【Outlook】会議のCheck Attendees Schedulingで移動時間を考慮した提案を使う手順

【Outlook】会議のCheck Attendees Schedulingで移動時間を考慮した提案を使う手順
🛡️ 超解決

Microsoft Outlookで会議を設定する際、参加者の空き時間を確認するのは基本です。

しかし、参加者が遠隔地にいる場合や、会議室間の移動が必要な場合、移動時間を考慮した会議時間の設定は重要になります。

「Check Attendees Scheduling」機能を使えば、会議の提案時間に移動時間を自動で加味できます。

この記事では、Outlookで移動時間を考慮した会議提案を有効にする手順と、その活用方法を解説します。

【要点】Outlookで移動時間を考慮した会議提案を設定する

  • 会議の新規作成: Outlookで会議招待を作成する基本操作。
  • 参加者の空き時間確認: 「Check Attendees Scheduling」機能で参加者の都合を確認する。
  • 移動時間の設定: 会議の提案時間に移動時間を加味させる設定方法。
  • 会議の提案: 移動時間を考慮した会議時間を参加者に提案する。

ADVERTISEMENT

Outlookの会議設定における移動時間の重要性

Microsoft Outlookの会議調整機能は、参加者の空き時間を見つけるのに役立ちます。しかし、参加者が物理的に異なる場所にいる場合、会議室を移動する必要がある場合など、単純な空き時間だけでは不十分なことがあります。

例えば、午前中にA会議室で会議があり、午後にB会議室で別の会議がある場合、その間の移動時間や準備時間を考慮しなければ、参加者は遅刻する可能性があります。

特に、複数の部署やチームが連携する大規模な組織では、参加者が社内のどこにいるか、あるいはリモートワークをしているかなど、状況は多様です。

「Check Attendees Scheduling」機能は、こうした移動時間を考慮した会議時間を提案してくれるため、より現実的でスムーズな会議調整が可能になります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Check Attendees Scheduling機能の概要と前提条件

Check Attendees Scheduling機能は、Outlookの会議作成画面で利用できる、参加者のスケジュール調整を支援する機能群の一つです。

この機能は、参加者のカレンダー情報に基づいて、会議の候補時間を提示します。特に、移動時間や準備時間を考慮したい場合に有効です。

この機能を利用するには、いくつかの前提条件があります。

まず、組織のメールシステムがExchange Onlineで稼働している必要があります。また、参加者全員が同じMicrosoft 365テナント内にいることが望ましいです。

さらに、参加者のカレンダーが公開されているか、少なくとも会議の主催者から空き時間情報が参照できる設定になっている必要があります。

新しいTeams(v2)や新しいOutlookでは、インターフェースが若干変更される可能性がありますが、基本的な機能は共通しています。

管理者権限は通常不要ですが、組織のポリシーによって一部機能が制限されている場合があります。

移動時間を考慮した会議提案の具体的な手順

Outlookで移動時間を考慮した会議提案を行うには、以下の手順を実行します。

  1. 会議の新規作成
    Outlookを開き、「ホーム」タブの「新しい会議」または「新しいOutlookアイテム」から「会議」を選択して、会議招待ウィンドウを開きます。
  2. 参加者の招待
    「宛先」フィールドに会議の参加者のメールアドレスを入力します。「必須出席者」や「任意出席者」に適切に割り当ててください。
  3. 会議の開始時刻と終了時刻の設定
    会議のタイトル、場所、開始時刻、終了時刻を入力します。この時点では、まだ移動時間は考慮されていません。
  4. 「スケジューラ」タブへの切り替え
    会議招待ウィンドウの上部にある「スケジューラ」タブをクリックします。ここで参加者の空き時間を確認できます。
  5. 「会議の提案」機能の利用
    「スケジューラ」タブの「会議の提案」グループにある「会議の提案」ボタンをクリックします。
  6. 時間帯の選択と移動時間の考慮
    表示されるカレンダー上で、会議の候補時間帯を選択します。この際、Outlookのバージョンや設定によっては、直接移動時間を設定するオプションが表示される場合があります。
  7. 移動時間の設定(組織ポリシーによる)
    組織のExchange Online設定で「会議の移動時間」が有効になっている場合、会議の提案時間に自動的に移動時間が加味されます。この設定は管理者によって行われるため、ユーザー側で直接変更できないことがあります。
  8. 会議時間の提案と選択
    Outlookは、参加者の空き時間と、設定されていれば移動時間を考慮した会議の候補時間を複数提示します。
  9. 最適な時間の選択
    提示された候補の中から、参加者全員にとって都合の良い時間帯を選択します。
  10. 会議の送信
    選択した時間で会議招待を送信します。

