【PDF】検索してもヒットしない!画像PDF(スキャンデータ)かテキストPDFかの見分け方

【PDF】検索してもヒットしない!画像PDF(スキャンデータ)かテキストPDFかの見分け方
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PDFの文書内検索で「一致する項目はありません」と表示され、困っていませんか。それは、PDFが画像として保存されているため、文字情報を持っていないことが原因です。この問題は、スキャンされた書類をPDF化した際に頻繁に発生します。この記事では、PDFが画像かテキストかを見分ける方法や、画像PDFを検索可能にする具体的な手順を解説します。これらの操作で、必要な情報を素早く見つけられるようになります。

【要点】PDFの検索問題を解決する主な操作

  • テキスト選択の試行: PDFがテキスト情報を持つか、画像として扱われているかを視覚的に確認します。
  • OCR機能の利用: 画像として取り込まれたPDFを、文字検索可能なテキストデータに変換します。
  • ファイルプロパティの確認: PDFの内部情報から、フォントの埋め込み状況や作成方法を把握します。

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検索できないPDFの正体:画像PDFとテキストPDFの基本

PDFは大きく分けて二種類あります。一つは、WordやExcelから直接作成された「テキストPDF」です。これは文字情報を持つため、文書内検索が可能です。もう一つは、紙の書類をスキャンして作成された「画像PDF」です。これは文字を画像として保存しているため、見た目は文字でも内部にテキスト情報はありません。そのため、検索機能が文字として認識できず、ヒットしないのです。検索を可能にするには、画像から文字を認識するOCR 光学的文字認識 処理が必要です。

画像PDFをテキスト検索可能にする具体的な手順

1. PDFが画像かテキストかを見分ける方法

PDFがテキスト情報を持っているかを確認する最も簡単な方法です。テキストが選択できれば検索も可能です。

Acrobat Reader で確認する

  1. PDFを開く
    Acrobat Readerで対象の.pdfファイルを開きます。
  2. テキスト選択ツールを選ぶ
    左側のツールバーにある「選択ツール」アイコンをクリックします。または、キーボードのVキーを押します。
  3. テキストをドラッグする
    文書内の文字の上でマウスをドラッグし、文字が選択できるか試します。文字が反転表示されたり、コピーできたりすればテキストPDFです。画像として選択範囲全体が反転する場合は画像PDFです。
  4. プロパティでフォントを確認する
    「ファイル」メニューから「プロパティ」を選択します。「フォント」タブをクリックし、フォント情報が表示されていればテキストPDFである可能性が高いです。フォント情報がほとんどない場合は画像PDFです。

Edgeで確認する

  1. PDFを開く
    Edgeブラウザで対象の.pdfファイルを開きます。
  2. テキストを選択する
    文書内の文字の上でマウスをドラッグし、文字が選択できるか試します。文字が反転表示されればテキストPDFです。画像として選択範囲全体が反転する場合は画像PDFです。
  3. 検索機能で確認する
    CtrlキーとFキーを同時に押して検索バーを表示します。文書内の単語を入力し、ヒットするか試します。

iPhone・AndroidのPDFアプリで確認する

  1. PDFアプリで開く
    iPhoneやAndroidにインストールされているPDFビューアアプリで.pdfファイルを開きます。
  2. テキストを長押しする
    文書内の文字を指で長押しします。文字が選択範囲としてハイライト表示されればテキストPDFです。
  3. 検索機能を使う
    アプリ内の検索アイコンをタップし、文書内の単語を入力して検索できるか試します。

2. 画像PDFを検索可能にする方法(OCR処理)

画像PDFを検索可能にするには、OCR 光学的文字認識 処理が必要です。これにより、画像内の文字をテキストデータに変換します。

Acrobat ReaderでOCR処理を行う

Acrobat Reader Pro版では、OCR機能を使って画像PDFを検索可能なテキストPDFに変換できます。

  1. PDFを開く
    Acrobat Readerで対象の画像.pdfファイルを開きます。
  2. ツールパネルを開く
    右側のツールパネル、または上部メニューの「ツール」をクリックします。
  3. 「PDFを編集」を選択する
    「テキストを認識」セクションにある「PDFを編集」をクリックします。
  4. テキスト認識を実行する
    「テキストを認識」のドロップダウンメニューから「このファイルで」を選択します。処理が開始され、画像内の文字がテキストとして認識されます。
  5. ファイルを保存する
    処理が完了したら、上書き保存または新しいファイル名で保存します。これで文書内検索が可能になります。

