ワードで日記やビジネス文書を作成する際、必ずと言っていいほど入力するのが「今日の日付」です。しかし、わざわざ「2月14日」と数字を一つずつ打ち込み、さらに「年」や「曜日」まで付け加える作業は意外と手間に感じられます。数字の打ち間違いという大きなリスクも伴いますし、何より執筆のリズムが遮断されてしまいます。実はワードには、ひらがなで「きょう」と打つだけで、瞬時に正しい日付へと作り替える非常に賢い仕組みが備わっています。本記事では、今日の日付を最小限の手間で正確に入力する手順と、さらに便利な自動入力機能について詳しく解説します。この方法を身につけることで、日付入力に関するストレスを除外し、より重要な文章の中身に集中できるようになります。
【要点】日付入力を一瞬で終わらせる3つの活用手順
- 「きょう」と打ってスペースキーを押す: 日本語入力の「読み」を日付の候補に変換し、好みの形式をリストから選ぶ手順を覚えます。
- 「挿入」タブから専用のカレンダー機能を呼び出す: 西暦だけでなく和暦(令和など)や曜日付きの形式を、ボタン一つで組み込む手法を徹底します。
- 「自動更新」の設定で常に最新を保つ: 書類を開くたびに日付が今日のものに書き換わる設定を履行し、古い情報のまま放置する不備を除外します。
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目次
1. なぜ「きょう」と打つだけで日付が出るのか
パソコンには、私たちが入力した音を分析して適切な言葉に変えるための知能(日本語入力ソフト)が備わっています。この知能は、常に「今が何年何月何日か」という時計の情報と連動しています。
1-1. 時計データと辞書の連動
あなたがキーボードで「きょう」と打ち込むと、パソコンはその音を分析(ぶんせき)し、「あ、この人は今日の日付を知りたいのだな」と即座に判断します。そして、内蔵されている正確な時計の情報から、現在の「西暦」「和暦」「月」「日」「曜日」を導き出し、変換候補のリストへと並べてくれます。これが、数字を打たずに日付を入力できる仕組みの正体です。
1-2. 入力ミスという大きなリスクの排除
手動で数字を打っていると、「2月」を「3月」と打ち間違えたり、去年の年号をうっかり書いてしまったりすることがあります。特に重要な契約書や案内状において、日付の間違いは信頼を損なう大きなリスクとなります。パソコンの自動変換を活用する手順を遵守することで、こうした人的な間違いを根本から取り除くことが可能になります。
2. 変換機能を使って日付を出す具体的な手順
最も手軽で、今すぐに使えるのが変換機能による入力です。ひらがなを打つ感覚で、日付を完成させましょう。
手順1:日本語入力モード(あ)で「きょう」と打つ
画面右下が「あ」になっていることを確認し、キーボードで「きょう」と入力します。文字の下に点線が出ていることを確かめてください。これが下書きの状態です。
手順2:スペースキーを叩いて候補を呼び出す
点線が出ている状態で、一番手前の長いボタン(スペースキー)を一度叩きます。すると、画面上に日付の候補がずらりと並びます。一度で好みの形式が出ない場合は、もう一度スペースキーを押してリストを広げてください。
手順3:好みの形式を分析(ぶんせき)して選ぶ
リストの中には、「2026/02/14」「2026年2月14日」「令和8年2月14日(土)」など、様々な見た目の日付が並んでいます。矢印キーで自分が使いたい形式を選び、「Enter(エンター)」キーを二回押して確定させます。一度目は候補の決定、二度目は文章への定着という手順になります。これで、今日の日付が紙に正しく書き込まれます。
手順4:「きのう」や「あした」も活用する
この仕組みは「きょう」だけではありません。同様の手順で「きのう」と打てば昨日の日付が、「あした」と打てば明日の日付が候補に現れます。さらには「ことし」「らいねん」といった言葉でも年号を呼び出すことが可能です。カレンダーを見直す手間というノイズを除外し、思考を止めずに作業を続けられます。
3. ワードの「日付と時刻」機能を使った高度な挿入手順
変換機能よりもさらに細かく形式を指定したい場合や、曜日を確実に入れたい場合には、ワード専用の挿入機能を使うのが正解です。
手順1:画面上部の「挿入」タブをクリックする
ワードの画面の一番上にあるメニューの列から、「挿入(そうにゅう)」と書かれたタブを一度クリックします。すると、画面の内容が情報の追加に関するボタンに切り替わります。
手順2:「日付と時刻」ボタンを探す
右側のほうへ進むと、小さなカレンダーのマークがついた「日付と時刻」という言葉のボタンが見つかります。これをクリックしてください。すると、専用の設定画面が小窓(ダイアログボックス)として表示されます。
手順3:言語とカレンダーの種類を指定する
