【Word】「元に戻す」のアイコンが2種類ある?矢印の向きの違い

【Word】「元に戻す」のアイコンが2種類ある?矢印の向きの違い
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ワードの画面の左上端をじっくりと眺めてみると、青色をした二つの「曲がった矢印」が並んでいることに気づくはずです。一つは左側を向いており、もう一つは右側を向いています。パソコン操作に慣れていない方にとって、これらのボタンがそれぞれどのような役割を持っているのか、なぜ二つも必要なのかを正しく分析するのは難しいかもしれません。これらは「過去」と「未来」を繋ぐ時間旅行のような仕組みを持っており、操作の失敗をなかったことにしたり、一度消したものを再び呼び戻したりするために欠かせない道具です。本記事では、この二種類の矢印の決定的な違いと、それぞれのボタンを使いこなすための具体的な手順を詳しく解説します。仕組みを正しく読み解くことで、操作の不備によるイライラを生活から取り除き、確実な書類作成の手順を身につけましょう。

【要点】二つの矢印ボタンを使い分ける基本ルール

  • 左向き矢印は「時間を過去に戻す」ボタン: 失敗した直後に叩くことで、一つ前の正しい状態に書類を組み直す手順を履行します。
  • 右向き矢印は「戻しすぎた時間を進める」ボタン: 過去に戻りすぎた際、消してしまった未来の操作を復活させる手法を徹底します。
  • 二つのボタンは「対(つい)」になっている: 過去と未来を往復する仕組みを分析し、最適な状態を自分で選び取る手順を遵守します。

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1. なぜ「向きの違う矢印」が二つも用意されているのか

まず、ワードという道具が私たちの操作をどのように記録し、二つのボタンがどのように機能しているのか、その仕組みを分析しましょう。理由を知ることで、操作の迷いというノイズを排除できます。

1-1. 操作を積み上げる「記憶の箱」の仕組み

ワードは、あなたが文字を打ったり、色を変えたりするたびに、その手順を「一時的な記憶箱」の中に順番に積み上げていきます。この箱の下の方が「過去」で、上に行くほど「新しい操作」になります。左向きの矢印を叩くという手順は、この箱の一番上にある最新の操作を取り除き、一つ前の状態に戻すことを意味します。これが「元に戻す」という仕組みの正体です。

1-2. 戻した操作を捨てずに保管する「予備の棚」

左向きの矢印で操作を取り消すと、その取り消された操作は完全に消滅するのではなく、一時的に「予備の棚」へと移動します。この棚に保管されている操作を再び書類に呼び戻すためのスイッチが、右向きの矢印です。つまり、右向きの矢印は「さっきの取り消しは間違いだったから、もう一度やってください」と命令する手順になります。この二つの場所を情報が行き来することで、私たちは時間を自由自在に操ることができるのです。

1-3. 試行錯誤という大きなリスクを安心に変える

「この文章を消しても大丈夫だろうか」「この色にしても変ではないだろうか」という不安は、執筆における大きなブレーキとなります。しかし、左に曲がれば過去に戻れ、右に曲がれば未来に進めるという仕組みを理解していれば、どんな大胆な変更も怖くありません。不適切な結果を恐れずに何度も挑戦できる環境を整えることが、質の高い書類を作るための土台となります。操作の不備を物理的にリセットできる安心感を自身の標準的な動作に組み込みましょう。

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2. 左向き矢印(元に戻す)を使いこなす具体的な手順

失敗をなかったことにするための、最も基本的で心強い手順を一つずつ丁寧に解説します。マウスを使った標準的な操作方法を確認しましょう。

手順1:失敗した直後に画面の左上端を見る

文字を消しすぎたり、貼り付け場所を間違えたりした瞬間に、視線を画面の左上へ運びます。そこに並んでいるボタンの中から、反時計回りに左を向いている青い矢印を探してください。これが、過去へ繋がる入り口です。

手順2:マウスの左ボタンを一度だけ静かに叩く

矢印の上にマウスの印を重ね、カチッと一回だけクリックします。すると、たった今行った操作がパッと消え、書類が一つ前の状態に組み変わります。画面の変化を詳しく調べ、自分の望む姿に戻ったか分析する手順を大切にしましょう。

手順3:必要に応じて何度も繰り返し叩く

一回戻してもまだ足りない場合は、もう一度同じボタンを叩きます。ワードは最大100回分ほどの過去を覚えているため、何度も遡ることで数分前の状態まで書類を戻すことが可能です。この「遡る手順」を繰り返すことで、大きな失敗も確実に修復できます。

3. 右向き矢印(やり直し)を使いこなす具体的な手順

過去に戻りすぎてしまったときや、取り消した操作を復活させたいときの手順を解説します。このボタンの性質を正しく分析することが重要です。

手順1:左向き矢印のすぐ右隣にあるボタンを見る

「元に戻す」ボタンのすぐ右側に、時計回りに右を向いている矢印のマークがあります。これが「やり直し」ボタンです。このボタンは、一度でも「元に戻す」の手順を行わない限り、灰色になっていて押すことができないという仕組みになっています。

