【Windows】「仮想ディスクサービス(VDS)」が開始されない不具合をレジストリで修復する手順

【Windows】「仮想ディスクサービス(VDS)」が開始されない不具合をレジストリで修復する手順
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業務中にWindowsの仮想ディスクサービスVDSが開始されず、ディスク管理ツールが使えない状況でお困りではありませんか。この問題は、レジストリの設定が破損していることが原因で発生することがあります。

仮想ディスクサービスVDSが機能しないと、ディスクの初期化やパーティションの作成といった重要なストレージ操作が行えません。

この記事では、レジストリを編集して仮想ディスクサービスVDSの不具合を修復する具体的な手順を解説します。この手順で問題が解決し、ディスク管理機能が正常に動作するようになります。

【要点】仮想ディスクサービスVDSの起動問題を解決する

  • レジストリのバックアップ: レジストリ編集前にシステム全体または関連キーを保存し、予期せぬトラブルに備えます。
  • レジストリエディターでの値修正: 仮想ディスクサービスVDSの依存関係と起動設定をレジストリで正しい値に修正します。
  • サービスの再起動: レジストリの変更をシステムに適用し、仮想ディスクサービスVDSが正常に開始されるようにします。

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仮想ディスクサービスVDSが開始できない根本的な原因

仮想ディスクサービスVDSは、Windowsのディスク管理やストレージ関連機能を支える重要なサービスです。このサービスは、ディスク、ボリューム、パーティションの管理操作をアプリケーションに提供します。

仮想ディスクサービスVDSが開始できない主な原因は、サービス自身の構成が破損しているか、または依存する他のサービスが正常に動作していないことです。

特に、レジストリに格納されている仮想ディスクサービスVDSの起動設定や依存関係の値が不正になっている場合、サービスが起動できず、エラーコード1068「依存サービスまたはグループを開始できませんでした」やエラーコード1075「依存関係サービスが存在しないか、削除されているか、または無効になっているため、サービスを開始できませんでした」が表示されることがあります。これらのエラーは、仮想ディスクサービスVDSが正しく機能するために必要な情報がシステム内で欠落していることを示します。

仮想ディスクサービスVDSをレジストリで修復する手順

仮想ディスクサービスVDSの不具合は、レジストリの特定の値を修正することで解決できる場合があります。レジストリの編集はシステムに大きな影響を与えるため、必ず事前にバックアップを取ってください。

レジストリのバックアップ手順

レジストリを編集する前に、万が一のためにレジストリ全体のバックアップを取得します。これにより、問題が発生した場合に元の状態に戻せます。

  1. ファイル名を指定して実行を開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  2. レジストリエディターを起動する
    「regedit」と入力し、Enterキーを押すか「OK」ボタンをクリックします。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されたら「はい」をクリックしてください。
  3. レジストリ全体をエクスポートする
    レジストリエディターの左ペインで「コンピューター」を選択します。次に「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。
  4. バックアップファイルを保存する
    保存場所とファイル名を指定し、「エクスポート範囲」で「すべて」が選択されていることを確認して「保存」ボタンをクリックします。

仮想ディスクサービスVDSサービス設定の修正手順

レジストリエディターで仮想ディスクサービスVDSの関連設定を探し、正しい値に修正します。

  1. レジストリエディターを起動する
    前述のバックアップ手順と同様に、WindowsキーとRキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して起動します。
  2. VDSのレジストリキーへ移動する
    レジストリエディターのアドレスバーに次のパスをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\vds
  3. 「DependOnService」の値を修正する
    右ペインにある「DependOnService」をダブルクリックします。値のデータが「RpcSs」と「MountMgr」であることを確認します。もしこれ以外の値が含まれていたり、不足していたりする場合は、改行で区切って「RpcSs」と「MountMgr」のみを入力し「OK」ボタンをクリックします。
  4. 「Start」の値を修正する
    右ペインにある「Start」をダブルクリックします。値のデータが「2」であることを確認します。もし「2」以外の値の場合は、「2」を入力し「OK」ボタンをクリックします。この値はサービスの起動種類を表し、「2」は自動起動を意味します。
  5. レジストリエディターを閉じる
    すべての変更が完了したら、レジストリエディターを閉じます。