ADVERTISEMENT

移動時間設定の確認と組織ポリシーの影響

Outlookで移動時間を考慮した会議提案が機能しない場合、組織のExchange Onlineの設定を確認する必要があります。

この機能は、Exchange Onlineの組織設定で「会議の移動時間」が有効になっている場合にのみ利用可能です。

この設定は、通常、Microsoft 365の管理者権限を持つユーザーが、Exchange管理センターまたはMicrosoft 365管理センターから構成します。

管理者は、会議の開始時と終了時に、それぞれ数分間の移動時間(デフォルトは5分)を自動的に追加するように設定できます。

例えば、会議が午前9時から10時まで設定されている場合、移動時間の設定が有効であれば、Outlookは会議の開始時刻を午前8時55分、終了時刻を10時05分と解釈して、参加者の空き時間をチェックします。

この設定が有効になっていない場合、Check Attendees Scheduling機能は単純な空き時間のみを考慮し、移動時間は加味されません。

ユーザー側でこの設定を変更することはできません。もし移動時間を考慮した会議設定が組織で必要であれば、IT管理者にご相談ください。

新しいOutlookと従来Outlookの違い

新しいOutlookと従来Outlookでは、ユーザーインターフェースや一部の機能の配置が変更されています。

新しいOutlookでは、会議の新規作成画面がよりモダンなデザインになっています。

「スケジューラ」タブへのアクセス方法や、「会議の提案」ボタンの場所が若干異なる場合があります。

しかし、「Check Attendees Scheduling」機能の基本的な考え方や、移動時間を考慮する仕組みは、Exchange Onlineの設定に依存するため、大きくは変わりません。

新しいTeams(v2)と連携する場合も同様です。Teams会議をOutlookからスケジュールする際にも、この機能が利用できる可能性があります。

Mac版・モバイル版Outlookでの違い

Mac版Outlookでも、基本的な会議作成機能はWindows版とほぼ同様です。

「スケジューラ」タブや「会議の提案」機能は利用できます。

ただし、インターフェースのデザインやメニューの配置はMac版独自のものになります。

モバイル版Outlook(iOS・Android)では、機能が限定される場合があります。

会議の新規作成は可能ですが、詳細な空き時間確認や「会議の提案」機能の使い勝手は、PC版とは異なることがあります。

特に、移動時間を考慮した詳細な設定は、PC版Outlookで行うのが最も確実です。

会議の提案機能でよくある誤解と注意点

Check Attendees Scheduling機能を利用する上で、いくつか注意すべき点があります。

移動時間が自動で追加されない場合

会議の提案時間に移動時間が加味されない場合、以下の可能性が考えられます。

  1. 組織のポリシー設定
    IT管理者がExchange Onlineで「会議の移動時間」設定を無効にしているか、デフォルト値(5分)を変更していない可能性があります。
  2. 参加者のカレンダー共有設定
    参加者側のカレンダーが、主催者から空き時間情報を見られない設定になっている場合、正確な空き時間(移動時間込み)を把握できません。
  3. Outlookのバージョン
    古いバージョンのOutlookや、Web版Outlookの一部の機能では、この機能が完全にサポートされていない可能性があります。

会議の提案時間が常に最適とは限らない

Check Attendees Scheduling機能が提案する時間は、あくまで参加者のカレンダー情報に基づいています。

参加者が一時的に予定を変更したり、緊急の用事が入ったりした場合、提案された時間が実際には都合が悪くなることもあります。

そのため、提案された時間で会議を設定した後も、必要に応じて参加者に確認を取ることが推奨されます。

外部参加者との会議調整

この機能は、基本的に同一Microsoft 365テナント内のユーザー間で最も効果を発揮します。

外部の参加者(GmailやYahoo!メールなど)との会議調整では、空き時間情報が共有されないため、移動時間を考慮した提案は期待できません。

外部参加者との会議設定は、従来通り、相手の都合を確認しながら進める必要があります。

会議室の移動時間との混同

この機能で考慮される移動時間は、参加者個人の移動時間です。

会議室を予約する際の、会議室間の移動時間とは異なります。

会議室の予約システムと連携する機能は別途存在する場合があるため、混同しないように注意が必要です。

まとめ

Microsoft OutlookのCheck Attendees Scheduling機能は、参加者の移動時間を考慮した会議時間を自動で提案してくれる便利な機能です。

この機能を活用することで、会議の遅刻を防ぎ、よりスムーズなスケジュール調整が可能になります。

組織のIT管理者がExchange Onlineで「会議の移動時間」設定を有効にしているか確認し、設定されている場合は、会議作成時に「会議の提案」機能を使って最適な時間を提案してもらいましょう。

移動時間の設定が組織ポリシーに依存すること、外部参加者には適用されない点に留意して、Outlookでの会議設定を効率化してください。

👥
Teams/Outlookトラブル完全解決データベース サインイン、接続エラー、メール送受信の不具合など、特有のトラブル解決策を網羅。困った時の逆引きに活用してください。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
🌐

超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。