業務中にウェブサイトにアクセスできず、通信が遮断されるエラーに遭遇すると作業が滞ります。
この問題は、ブラウザやWindowsのセキュリティ設定が厳しすぎる場合に発生することがあります。
この記事では、Windows 11を基準に、ブラウザのセキュリティ設定を見直し、通信遮断エラーを解消する具体的な手順を解説します。
【要点】通信遮断エラーを解消するセキュリティ設定の修正
- インターネットオプションのセキュリティレベル調整: 信頼済みサイトや制限付きサイトの設定を修正し、ウェブサイトへのアクセスを許可します。
- Windows Defender ファイアウォールの設定確認: ブラウザの通信を妨げている可能性のあるファイアウォールルールを確認し、必要に応じて許可します。
- プロキシサーバー設定の見直し: 誤ったプロキシ設定による通信障害を解消し、直接的なウェブアクセスを可能にします。
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目次
ブラウザの通信が遮断される根本的な原因
ブラウザの通信が遮断される主な原因は、Windowsやブラウザに設定されたセキュリティポリシーが過剰に厳しくなっている点です。
特定のウェブサイトが危険と判断されたり、未署名のコンテンツがブロックされたりすることで発生します。
また、Windows Defender ファイアウォールやサードパーティ製セキュリティソフトが、ブラウザの通信を誤って不正なものと認識し、遮断することもあります。
企業環境ではグループポリシーという一元管理機能によって設定が制御されている場合もあり、個別の変更が制限されているケースもあります。
通信遮断エラーを解消する具体的な操作手順
インターネットオプションのセキュリティレベルを調整する
ウェブサイトへのアクセスを許可するため、インターネットオプションのセキュリティ設定を見直します。
- インターネットオプションを開く
Windows 11の検索ボックスに「インターネットオプション」と入力し、検索結果から「インターネットオプション」アプリを開きます。 - セキュリティタブを選択する
「インターネットのプロパティ」ダイアログが表示されます。「セキュリティ」タブを選択してください。 - ゾーンのセキュリティレベルを調整する
「セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください」項目で、「インターネット」ゾーンを選択し、「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックします。表示される「セキュリティ設定」ダイアログで、スクリプトやActiveXコントロールの実行に関する設定を一時的に「有効」または「ダイアログを表示」に変更し、「OK」をクリックします。 - 信頼済みサイトに問題のサイトを追加する
問題のウェブサイトが安全であることが確実な場合、「信頼済みサイト」ゾーンを選択し、「サイト」ボタンをクリックします。表示されるダイアログで、問題のウェブサイトのURLを「このWebサイトをゾーンに追加する」欄に入力し、「追加」ボタンをクリックします。追加が完了したら「閉じる」をクリックします。 - 制限付きサイトを確認する
「制限付きサイト」ゾーンを選択し、「サイト」ボタンをクリックします。問題のウェブサイトのURLがリストに含まれている場合は、選択して「削除」ボタンをクリックします。 - 設定を適用する
「インターネットのプロパティ」ダイアログに戻り、「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックして設定を保存し閉じます。
Windows Defender ファイアウォールの設定を確認する
Windows Defender ファイアウォールがブラウザの通信を誤って遮断していないか確認し、必要に応じて許可します。
- Windows Defender ファイアウォールを開く
Windows 11の検索ボックスに「Windows Defender ファイアウォール」と入力し、検索結果から開きます。 - 許可されたアプリの設定にアクセスする
左側のメニューから「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」を選択します。 - 設定を変更する
「許可されたアプリ」ダイアログが表示されます。「設定の変更」ボタンをクリックし、項目を変更できるようにします。 - ブラウザの許可状況を確認する
プログラムの一覧からEdgeやその他の使用しているブラウザを探します。ブラウザの項目で「プライベート」と「パブリック」のチェックボックスが両方ともオンになっているか確認します。オンになっていない場合は、チェックボックスをクリックしてオンにします。 - 設定を保存する
「OK」ボタンをクリックして設定を保存し、ダイアログを閉じます。
プロキシサーバー設定を見直す
誤ったプロキシサーバー設定が通信遮断の原因となることがあります。設定を見直すか、一時的に無効にします。
- 設定アプリを開く
Windows 11の「設定」アプリを開きます。スタートメニューから歯車のアイコンをクリックするか、「Windowsキー + I」を押すことで開けます。 - ネットワークとインターネットの設定にアクセスする
左側のメニューから「ネットワークとインターネット」を選択します。 - プロキシ設定を開く
右側の項目から「プロキシ」を選択します。 - プロキシサーバー設定を確認する
「手動プロキシセットアップ」の項目を探し、「セットアップ」ボタンをクリックします。 - プロキシ設定を調整する
