【Teams】RTMPインを使って外部配信ソフトからTeamsに動画を取り込む手順

【Teams】RTMPインを使って外部配信ソフトからTeamsに動画を取り込む手順
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Microsoft Teams会議に外部から動画を取り込みたいですか?

YouTube LiveやTwitchなどの外部配信サービスで利用されるRTMP(Real-Time Messaging Protocol)を利用して、Teams会議へ高品質な動画を配信できるようになりました。

この記事では、OBS Studioなどの外部配信ソフトからRTMPイン機能を使ってTeams会議へ動画を取り込む具体的な手順を解説します。

【要点】外部配信ソフトからTeams会議へ動画を取り込む方法

  • Teams会議のRTMPイン設定: Teams会議の開催者がRTMPイン機能を有効にする手順。
  • 配信ソフトの設定: OBS Studioなどの配信ソフトでRTMPインのURLとキーを設定する手順。
  • Teams会議への接続: 設定完了後、配信ソフトからTeams会議へ映像を送信し、会議参加者と共有する手順。

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Teams会議でRTMPイン機能を利用するための前提条件

Teams会議でRTMPイン機能を利用するには、いくつかの前提条件があります。

まず、RTMPイン機能はMicrosoft Teams Premiumライセンス、またはMicrosoft 365 Enterprise E5ライセンスを持つユーザーのみが利用可能です。これらのライセンスを持たないユーザーは、RTMPイン機能を使用できません。

また、RTMPイン機能は会議の開催者または共同開催者のみが設定できます。参加者はRTMPイン機能の設定や開始はできません。

さらに、RTMPイン機能を利用するには、Teams会議のポリシー設定でこの機能が有効になっている必要があります。組織のTeams管理者によって機能が無効化されている場合は、利用できません。利用できない場合は、IT管理者にご相談ください。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Teams会議でRTMPインを有効にする手順

Teams会議でRTMPイン機能を有効にするには、会議の開催またはスケジュール設定時に以下の手順を行います。

  1. Teams会議をスケジュールする
    Microsoft Teamsの「カレンダー」タブから「新しい会議」をクリックし、会議のタイトル、参加者、日時などを設定します。
  2. 会議オプションを開く
    会議のスケジュール設定画面で、「会議オプション」をクリックします。
  3. RTMPインを有効にする
    会議オプション画面が表示されたら、「RTMPインを許可する」という項目を探し、トグルスイッチをオンにします。
  4. 設定を保存する
    「保存」ボタンをクリックして、会議オプションの設定を完了します。

この設定により、スケジュールされた会議でRTMPイン機能が利用可能になります。会議開始前に、開催者はRTMPインに必要なURLとキーを取得する必要があります。

RTMPインに必要なURLとキーを取得する手順

RTMPインを有効にしたTeams会議に外部から動画を送信するには、特定のURLとストリームキーが必要です。

  1. Teams会議を開始または参加する
    スケジュールしたTeams会議を開始するか、参加します。
  2. 「その他の操作」メニューを開く
    会議ウィンドウの上部にある「その他の操作」アイコン(「…」が縦に並んだアイコン)をクリックします。
  3. 「RTMPイン」を選択する
    表示されるメニューから「RTMPイン」を選択します。
  4. URLとキーを確認する
    RTMPインの設定画面が表示されます。ここに、配信ソフトに入力するための「RTMP URL」と「ストリームキー」が表示されます。
  5. URLとキーをコピーする
    表示されたRTMP URLとストリームキーをコピーし、安全な場所に一時保存しておきます。これらは、外部配信ソフトの設定に使用します。

これらのURLとキーは、会議ごとに固有のものです。他の会議で再利用することはできません。また、ストリームキーは機密情報ですので、第三者に漏洩しないよう注意してください。

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外部配信ソフト(OBS Studio)での設定手順

Teams会議で取得したRTMP URLとストリームキーを、OBS Studioなどの外部配信ソフトに入力します。ここでは、一般的な配信ソフトであるOBS Studioを例に説明します。

  1. OBS Studioを起動する
    お使いのコンピューターでOBS Studioを起動します。
  2. 設定メニューを開く
    OBS Studioの右下にある「設定」ボタンをクリックします。
  3. 「配信」タブを選択する
    設定ウィンドウが開いたら、左側のメニューから「配信」を選択します。
  4. サービスとサーバーを設定する
    「サービス」のドロップダウンメニューから「カスタム」を選択します。
  5. RTMP URLを入力する
    「サーバー」の欄に、Teams会議でコピーした「RTMP URL」を貼り付けます。
  6. ストリームキーを入力する
    「ストリームキー」の欄に、Teams会議でコピーした「ストリームキー」を貼り付けます。
  7. 設定を適用・保存する
    「適用」ボタンをクリックし、次に「OK」ボタンをクリックして設定ウィンドウを閉じます。

これで、OBS StudioがTeams会議への動画配信の準備ができました。次に、映像ソースを設定し、配信を開始します。

OBS Studioで映像ソースを設定し配信を開始する手順

配信ソフトでの設定が完了したら、実際にTeams会議に映像を送信するためのソースを設定し、配信を開始します。

  1. 映像ソースを追加する
    OBS Studioの「ソース」パネルで、「+」ボタンをクリックし、追加したい映像ソースを選択します。(例: 「映像キャプチャデバイス」でWebカメラ、「ウィンドウキャプチャ」で特定のアプリケーション画面など)
  2. ソースを配置・調整する
    追加したソースをプレビュー画面上で配置し、サイズや位置を調整します。
  3. 配信を開始する
    OBS Studioの右下にある「配信開始」ボタンをクリックします。
  4. Teams会議で確認する
    Teams会議に戻り、会議ウィンドウの「その他の操作」メニューから「RTMPイン」を選択します。
  5. 「配信を開始」をクリックする
    RTMPインの設定画面で、「配信を開始」ボタンをクリックします。