サービスの再起動手順

レジストリの変更をシステムに適用するため、コンピュータを再起動するか、サービス管理ツールから仮想ディスクサービスVDSを再起動します。

  1. サービス管理ツールを開く
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「services.msc」と入力し、Enterキーを押すか「OK」ボタンをクリックします。
  2. 仮想ディスクサービスVDSを探す
    サービスの一覧から「Virtual Disk」仮想ディスクサービスを探し、選択します。
  3. サービスを再起動する
    左側の「サービスの状態」セクションにある「再起動」をクリックします。もしサービスが停止している場合は「開始」をクリックします。
  4. 機能の動作を確認する
    再起動後、ディスク管理を開くなどして、仮想ディスクサービスVDSを必要とする機能が正常に動作するか確認します。

レジストリ修復後もVDSが起動しない場合の追加の確認点

レジストリを修正しても仮想ディスクサービスVDSが正常に起動しない場合は、他の要因が影響している可能性があります。以下の点を確認してください。

依存関係サービスが開始できない

仮想ディスクサービスVDSは、他のサービスに依存しています。特に「Remote Procedure Call RPC」リモートプロシージャコールと「Mount Manager」マウントマネージャーの二つのサービスが正常に動作しているか確認してください。これらが停止していると仮想ディスクサービスVDSも起動できません。

  1. サービス管理ツールを開く
    「services.msc」と入力してサービス管理ツールを開きます。
  2. 依存サービスの状態を確認する
    「Remote Procedure Call RPC」と「Mount Manager」の両方のサービスを見つけ、状態が「実行中」になっているか確認します。
  3. サービスの開始または再起動
    もし停止している場合は、右クリックして「開始」または「再起動」を選択し、サービスを起動します。
  4. VDSの再起動を試す
    依存サービスが正常に動作していることを確認してから、再度仮想ディスクサービスVDSの開始を試します。

システムファイルの破損

Windowsのシステムファイルが破損していると、サービスの正常な動作が妨げられることがあります。システムファイルチェッカーと展開イメージのサービスと管理ツールDISMコマンドを使って修復を試みてください。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
    スタートボタンを右クリックし、「ターミナル 管理者」または「コマンドプロンプト 管理者」を選択します。
  2. システムファイルチェッカーを実行する
    コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。システムファイルの整合性が確認され、破損があれば修復されます。
  3. DISMコマンドを実行する
    次に「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、Enterキーを押します。Windowsイメージの修復が行われます。
  4. コンピュータを再起動する
    すべてのコマンドが完了したら、コンピュータを再起動し、仮想ディスクサービスVDSが起動するか確認します。

Windows 10での操作の違い

Windows 10とWindows 11では、仮想ディスクサービスVDSのレジストリパスや基本的なサービス管理の手順に大きな違いはありません。しかし、ユーザーインターフェースUIの細部が異なる場合があります。

例えば、スタートメニューの右クリックメニューや設定アプリのデザインが異なります。しかし、「ファイル名を指定して実行」からの「regedit」や「services.msc」の起動方法は共通です。レジストリエディターやサービス管理ツールのウィンドウ内の操作もほぼ同じですので、Windows 10をご利用の場合も同様の手順で問題なく対処できます。

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Windows 11とWindows 10のサービス管理ツールの表示の違い

Windows 11とWindows 10では、サービス管理ツールの見た目に若干の違いがあります。しかし、主要な機能や操作方法は共通です。

項目 Windows 11 Windows 10
ウィンドウデザイン 角が丸みを帯びている 角が直角
アイコンデザイン よりフラットでシンプル やや立体感がある
サービス一覧の表示 ほとんど同じ ほとんど同じ
サービスの操作ボタン 「サービスの停止」「サービスの開始」「サービスの再起動」が左ペインに表示される 「サービスの停止」「サービスの開始」「サービスの再起動」が左ペインに表示される
サービスプロパティ ダイアログボックスの見た目がモダン ダイアログボックスの見た目がクラシック

この記事で解説したレジストリ編集とサービス再起動の手順を通じて、仮想ディスクサービスVDSの起動問題は解決できたはずです。

これにより、ディスクの管理やパーティション操作など、ストレージ関連の重要な機能が正常に利用できるようになります。

今後同様の問題が発生した際は、この手順を参考に迅速なトラブル解決を目指してください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。