Microsoft Teamsの管理者は、Teams管理センターのダッシュボードを効果的に活用したいと考えているでしょう。
しかし、デフォルトのビューでは、組織のニーズに合わない情報が表示されることがあります。
本記事では、Teams管理センターのダッシュボードをカスタムビューで利用する手順を詳しく解説します。
これにより、必要な情報を素早く把握し、Teamsの運用管理を効率化できます。
【要点】Teams管理センターのダッシュボードをカスタムビューで活用する
- ダッシュボードのカスタムビュー作成: 組織の運用状況に合わせて表示項目をカスタマイズできます。
- ウィジェットの追加・削除・配置: 必要な情報を選択し、見やすいように配置できます。
- カスタムビューの保存と共有: 作成したビューは保存でき、他の管理者と共有も可能です。
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目次
Teams管理センターダッシュボードの概要とカスタムビューの必要性
Teams管理センターは、Teamsの環境全体を管理するための中心的なポータルです。
ダッシュボードは、サインイン時に最初に表示される画面であり、Teamsの利用状況、アクティビティ、問題、推奨事項など、重要な情報を一覧できます。
デフォルトでは、Microsoftが定義した標準的なウィジェットが表示されます。
しかし、組織の規模や利用状況、管理者が特に注視したい項目は組織ごとに異なります。
例えば、特定のチームの利用状況、ライセンス割り当て、セキュリティアラートなどを優先的に確認したい場合があります。
このような場合に、標準のダッシュボードでは、目的の情報にたどり着くまでに時間がかかったり、不要な情報に惑わされたりする可能性があります。
カスタムビューを作成することで、管理者は自分にとって最も重要で関連性の高い情報だけを、見やすいように配置して表示できます。
これにより、日々の運用管理業務の効率が大幅に向上し、問題の早期発見や迅速な対応が可能になります。
カスタムビュー作成のための前提条件と準備
Teams管理センターのダッシュボードをカスタムビューで利用するには、いくつかの前提条件があります。
まず、Teams管理センターにアクセスするための適切な管理者ロールが必要です。
一般的には、Teamsサービス管理者、グローバル管理者、またはカスタムロールでダッシュボードの表示および編集権限が付与されている必要があります。
組織のAzure Active Directory(Azure AD)で、ご自身のユーザーアカウントにこれらのロールが割り当てられているか確認してください。
次に、利用するブラウザの互換性も確認しておきましょう。
Microsoft Teams管理センターは、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safariなどの最新バージョンのブラウザで最適に動作します。
Internet Explorerのような古いブラウザでは、正しく表示されない、または機能しない可能性があります。
また、カスタムビューを作成する前に、どのような情報をダッシュボードに表示したいのか、大まかな計画を立てておくことをお勧めします。
例えば、「アクティブなチーム数」「チャットメッセージ数」「会議の利用状況」「ライセンスの割り当て状況」「セキュリティ関連の警告」といった項目をリストアップしておくと、ウィジェットの選択がスムーズになります。
組織のポリシーやテナント設定によっては、表示できるウィジェットの種類や利用できる機能に制限がある場合もあります。
もし、特定のウィジェットが見つからない、または設定できない場合は、組織のIT管理者やMicrosoft 365管理者にご確認ください。
Teams管理センターダッシュボードのカスタムビュー作成手順
Teams管理センターのダッシュボードでカスタムビューを作成する手順は以下の通りです。
- Teams管理センターへのサインイン
Webブラウザを開き、Teams管理センターのURL(例: https://admin.teams.microsoft.com/)にアクセスします。 - ダッシュボードへの移動
サインイン後、左側のナビゲーションメニューから「ダッシュボード」を選択します。 - カスタムビューの開始
ダッシュボードの右上付近にある「カスタム」または「カスタマイズ」といったボタンを探してクリックします。 - ウィジェットの管理画面へのアクセス
カスタムボタンをクリックすると、ウィジェットの追加、削除、配置を変更できる編集モードに入ります。 - ウィジェットの追加
「ウィジェットの追加」ボタン(または類似の表示)をクリックします。利用可能なウィジェットのリストが表示されます。 - 表示したいウィジェットの選択
リストから、ダッシュボードに表示したいウィジェット(例: アクティブなチーム数、チャットメッセージ数、会議の利用状況、ライセンス割り当て、セキュリティアラートなど)を選択します。 - ウィジェットの配置とサイズ調整
追加したウィジェットは、ドラッグ&ドロップで好きな位置に移動できます。また、ウィジェットの端をドラッグしてサイズを変更することも可能です。 - 不要なウィジェットの削除
表示したくないウィジェットの右上にある「X」ボタンや削除アイコンをクリックして削除します。 - カスタムビューの保存
ウィジェットの追加、削除、配置が完了したら、「保存」または「完了」ボタンをクリックして、作成したカスタムビューを保存します。 - カスタムビューの名称設定(任意)
保存時に、カスタムビューに分かりやすい名前を付けることができます。これにより、複数のカスタムビューを作成した場合に区別しやすくなります。 - カスタムビューの切り替え
保存したカスタムビューは、ダッシュボード上部のビュー選択ドロップダウンメニューからいつでも切り替えることができます。