これで、OBS StudioからTeams会議へ映像が送信され、会議参加者全員に共有されます。映像が正常に表示されているか確認してください。

新しいTeams(v2)と従来Teamsでの違い

新しいTeams(v2)と従来Teamsでは、インターフェースや一部機能の配置が変更されています。

RTMPイン機能自体の基本的な動作は変わりませんが、会議オプションへのアクセス方法や、RTMPイン設定画面の表示が若干異なる場合があります。

新しいTeamsでは、会議オプションが「会議の詳細」や「会議の設定」といったメニュー内に統合されていることがあります。RTMPインのURLとキーを取得する際も、メニューの階層が変更されている可能性があります。

操作に迷った際は、画面上のメニューを注意深く確認するか、Microsoftの公式ドキュメントを参照することをおすすめします。

新しいOutlookと従来Outlookでの違い

RTMPイン機能はTeams会議の機能であり、Outlookの機能とは直接関係ありません。

ただし、Teams会議のスケジュール設定はOutlookの予定表から行うことが多いため、新しいOutlookと従来Outlookでの会議スケジュール設定方法の違いが間接的に影響する可能性はあります。

新しいOutlookでは、Web版Outlookのインターフェースに近づいており、会議のスケジュール設定画面のレイアウトが変更されています。会議オプションへのアクセス方法も、従来とは異なる場合があります。

RTMPイン設定でよくあるトラブルと対処法

配信がTeams会議に表示されない

原因:

URLまたはストリームキーの入力ミス、配信ソフト側の配信開始忘れ、Teams会議でのRTMPイン開始忘れ、ネットワークの問題、ライセンスやポリシーによる機能制限などが考えられます。

対処法:

  1. URLとストリームキーの再確認: Teams会議で表示されたRTMP URLとストリームキーを、コピー&ペーストで正確に入力し直します。
  2. 配信開始の確認: OBS Studioなどの配信ソフトで「配信開始」ボタンが押されていることを確認します。
  3. Teams会議での開始確認: Teams会議のRTMPイン設定画面で、「配信を開始」ボタンが押されていることを確認します。
  4. ライセンスとポリシーの確認: ご自身のTeamsライセンスがRTMPインに対応しているか、組織のTeams管理者がRTMPイン機能を有効にしているかを確認します。
  5. ネットワーク接続の確認: インターネット接続が安定しているか確認します。

映像が途切れる・遅延する

原因:

配信元コンピューターの処理能力不足、ネットワーク帯域幅の不足、配信ソフトの設定(ビットレートが高すぎるなど)、Teams会議側のネットワーク状況などが原因として挙げられます。

対処法:

  1. 配信ソフトの設定見直し: OBS Studioなどの設定で、ビットレートを下げたり、エンコーダー設定を調整したりして、コンピューターの負荷を軽減します。
  2. ネットワーク帯域幅の確保: 同時に大量のデータを通信する他のアプリケーションを終了させ、ネットワーク帯域幅を確保します。可能であれば有線LAN接続を使用します。
  3. 配信元コンピューターの確認: 配信元のコンピューターのCPU使用率やメモリ使用率を確認し、リソース不足の場合は不要なアプリケーションを終了させます。

音声が聞こえない

原因:

配信ソフトで音声ソースが正しく設定されていない、マイクのミュート、Teams会議側で外部からの音声がミュートされている、などの可能性があります。

対処法:

  1. 配信ソフトの音声設定確認: OBS Studioの「ミキサー」パネルで、使用している音声ソースの音量がミュートになっていないか、レベルが適切か確認します。
  2. Teams会議の音声設定確認: Teams会議側で、外部からの音声入力が許可されているか確認します。
  3. マイク設定の確認: 配信元で使用しているマイクが正しく選択され、ミュートされていないか確認します。

Mac版・モバイル版・Web版との違い

RTMPイン機能の基本的な操作は、Teamsのデスクトップアプリケーション(Windows版、Mac版)で同様です。

ただし、Mac版Teamsでは、画面キャプチャやデバイスキャプチャの方法がWindows版と若干異なる場合があります。また、UIの配置やショートカットキーなども異なる可能性があります。

モバイル版Teamsでは、現時点ではRTMPイン機能はサポートされていません。外部からの動画配信には、PC版のTeamsを利用する必要があります。

Web版TeamsでもRTMPイン機能は利用可能ですが、ブラウザの互換性やパフォーマンスによっては、デスクトップアプリ版よりも動作が不安定になる可能性があります。可能な限り、デスクトップアプリ版の使用が推奨されます。

まとめ

この記事では、Microsoft Teams会議でRTMPイン機能を利用して、OBS Studioなどの外部配信ソフトから高品質な動画を取り込む手順を解説しました。

RTMPイン機能を使うことで、より柔軟でプロフェッショナルな会議運営が可能になります。まずは、ご自身のTeamsライセンスと組織のポリシー設定を確認し、会議のスケジュール設定からRTMPインを有効にしてみてください。

さらに高度な映像演出を行いたい場合は、OBS Studioのシーン切り替えやテロップ挿入などの機能を活用し、Teams会議での情報共有をより豊かにしましょう。

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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。