「プロキシサーバーを使う」のトグルスイッチがオンになっている場合、表示されているアドレスとポート番号が正しいか確認します。必要に応じて、一時的にオフに切り替えて問題が解決するかどうか確認することも有効です。 - 設定を保存する
変更を行った場合は「保存」ボタンをクリックして設定を適用します。 - Windows 10の場合の補足
Windows 10では、設定アプリから「ネットワークとインターネット」を選び、左側のメニューから「プロキシ」を選択します。以降の操作はWindows 11とほぼ同じです。
設定変更後に通信が改善しない場合の対処法
ブラウザのキャッシュとCookieをクリアできない
ブラウザに保存されている古いキャッシュやCookieが原因で、セキュリティ設定変更が反映されない場合があります。
- Edgeの設定を開く
Edgeを開き、右上の「…」メニューアイコンをクリックし、「設定」を選択します。 - 閲覧データをクリアする
左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択します。「閲覧データをクリア」項目で「今すぐ閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」ボタンをクリックします。 - クリアする項目を選択する
「時間の範囲」を「すべての期間」に設定し、「閲覧の履歴」「Cookieおよびその他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「今すぐクリア」ボタンをクリックします。
セキュリティソフトが通信を遮断してしまう
インストールされているサードパーティ製セキュリティソフトが、ブラウザの通信を誤って遮断している可能性があります。
- セキュリティソフトを一時的に無効化する
使用しているセキュリティソフトの設定画面を開き、一時的にリアルタイム保護機能やファイアウォール機能を無効化します。 - 問題のサイトにアクセスを試す
セキュリティソフトを無効化した状態で、問題のウェブサイトにアクセスを試します。 - ブラウザを許可する設定を追加する
アクセスができた場合、セキュリティソフトの設定でブラウザを許可するルールを追加してください。無効化する際は、インターネット接続を一時的に切断するなど、セキュリティリスクに十分注意が必要です。
システムファイルが破損しているため改善が見られない
Windowsのシステムファイルが破損していると、ネットワーク関連の機能に影響が出ることがあります。
- コマンドプロンプトを管理者として実行する
Windows 11の検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。 - システムファイルチェッカーを実行する
コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。 - スキャン結果を確認する
スキャンが完了するまで待ち、結果を確認します。破損が検出された場合は自動的に修復されます。
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EdgeとInternet Explorerのセキュリティ設定項目の比較
Internet ExplorerはWindows 11では提供されていませんが、多くの組織で以前から利用されていたため、設定項目の違いを理解することは重要です。
| 項目 | Edge(Chromiumを基盤とする) | Internet Explorer(生産性向上アプリモード経由) |
|---|---|---|
| セキュリティゾーン | ゾーン設定は直接提供されないが、トラッキング防止機能で同等の制御を行う | インターネットオプションから「インターネット」「ローカルイントラネット」「信頼済みサイト」「制限付きサイト」の4つのゾーンを管理 |
| トラッキング防止 | 「厳重」「バランス」「基本」の3段階で、サードパーティのトラッカーや悪意のあるサイトからの保護レベルを設定 | トラッキング防止機能は存在しないが、ActiveXフィルターやポップアップブロックで一部対応 |
| ActiveXコントロール | ActiveXコントロールはサポートされない。Web標準技術(HTML5, JavaScriptなど)に移行 | インターネットオプションでActiveXコントロールの実行、ダウンロード、スクリプト実行の許可レベルを細かく設定 |
| ポップアップブロック | 設定メニューからポップアップをブロックするか、特定のサイトを許可またはブロックする設定が可能 | インターネットオプションからポップアップブロックを有効にし、許可するサイトを指定できる |
| SmartScreenフィルター | 悪意のあるサイトやダウンロードから保護する機能が組み込まれている | 悪意のあるサイトやダウンロードから保護する機能が組み込まれている |
まとめ
この記事では、Windows 11におけるブラウザの通信遮断エラーに対し、セキュリティ設定を修正する具体的な手順を解説しました。
インターネットオプションでのセキュリティレベル調整、Windows Defender ファイアウォールの設定確認、プロキシサーバー設定の見直しにより、ウェブサイトへのアクセス障害を解消できます。
今後は、業務でアクセスするウェブサイトの特性に合わせて、適切なセキュリティ設定を維持し、安全かつスムーズなインターネット利用に役立ててください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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