Word文書のコメント表示が邪魔に感じたり、作成者名を変更したいと思ったりしたことはありませんか。初期設定のままでは、コメントが本文の表示領域を狭めたり、意図しない作成者名が表示されたりすることがあります。
この記事では、Wordのコメントの表示形式や作成者名、吹き出しの幅まで、見え方を細かく調整する方法を解説します。
これらの設定を習得することで、文書の共同編集を効率化し、より見やすいWord文書を作成できるようになります。
【要点】Wordコメントの見え方を自在に調整する方法
- コメント表示形式の切り替え: コメントを本文中に表示する「インライン表示」や「変更履歴ウィンドウ」で一覧表示し、本文の邪魔にならないようにします。
- コメントの作成者名変更: Wordのオプションからユーザー名を変更し、コメントに表示される名前を希望通りに調整します。
- コメントの吹き出しの幅と表示方向調整: 変更履歴オプションで吹き出しの幅や表示位置を調整し、文書のレイアウトに合わせて視認性を高めます。
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目次
コメント機能でできることと調整の必要性
Wordのコメント機能は、文書の校閲や共同編集において非常に役立ちます。初期設定ではコメントが文書の右側に「吹き出し」として表示されるため、本文の表示領域が狭く感じられたり、特に画面の小さいデバイスでは読みにくくなることがあります。
また、コメント作成時の作成者名は、Windowsのユーザー名がWordに自動的に引き継がれて表示されるのが一般的です。そのため、個人名ではなく匿名でコメントしたい場合や、特定のプロジェクト名など別の名前で表示させたい場合に、意図しない名前が表示されてしまうことがあります。これらの表示設定はWordのオプションや変更履歴の設定から調整できますが、その場所が分かりにくいと感じるユーザーも少なくありません。本記事では、これらの設定を効果的に変更し、コメント機能の利便性を高める方法を解説します。
コメントの表示位置と作成者名を変更する手順
コメントの表示形式を切り替える
- 校閲タブを開く
Word上部のリボンメニューから「校閲」タブをクリックします。 - 変更履歴グループを確認する
「変更履歴」グループにある「吹き出し」ボタンをクリックします。 - インライン表示を選択する
表示されるメニューから「すべての変更履歴をインラインで表示」を選択します。これにより、コメントが本文中に括弧で囲まれ表示され、吹き出しが非表示になります。 - 変更履歴ウィンドウで表示する
「変更履歴」グループにある「変更履歴ウィンドウ」ボタンをクリックし、「変更履歴ウィンドウ(横)」または「変更履歴ウィンドウ(縦)」を選択します。文書の左または下側にコメントと変更履歴が一覧表示され、本文がすっきりと見えます。 - 標準の吹き出し表示に戻す
「吹き出し」ボタンをクリックし、「吹き出しに表示」を選択すると、コメントは文書の右側に吹き出しとして表示される形式に戻ります。
コメントの作成者名を変更する
- Wordのオプションを開く
Wordの「ファイル」タブをクリックし、左側のメニューから「オプション」を選択します。Wordのオプションダイアログボックスが開きます。 - 全般設定に移動する
オプションダイアログボックスの左側で「全般」を選択します。 - ユーザー名を変更する
「Microsoft Officeのユーザー設定」セクションにある「ユーザー名」の入力欄に、コメントに表示させたい名前を入力します。例えば、「匿名」や「校閲者A」などと入力できます。 - イニシャルを変更する
「イニシャル」の入力欄で、ユーザー名に対応する略称を入力します。これはコメントの吹き出しアイコンなどに表示されます。 - 設定を適用する
「OK」ボタンをクリックして、設定を保存しダイアログボックスを閉じます。この変更後に作成されたコメントには、新しいユーザー名が適用されます。
コメントの吹き出しの幅と表示方向を調整する
- 変更履歴オプションを開く
「校閲」タブの「変更履歴」グループにある「変更履歴の表示」ボタンをクリックします。表示されるメニューから「変更履歴オプション」を選択します。 - 吹き出しの幅を調整する
「変更履歴オプション」ダイアログボックスの「吹き出し」セクションにある「優先的な幅」の入力欄で、コメント吹き出しの幅を数値で指定します。例えば、「8.2cm」と入力して、コメントの表示幅を調整します。 - 吹き出しの表示方向を調整する
同じく「吹き出し」セクションにある「吹き出しを表示する位置」のドロップダウンリストから、「右側」または「左側」を選択します。文書のレイアウトに合わせて表示方向を変更できます。 - 設定を適用する
「OK」ボタンをクリックして、設定を保存しダイアログボックスを閉じます。この設定は、Wordのすべての文書に影響を与えることがあります。
コメント設定変更時の注意点と制限事項
Wordのコメント機能を利用する際、いくつかの注意点や制限事項があります。これらを理解しておくことで、意図しない表示や動作を防ぎ、スムーズな作業に繋がります。
* **コメントの色は自動割り当て**: コメントの色は作成者ごとにWordが自動的に割り当てます。特定の色に手動で固定する設定はありません。作成者名を変更すると、Wordが新しい作成者に対して別の色を割り当てることがあります。
* **既存コメントの作成者名は変更されない**: Wordのオプションでユーザー名を変更しても、既に作成されているコメントの作成者名は自動的には変更されません。既存コメントの作成者名を変更したい場合は、コメントを削除して新しいユーザー名で再作成する必要があります。
* **他ユーザーとの共有時の設定**: 文書を他のユーザーと共有する場合、そのユーザーのWord設定(ユーザー名や表示設定)が優先されることがあります。共有環境での作業時は、事前に設定の共有ルールを確認することをおすすめします。
* **吹き出しと本文の重なり**: コメントの吹き出しが本文と重なって読みにくくなる場合は、「変更履歴オプション」で「優先的な幅」を調整するか、Wordの「レイアウト」タブから「余白」を広げることで改善できます。
* **コメントが非表示になる場合**: 「校閲」タブの「変更履歴の表示」設定が「変更箇所なし」になっているか、「吹き出し」の表示設定が「すべての変更履歴をインラインで表示」になっていると、吹き出し形式のコメントが表示されないことがあります。適切な表示設定を選択してください。
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6. 比較表
| 項目 | 初期設定 | 調整後の例 |
|---|---|---|
| 表示形式 | 文書の右側に吹き出し表示で本文領域が狭くなる | インライン表示や変更履歴ウィンドウで本文領域を広く確保 |
| 作成者名 | Windowsのユーザー名が自動的に反映される | Wordオプションから任意の名前に変更可能 |
| 吹き出し幅 | 固定幅でコメント内容が見切れることがある | 変更履歴オプションで優先的な幅を調整し内容を見やすくする |
| コメントの色 | 作成者ごとにWordが自動的に割り当てる | 手動で特定の色に固定はできない(作成者名変更で色が変わる可能性あり) |
| 表示位置 | 通常は文書の右側に表示される | 変更履歴オプションで左右の表示位置を調整可能 |
まとめ
この記事では、Wordコメントの表示形式、作成者名、吹き出しの幅や表示位置を調整する具体的な方法を解説しました。これらの設定を習得することで、文書の視認性を高め、共同編集の効率を向上させることが可能になります。
「校閲タブ」の「吹き出し」や「変更履歴ウィンドウ」で表示形式を切り替え、「ファイル」タブの「オプション」でユーザー名を変更し、さらに「変更履歴オプション」で吹き出しの詳細設定を行うことで、見やすい文書環境を構築できます。
ぜひこれらの機能を活用して、Word文書の作成や校閲作業をより快適に進めてください。
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