクセス不可です。
WUServerポリシーは、Windows Updateの更新元となるサーバーを指定する設定です。通常、企業内ネットワークでWindows Server Update Services WSUSを使用する場合に設定されます。
このポリシーが誤って個人用PCに適用されたり、過去の設定が残存したりすると問題が発生します。Windows Updateクライアントが指定されたWSUSサーバーを探し続けるため、スキャン処理が失敗しエラーとなります。
レジストリ内にWUServer関連のエントリが残っていると、Windows Updateが正常に機能しなくなります。
WUServerポリシーを削除しスキャンエラーを解消する手順
WUServerポリシーの削除はレジストリを直接編集する操作です。誤った変更はシステムに深刻な影響を与える可能性があります。作業前に必ずレジストリのバックアップを作成してください。
レジストリのバックアップを作成する
- レジストリエディターを開く
Windowsキーを押しながらRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。名前に「regedit」と入力し、Enterキーを押します。「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」を選択します。 - レジストリをエクスポートする
レジストリエディターのメニューバーから「ファイル」を選択し、「エクスポート」をクリックします。 - バックアップファイルを保存する
「レジストリファイルのエクスポート」ダイアログで、エクスポート範囲を「すべて」に設定します。任意の保存場所とファイル名を指定し、「保存」ボタンをクリックします。デスクトップなど、分かりやすい場所に保存してください。
レジストリエディターでWUServerポリシーを削除する
- 指定のレジストリパスへ移動する
レジストリエディターの左側ペインで、以下のパスへ移動します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate - WUServer関連の値を削除する
「WindowsUpdate」キーを選択した状態で、右側ペインに「WUServer」や「WUStatusServer」、「UseWUServer」などの値があるか確認します。これらの値が存在する場合は、右クリックして「削除」を選択します。 - AUキーの確認と削除
続けて、以下のパスへ移動します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
この「AU」キーの下にも「UseWUServer」などの値が存在することがあります。同様に、存在する場合は削除します。Windows 11とWindows 10でこれらのパスは共通です。 - レジストリエディターを閉じる
全ての関連する値を削除したら、レジストリエディターを閉じます。
コマンドプロンプトでWindows Updateコンポーネントをリセットする
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「Windows PowerShell 管理者」、「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」を選択します。 - Windows Updateサービスを停止する
以下のコマンドを1行ずつ入力し、Enterキーを押して実行します。net stop wuauservnet stop cryptSvcnet stop bitsnet stop msiserver - SoftwareDistributionとcatroot2フォルダの名前を変更する
Windows Updateが使用する一時ファイルを保存するフォルダの名前を変更します。これにより、Windows Updateが新しいフォルダを自動で作成し、コンポーネントがリセットされます。ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.oldren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old - Windows Updateサービスを再開する
以下のコマンドを1行ずつ入力し、Enterキーを押して実行します。net start wuauservnet start cryptSvcnet start bitsnet start msiserver - Windows Updateの検出を強制する
以下のコマンドを実行し、Windows Updateに更新の検出を強制します。wuauclt.exe /resetauthorization /detectnow
Windows Updateを再試行する
- Windows Updateの設定を開く
Windows 11の場合、スタートボタンを右クリックし「設定」を選択します。左側のメニューから「Windows Update」をクリックします。Windows 10の場合も、「設定」から「更新とセキュリティ」→「Windows Update」と進みます。 - 更新プログラムを確認する
「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、再度更新プログラムのスキャンを実行します。エラー0x8024c002が解消されているか確認してください。
レジストリ削除後もエラーが解消しない場合の追加対処
上記のレジストリ削除とコンポーネントリセットを行ってもエラーが解消しない場合、他の要因が影響している可能性があります。以下の追加対処を試してみてください。
グループポリシーの確認とリセット
WUServerポリシーはレジストリだけでなく、グループポリシーでも設定されている場合があります。グループポリシーエディターで設定を確認し、必要に応じてリセットします。
- グループポリシーエディターを開く
Windowsキーを押しながらRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。名前に「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押します。Windows 10 Homeエディションには、この機能は標準で搭載されていません。 - WUServer関連ポリシーを確認する
左側のペインで「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」の順に展開します。 - ポリシー設定を変更する
右側のペインで「イントラネットのMicrosoft更新サービスの場所を指定する」をダブルクリックします。「未構成」または「無効」を選択し、「適用」→「OK」をクリックします。同様に、他のWSUS関連ポリシーも確認し、必要に応じて変更します。 - グループポリシーを更新する
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、gpupdate /forceと入力してEnterキーを押します。
システムファイルチェッカーとDISMコマンドの実行
システムファイルの破損がWindows Updateの動作に影響を与えることがあります。システムファイルチェッカーとDISMコマンドで修復を試みます。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」などを選択します。 - システムファイルチェッカーを実行する
sfc /scannowと入力し、Enterキーを押します。システムファイルの整合性を確認し、破損があれば修復します。 - DISMコマンドを実行する
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthと入力し、Enterキーを押します。Windowsイメージの破損を修復し、Windows Updateコンポーネントの正常性を回復します。
サードパーティ製セキュリティソフトウェアの一時停止
インストールされているセキュリティソフトウェアが、Windows Updateの通信をブロックしている可能性があります。一時的にセキュリティソフトウェアを無効にして、再度Windows Updateを試してみてください。
問題が解消された場合は、セキュリティソフトウェアの設定を見直すか、別のソフトウェアの利用を検討してください。
ネットワーク設定のリセット
ネットワーク設定の問題がWindows Updateのサーバーへの接続を妨げている可能性もあります。ネットワーク設定をリセットし、ネットワーク関連の問題を解消します。
- ネットワークのリセットを開始する
Windows 11の場合、スタートボタンを右クリックし「設定」を選択します。左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックし、「ネットワークの詳細設定」を選択します。 - ネットワークアダプターをリセットする
「その他のネットワークアダプターのオプション」の下にある「ネットワークのリセット」をクリックします。「今すぐリセット」ボタンをクリックし、確認画面で「はい」を選択します。Windows 10の場合、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」→「ネットワークのリセット」と進みます。
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Windows 11とWindows 10での操作の違い
本記事で解説したWUServerポリシーの削除手順やWindows Updateコンポーネントのリセット手順は、Windows 11とWindows 10のどちらのOSでもほぼ共通です。
レジストリエディターのパスやコマンドプロンプトで実行するコマンドに違いはありません。
ただし、設定アプリのUIデザインや一部のメニュー配置には違いがあります。Windows 11では「設定」アプリのデザインが刷新されており、Windows Updateの項目が左側メニューに配置されています。Windows 10では「更新とセキュリティ」内にWindows Updateがあります。
グループポリシーエディターの有無は、Windows ProやEnterpriseエディションに限定されるため、OSのバージョンではなくエディションによる違いです。
まとめ
この記事では、Windows Updateのスキャンエラー0x8024c002をWUServerポリシーの強制削除で解決する手順を解説しました。
レジストリのバックアップからポリシー削除、コンポーネントリセットまでを実行することで、更新機能が正常に動作するようになります。
エラーが解消しない場合は、グループポリシーの確認やシステムファイル修復、ネットワーク設定のリセットを試してみてください。
これらの手順を実行し、Windowsを最新の状態に保ちセキュリティを強化しましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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