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カスタムビューの共有と管理
Teams管理センターのダッシュボードで作成したカスタムビューは、他の管理者と共有することで、チーム全体の運用管理レベルを均一化できます。
カスタムビューを共有するには、通常、作成したカスタムビューを選択した状態で、「共有」または「共有可能なリンクを取得」のようなオプションを探します。
共有機能を利用すると、特定の管理者またはグループに対して、作成したダッシュボードのレイアウトと表示設定を適用させることができます。
これにより、新しい管理者がチームに加わった際にも、迅速に標準的な運用ビューを提供できます。
組織のポリシーによっては、共有機能が制限されている場合や、特定のロールを持つ管理者のみが共有できる場合があります。
共有機能が見当たらない場合は、組織のMicrosoft 365管理者に確認してください。
また、作成したカスタムビューを管理することも重要です。
不要になったカスタムビューは、ダッシュボードのビュー選択メニューから削除できます。
定期的にダッシュボードのレイアウトを見直し、組織の最新のニーズに合わせて更新していくことが、継続的な運用効率の向上につながります。
カスタムビューの管理は、Teams管理センターの「ダッシュボード」メニューから、保存されているビューの一覧を確認し、必要に応じて編集または削除を行うことで行えます。
新しいTeams(v2)と従来Teamsでのダッシュボードの違い
MicrosoftはTeamsのユーザーインターフェースと機能を継続的に更新しており、新しいTeamsクライアント(v2)が登場しています。
新しいTeams (v2) では、パフォーマンスの向上やUIの刷新が行われていますが、管理センターのダッシュボード機能についても変更がある可能性があります。
一般的に、新しいクライアントでは、管理センターの機能もモダンなWeb技術に基づいて再構築される傾向があります。
そのため、新しいTeams (v2) 環境でTeams管理センターにアクセスした場合、ダッシュボードのレイアウトやウィジェットの管理方法が、従来のものと若干異なる可能性があります。
例えば、ウィジェットの追加・削除・配置の操作感が変わったり、利用できるウィジェットの種類が増減したりすることが考えられます。
管理センターのUIは、Microsoftのアップデートによって予告なく変更されることがあります。
もし、本記事で説明した手順と画面表示が異なる場合は、お使いのTeams管理センターのバージョンや、Microsoftによる最新のアップデート内容をご確認ください。
基本的には、カスタムビューを作成し、ウィジェットを管理するというコンセプトは変わりませんが、具体的な操作方法については、最新のインターフェースに従っていただく必要があります。
新しいTeams (v2) の管理センターでは、よりリッチなデータ表示やインタラクティブな操作が可能になっている場合もあります。
もし、新しいTeams (v2) で操作方法が不明な場合は、Microsoftの公式ドキュメントを参照するか、管理センター内のヘルプ機能を利用することをお勧めします。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
Teams管理センターのダッシュボード機能は、主にWebブラウザ経由で利用されるため、Mac版、モバイル版、Web版での基本的な機能に大きな違いはありません。
Teams管理センターは、Webアプリケーションとして設計されており、どのプラットフォームからアクセスしても、同じインターフェースと機能が提供されます。
したがって、MacユーザーがSafariやChromeでアクセスしても、WindowsユーザーがEdgeやChromeでアクセスしても、カスタムビューの作成・編集・保存・共有手順は同じです。
ただし、モバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)でTeams管理センターにアクセスする場合、画面サイズが小さいため、操作性が若干異なる可能性があります。
特に、ウィジェットの配置やサイズ調整、多数のウィジェットを追加した場合の画面の見やすさなどに影響が出ることがあります。
モバイルデバイスでは、PC版のような詳細な設定よりも、状況の概要を把握することに重点が置かれるかもしれません。
それでも、カスタムビューの作成・管理という基本的な機能は利用可能です。
モバイルデバイスで管理センターを利用する際は、横画面表示に切り替えたり、ピンチ操作で拡大・縮小したりすることで、操作性を改善できる場合があります。
また、Teamsのモバイルアプリには、管理センターへの直接的なアクセス機能は通常含まれていません。
管理タスクを実行するには、やはりWebブラウザ経由でTeams管理センターにアクセスする必要があります。
結論として、プラットフォームによる機能差はほとんどありませんが、画面サイズによる操作性の違いは考慮する必要があります。
まとめ
本記事では、Teams管理センターのダッシュボードをカスタムビューで利用する手順を解説しました。
カスタムビューを作成することで、組織のニーズに合わせた情報表示が可能になり、Teamsの運用管理業務を効率化できます。
今後は、作成したカスタムビューをチーム内で共有し、組織全体の管理レベル向上に活用することを検討してください。
また、定期的にダッシュボードの設定を見直し、最新の運用状況に合わせて最適化していくことが重要です。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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