【Windows】システムの「音量ミキサー」の設定履歴をリセットして過去の利用ソフトを隠す手順

【Windows】システムの「音量ミキサー」の設定履歴をリセットして過去の利用ソフトを隠す手順
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Windowsの音量ミキサーには、過去に利用したアプリケーションの音量設定が履歴として残ります。

これにより、リストが長くなり、現在のアプリケーションの音量調整がしにくくなる場合があります。

この記事では、音量ミキサーに表示される不要な履歴をリセットし、現在利用中のソフトのみを表示させる手順を解説します。

この手順を実行することで、音量ミキサーをより管理しやすい状態にできます。

【要点】音量ミキサーの履歴をリセットする主な手順

  • レジストリのバックアップ: 誤操作に備え、レジストリの安全な状態を保存します。
  • 音量ミキサー履歴の削除: レジストリエディターを使って、不要なアプリケーションの音量設定履歴を消去します。
  • PCの再起動: 設定の変更をシステムに反映させ、音量ミキサーを初期状態に戻します。

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音量ミキサーの概要と履歴が残る仕組み

Windowsの音量ミキサーは、システム全体の音量とは別に、アプリケーションごとの音量を個別に調整するための機能です。

Web会議ツールや動画編集ソフトなど、複数のアプリケーションから同時に音が出る際に、それぞれの音量を細かく制御できます。

アプリケーションが一度でも音を出力すると、その設定がWindowsのレジストリに記録されます。

この履歴は、アプリケーションを終了しても自動的に消えることはありません。

そのため、多くのアプリケーションを起動するうちに、音量ミキサーのリストが長くなり、目的のアプリケーションを見つけにくくなることがあります。

履歴をリセットすることで、リストから過去のアプリケーションが消え、現在起動中のアプリケーションのみが表示されるようになります。

音量ミキサーの設定履歴をリセットする手順

音量ミキサーの設定履歴をリセットするには、レジストリエディターを使用します。

レジストリの編集はシステムに影響を与える可能性があるため、必ず事前にバックアップを取得してください。

レジストリをバックアップする手順

  1. レジストリエディターを起動する
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」を選択します。
  2. バックアップする範囲を選択する
    レジストリエディターの左ペインで、「コンピューター」を選択します。システム全体をバックアップする場合、この操作で問題ありません。
  3. レジストリをエクスポートする
    メニューバーの「ファイル」をクリックし、「エクスポート」を選択します。「レジストリファイルの保存」ダイアログが表示されます。
  4. 保存場所とファイル名を指定する
    任意の保存場所を選び、ファイル名に「registry_backup_日付」など、分かりやすい名前を入力します。エクスポート範囲は「すべて」が選択されていることを確認します。
  5. バックアップファイルを保存する
    「保存」ボタンをクリックします。これでレジストリのバックアップが完了しました。

音量ミキサーの履歴を削除する手順

レジストリのバックアップが完了したら、音量ミキサーの履歴を削除します。

  1. レジストリエディターを起動する
    WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力し、Enterキーを押します。ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」を選択します。
  2. 対象のレジストリキーに移動する
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスを順番に展開します。
    HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\VolumeMixer\Playback
    アドレスバーに直接パスを貼り付けて移動することも可能です。
  3. 「Playback」キーを削除する
    「Playback」キーを右クリックし、コンテキストメニューから「削除」を選択します。
  4. 削除の確認をする
    「このキーを完全に削除しますか?」という確認メッセージが表示されます。「はい」をクリックして削除を実行します。
  5. PCを再起動する
    レジストリの変更をシステムに反映させるため、PCを再起動します。スタートメニューから「電源」を選び、「再起動」をクリックします。

PCの再起動後、音量ミキサーを開くと、履歴がリセットされ、起動中のアプリケーションのみが表示されるようになります。

操作時の注意点と関連トラブル

音量ミキサーの履歴リセット操作には、いくつかの注意点があります。

レジストリ編集の危険性

レジストリはWindowsの重要な設定情報が格納されているデータベースです。

誤ったキーを削除したり編集したりすると、システムが不安定になったり、起動できなくなったりする危険性があります。

手順を正確に実行し、不明なキーは触らないようにしてください。

必ず事前にレジストリのバックアップを取得することを強く推奨します。

リセット後の音量ミキサーの挙動

音量ミキサーの履歴をリセットすると、すべてのアプリケーションの音量設定が初期状態に戻ります。

その後、アプリケーションを起動して音を出すと、そのアプリケーションは再び音量ミキサーのリストに表示されます。

この操作は、あくまで過去の履歴を消すものであり、将来的にアプリケーションがリストに追加されるのを防ぐものではありません。

Windows 10での操作の違い

Windows 11とWindows 10では、音量ミキサーの見た目や設定画面の構成に一部違いがあります。

しかし、レジストリキーのパスと削除手順は基本的に同じです。

レジストリエディターの起動方法や操作は共通しているため、Windows 10でも同じ手順で実行できます。

念のため、ご自身のOSバージョンで画面表示を確認しながら作業を進めてください。

特定のアプリケーションの履歴だけを削除したい場合

音量ミキサーの履歴は、「Playback」キーの下にアプリケーションごとにサブキーとして保存されています。

理論的には、特定のアプリケーションに対応するサブキーだけを削除することで、そのアプリケーションの履歴だけを消すことも可能です。

しかし、どのサブキーがどのアプリケーションに対応するかを特定するのは困難な場合があります。

誤って重要なキーを削除するリスクを避けるため、通常は「Playback」キーごと削除し、全体をリセットする方法が推奨されます。

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Windows 11とWindows 10の音量ミキサーの違い

項目 Windows 11の音量ミキサー Windows 10の音量ミキサー
アクセス方法 タスクバーの音量アイコンを右クリックし「サウンド設定」から「音量ミキサー」を選択 タスクバーの音量アイコンを右クリックし「音量ミキサーを開く」を選択
表示デザイン 設定アプリ内に統合されたモダンなUI 独立したウィンドウで表示されるクラシックなUI
機能の統合 出力デバイス選択や空間オーディオ設定がより密接に統合 基本的なアプリケーションごとの音量調整に特化
履歴の保存場所 レジストリのHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\VolumeMixer\Playback レジストリのHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\VolumeMixer\Playback

この記事で解説した手順により、Windowsの音量ミキサーに蓄積されたアプリケーションの履歴をリセットできました。

これにより、音量ミキサーの表示がスッキリし、現在起動中のアプリケーションの音量調整が容易になったはずです。

今後は、不要な情報に惑わされることなく、必要なアプリケーションの音量設定に集中できます。

必要に応じて、個別のアプリケーションの音量設定を調整し、快適な作業環境を維持しましょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。