手順2:戻しすぎに気づいた瞬間に叩く

「ボタンを連打しすぎて、消したくなかった文章まで消えてしまった」という不適切な事態に陥ったら、迷わずこの右向き矢印をクリックしてください。すると、さきほど取り消された操作が再び画面に現れます。時間を未来へと進める手順を履行しましょう。

手順3:理想の地点で操作を止める

右向き矢印を叩くたびに、取り消していた操作が一つずつ復活していきます。書類の内容が正しく揃っている地点まで戻ったら、そこでマウスの手を止めます。これで、過去と未来を往復して最適な場所に着地する一連の手順が完了です。

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4. 初心者が陥りやすいミスと除外すべきトラブル

二つの矢印を操作する際に、どうしても思い通りにいかない場合の対処法を整理しました。これを知ることで、操作の迷いというリスクを取り除くことができます。

4-1. 間に「新しい入力」をして未来への道を断つ不備

時間を過去に戻した後、まだ「やり直し(右向き矢印)」ができる状態で一文字でも新しく文字を打ち込んでしまうと、ワードは「ここから新しい書き込みを始めるのだな」と分析します。これにより、それより先にあったはずの記憶(予備の棚にあった情報)はすべて取り除かれ、二度と右向き矢印で未来へ進めなくなってしまいます。戻した直後は、まず全体の見た目を確認する手順を優先し、不用意な入力を控える姿勢を遵守しましょう。

4-2. アイコンの向きを逆だと勘違いするリスク

焦っていると、左向きと右向きの役割を反対に思い込み、間違ったボタンを連打してしまうことがあります。すると、時間を戻しては進める、という無意味な往復手順を繰り返すだけのノイズが発生します。「左は過去(昨日)へ、右は未来(明日)へ」という方向のイメージを自身の記憶に正しく組み込むことが、不適切な操作を排除する鍵となります。

4-3. ファイルを閉じて記憶が消去される不具合

「元に戻す」も「やり直し」も、ワードを開いている間だけの繊細な仕組みです。一度ファイルを閉じてしまうと、積み上げられた過去も未来もすべて真っさらに掃除されます。次にファイルを開いたとき、二つの矢印はどちらも灰色になっていて押すことができません。不備の修正は「ファイルを閉じる前」に行う、というプロトコルを自身の標準的なルールとして定着させましょう。

5. 比較:左向き矢印と右向き矢印の機能の違い一覧

それぞれのボタンがどのような場面で役立つのか、比較表で詳しく分析しましょう。

比較項目 左向き矢印(元に戻す) 右向き矢印(やり直し)
主な役割 失敗した操作を取り消す。 取り消した操作を復活させる。
時間の方向 過去へ戻る。 未来へ進む。
ショートカット Ctrl + Z Ctrl + Y
使える条件 何かを編集した直後。 「元に戻す」を行った直後のみ。

6. 応用:どちらに転んでも大丈夫な「安心の編集環境」

二つの矢印の使い分けをマスターすると、書類作成の考え方そのものが変わります。これを自身の標準的な動作に組み込むための高度な手法を紹介します。

例えば、ある段落を大幅に書き換えたいけれど、今のままでも悪くない、と迷っているとします。そんなときは、まず思い切って文章を書き換える手順を履行してください。もし出来栄えが良くなければ、一秒で左向きの矢印を叩いて元の状態へ組み直せばよいのです。逆に、戻してみたけれど「やっぱり書き換えた方が勢いがあったな」と思い直せば、今度は右向きの矢印を叩いて新しい文章を復活させればよいのです。

この「過去と未来を往復して見比べる」という手法は、執筆の質を高めるための非常に実用的な技法です。失敗を単なる不具合として遠ざけるのではなく、より良い表現を見つけるための比較手順として活用しましょう。道具の性質を自分の味方につけることは、あなたに無限のやり直しを許してくれる力となります。恐怖心というノイズをパージし、自由な発想を紙の上に広げていきましょう。

7. まとめ:二つの矢印でワードを自由自在に操ろう

ワードの二種類の矢印ボタンは、あなたの作業における失敗を安心感に変え、正確な書類を迅速に作り上げるための大切な手順です。本記事で解説した「過去へ戻る左向き矢印」と「未来へ進む右向き矢印」の役割を自身の知識として定着させることで、操作のミスによる焦りや時間の浪費という不備を生活から完全に除外できるようになります。

仕組みを正しく使いこなすことは、自分に無限のやり直しを許し、より納得のいく書類を作るための心の余裕を生み出すことでもあります。今日から操作に迷った際は、焦って頭を抱えるのをやめて、落ち着いて左上の小さな矢印たちの向きを確認してみてください。その確実な分析手順が、誰にとっても読みやすく、信頼される素晴らしい書類の完成へと繋がっていくはずです。

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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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