まず、右側の「言語」が「日本語」になっていることを確認します。次に「カレンダーの種類」から「西暦」か「和暦(令和)」を選びます。すると、真ん中の大きな枠に、その種類に合わせた日付の見た目が一覧で表示されます。中から最も適切なものを選んでください。
手順4:「自動的に更新する」のチェックを検討する
ここが最も重要な分岐点です。画面右下のほうにある「自動的に更新する」という項目にチェックを入れてから「OK」を押すと、その日付は特別な情報としてワードに組み込まれます。チェックを入れなければ普通の文字として入力され、入れた場合は「書類を開くたびにその日の日付に変わる」という便利な動作になります。用途に合わせてこの手順を使い分けてください。
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4. 初心者が陥りやすいミスと対策
日付入力において、思い通りにいかない場合の対処法を整理しました。これらを意識するだけで、不具合を未然に防ぐことができます。
4-1. 変換候補に日付が出てこない不備
「きょう」と打っても日付がリストに現れない場合は、お使いのパソコンの日本語入力設定が古かったり、時計が狂っていたりする不具合が考えられます。また、モードが英字(A)のままでは絶対に日付は出てきません。必ず「あ」のモードで入力し、それでも出ない場合は一度パソコンを再起動させて、時計の足並みを揃える手順を履行してください。
4-2. 前回の書類の日付がそのまま残っている不備
過去に作った書類を使い回して新しい書類を作る際、古い日付をそのままにしてしまうミスが多発します。これを防ぐためには、前述の「自動的に更新する」にチェックを入れた状態で日付を配置しておく手順が極めて有効です。手動で直す必要がなくなるため、情報の更新漏れという大きなリスクを完全に取り除くことができます。
4-3. 曜日が一日ズレていると感じる時
手動で「2月14日 月曜日」のように打ち込んだ際、実際には土曜日だったということがよくあります。このような不一致は、書類の信憑性を大きく損ないます。「日付と時刻」機能で、曜日を含んだ形式を選択する手順を選択すれば、パソコンが正しい曜日を自動で割り当ててくれるため、このような間違いを確実に除外できます。
5. 比較:3つの日付入力方法の特性一覧
状況に応じて最適な方法を選択できるよう、それぞれの特徴を整理した比較表です。
| 入力の方法 | 操作の手順 | メリットと推奨場面 |
|---|---|---|
| 「きょう」と打って変換 | ひらがなを打ってスペースキーを押す | 最も速い。普通の手紙やメモに最適。 |
| 「日付と時刻」機能 | 挿入タブからボタンを選択する | 和暦や曜日も選べる。正式なビジネス書類に。 |
| 自動更新の設定 | 「自動的に更新する」にチェックを入れる | 一度設定すればずっと今日に。雛形や定型文に。 |
6. 応用:キーボードの組み合わせで日付を一瞬で出す手順
マウスも使わず、文字も打たずに、一瞬で日付を入れる高度な手順を紹介します。これはワードの隠れたショートカット操作です。
キーボードの「Alt(オルト)」キーと「Shift(シフト)」キーを両方押したまま、アルファベットの「D」キーを一度叩いてください。(DはDate=日付の頭文字です)。これだけで、その場所に標準的な日付がパッと現れます。この手順で入れた日付は、自動的に「その都度更新される設定」になっていることが多いため、テンプレート(雛形)を素早く作りたい時には非常に強力な武器となります。操作のノイズを極限まで取り除きたい、上級者を目指す方にぜひ実践してほしい手順です。
7. まとめ:確実な日付入力が書類の価値を決める
ワードで日付を正しく、かつ効率的に入力することは、情報の正確性を守るための基本的な作法です。本記事で解説した「きょう」という言葉からの変換手順や、挿入メニューによる自動更新の仕組みを正しく使い分けることで、数字の打ち間違いや年号の失念という不備を生活から完全に除外できるようになります。
パソコンという道具は、こうした小さな「手間を省くための仕組み」の集合体です。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、一つひとつの機能を自身の標準的な手順として確立していくことで、やがて操作に迷う時間はなくなり、あなたの創造性を発揮するための余白が脳に生まれます。今日学んだ日付入力の技を駆使し、常に新しく、正確な書類を自信を持って完成させてください。正しい日付が刻まれた一枚の書類は、あなたの仕事に対する誠実さを物語る、何物にも代えがたい証明となるはずです。
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