オンラインOCRサービスを利用する

Acrobat Reader Pro版がない場合でも、オンラインのOCRサービスを利用して画像PDFをテキストPDFに変換できます。

  1. オンラインOCRサービスにアクセスする
    Webブラウザで「オンラインOCR PDF」と検索し、信頼できるサービスを選びます。
  2. ファイルをアップロードする
    サービスの指示に従い、変換したい画像.pdfファイルをアップロードします。
  3. 言語設定を確認する
    認識するテキストの言語 日本語 を正しく設定します。
  4. OCR処理を実行しダウンロードする
    「変換」や「OCR実行」などのボタンをクリックし、処理が完了したら変換された.pdfファイルをダウンロードします。

OCR処理時の注意点と解決策

OCR処理後も検索できない、または認識精度が低い

原因: 元の画像PDFの品質が低い、文字がぼやけている、傾いている、または複雑なレイアウトである場合に発生します。
対処法:

  1. スキャン品質を上げる: 可能であれば、元の紙媒体をより高解像度で鮮明にスキャンし直します。
  2. 画像補正を行う: OCR処理前に、PDF編集ソフトで画像の傾き補正やコントラスト調整を行います。
  3. 別のOCRツールを試す: 使用しているOCRツールの認識精度が低い場合、別のツールやサービスを試します。

OCR処理後にファイルサイズが大きくなりすぎる

原因: OCR処理によってテキスト情報が追加され、また画像データが劣化せずに残るため、ファイルサイズが増加することがあります。
対処法:

  1. PDFを最適化する: Acrobat Readerの「PDFを最適化」機能を使用して、画像品質を下げずにファイルサイズを削減します。
  2. 不要なオブジェクトを削除する: OCR後に不要なレイヤーやオブジェクトがあれば削除します。

特定の文字だけ認識されない

原因: 特殊なフォント、手書き文字、または装飾された文字はOCRが苦手とする場合があります。また、言語設定の誤りも考えられます。
対処法:

  1. OCRの言語設定を確認する: 処理を行う前に、OCRツールの言語設定が日本語になっているか確認します。
  2. 手動で修正する: 認識されなかった部分は、PDF編集機能で手動でテキストを追加または修正します。

オンラインOCRサービスの利用が不安

原因: 機密性の高い文書を外部サービスにアップロードすることにセキュリティ上の懸念があるかもしれません。
対処法:

  1. 信頼できるサービスを選ぶ: 評判が良く、プライバシーポリシーが明確な大手サービスを利用します。
  2. 機密性の低い文書で試す: まずは機密性の低い文書でサービスの安全性と機能を試します。
  3. オフラインツールを検討する: セキュリティが最優先の場合は、Acrobat Reader Pro版のようなオフラインで動作するPDF編集ソフトの導入を検討します。

スマホアプリでOCR機能が見つからない

原因: 多くの無料PDFビューアアプリにはOCR機能が搭載されていません。OCRは高度な処理のため、専用アプリや有料版の機能となることが多いです。
対処法:

  1. OCR対応アプリを探す: App StoreやGoogle Playストアで「OCR PDF」と検索し、機能を持つアプリを探します。
  2. PCで処理を行う: スマホでの処理が難しい場合は、PCのAcrobat ReaderやオンラインOCRサービスを利用して処理し、変換後のファイルをスマホに転送します。

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画像PDFとテキストPDFの機能・特徴比較

項目 Acrobat Reader Pro Edgeブラウザ オンラインOCRサービス
特徴 高度なPDF編集とOCR機能 基本的なPDF閲覧と印刷 手軽にOCR変換が可能
OCR機能 搭載されている 搭載されていない サービスによるが、主に搭載
利用環境 PC Windows/macOS PC Windows/macOS/Linux Webブラウザ Google Chrome, Edgeなど
費用 有料 サブスクリプション 無料 無料版あり、高度な機能は有料

まとめ

この記事では、PDFが画像データかテキストデータかを見分ける方法と、画像PDFを検索可能にするOCR処理の手順を解説しました。Acrobat Readerでのプロパティ確認やテキスト選択、オンラインOCRサービスの活用により、これまで検索できなかったPDF内の情報を効率的に見つけられるようになります。これらの操作を習得することで、PDF文書からの情報収集や管理が格段に向上します。ぜひ、お持ちのPDFファイルでテキスト選択やOCR機能を試してみてください。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。