Microsoft Teamsを起動した際、PCのメモリ使用量が急激に増えて動作が重くなる経験はありませんか。
特に、PC起動と同時にTeamsが自動起動する設定になっている場合、この現象は顕著になります。
この記事では、Teamsのスタートアップ設定を見直し、メモリ使用量の急増を防ぐための具体的な手順を解説します。
PCのパフォーマンスを向上させ、快適にTeamsを利用するための方法を学びましょう。
【要点】Teams起動時のメモリ使用量急増を防ぐスタートアップ設定
- スタートアップアプリでのTeams無効化: PC起動時のTeams自動起動を停止し、メモリ使用量の急増を防ぎます。
- Teamsアプリ内設定の確認: Teamsアプリ内の「起動時に開く」設定を見直し、不要な自動起動を制御します。
- キャッシュクリアと再インストール: 問題が改善しない場合に、Teamsのキャッシュクリアや再インストールを試みます。
ADVERTISEMENT
目次
Teams起動直後のメモリ使用量急増の原因と仕組み
Microsoft Teamsで起動直後にメモリ使用量が急増する現象は、いくつかの要因が複合的に影響しています。
主な原因の一つは、TeamsがPC起動と同時に自動起動するように設定されていることです。
この設定により、PCの電源を入れた直後からTeamsのプロセスがバックグラウンドで実行され始めます。
Teamsは、チャット、通話、会議、ファイル共有など、多くの機能を統合しているため、起動時にはこれらの機能を準備するために一定のリソースを必要とします。
特に、過去の会話履歴や通知、接続されているチャネルなどのデータを読み込む際に、一時的に多くのメモリが消費されることがあります。
さらに、Teamsには「起動時に開く」という設定があり、これを有効にしていると、PC起動時に自動的にTeamsが立ち上がります。
この自動起動が、他のアプリケーションの起動と重なると、PC全体のメモリリソースが不足し、動作が遅くなる原因となります。
新しいTeams(v2)では、パフォーマンス向上のために設計が見直されていますが、従来の設定や環境によっては、依然としてメモリ使用量が増加する可能性があります。
組織によっては、IT管理者が特定のグループポリシーを設定している場合があり、これがTeamsの動作に影響を与えることも考えられます。
スタートアップアプリからのTeams自動起動を無効化する手順
PC起動時にMicrosoft Teamsが自動的に起動しないように設定することで、起動直後のメモリ使用量の急増を抑えることができます。
これはWindowsの「スタートアップアプリ」設定から行います。
- Windowsの設定を開く
デスクトップ画面の左下にあるスタートボタンをクリックし、「設定」(歯車のアイコン)を選択します。 - 「アプリ」を選択する
設定画面が開いたら、左側のメニューから「アプリ」をクリックします。 - 「スタートアップ」を選択する
アプリの項目の中から「スタートアップ」を見つけてクリックします。 - Microsoft Teamsを探す
スタートアップアプリの一覧が表示されます。この中から「Microsoft Teams」を探してください。 - Teamsを無効化する
「Microsoft Teams」の項目の右側にあるスイッチを「オフ」に切り替えます。
この設定を変更した後、PCを再起動すると、Teamsは自動的に起動しなくなります。
Teamsを利用したい場合は、手動でアイコンをクリックして起動してください。
Teamsアプリ内の「起動時に開く」設定を確認・変更する手順
Windowsのスタートアップ設定とは別に、Teamsアプリ自体にも起動に関する設定があります。
この設定を確認し、不要であれば無効にすることもメモリ使用量の最適化に繋がります。
- Microsoft Teamsを開く
Teamsアプリを起動します。 - 設定を開く
Teamsの画面右上にあるプロフィール写真またはイニシャルをクリックします。表示されるメニューから「設定」を選択します。 - 「全般」設定を確認する
設定画面が開いたら、左側のメニューで「全般」が選択されていることを確認します。 - 「起動時に開く」設定を見直す
「全般」設定の中に、「アプリケーションの起動時に開く」またはそれに類する項目があります。 - 設定を変更する
この項目のチェックボックスがオンになっている場合は、オフにします。
この設定は、TeamsのバージョンやOSによって表示が若干異なる場合があります。
新しいTeams(v2)では、設定画面の構成が変更されている可能性がありますので、注意してください。
ADVERTISEMENT
新しいTeams(v2)と従来Teamsの設定の違い
新しいTeams(v2)は、パフォーマンスと効率性を重視して再設計されました。
これにより、従来よりもリソース消費が抑えられることが期待されています。
ただし、設定項目やその場所が変更されている場合があります。
例えば、従来Teamsでは「設定」→「全般」の中にあった「起動時に開く」設定が、新しいTeams(v2)では別の場所に移動しているか、あるいはWindowsのスタートアップ設定に統合されている可能性があります。
新しいTeams(v2)でスタートアップ設定を無効にする場合、Windowsの「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」からの操作が最も一般的です。
Teamsアプリ内の設定項目も、よりシンプルになっている傾向があります。
もし上記の手順で設定が見つからない場合は、お使いのTeamsのバージョンを確認し、Microsoftの公式ドキュメントを参照することをお勧めします。
キャッシュクリアと再インストールで問題を解決する
スタートアップ設定を変更してもメモリ使用量の問題が改善しない場合は、Teamsのキャッシュデータが破損している可能性があります。
キャッシュをクリアすることで、問題が解決することがあります。
Teamsのキャッシュをクリアする手順
キャッシュクリアの手順は、OSによって異なります。
Windowsでのキャッシュクリア手順
- Microsoft Teamsを完全に終了する
タスクバーの通知領域にあるTeamsアイコンを右クリックし、「終了」を選択します。 - エクスプローラーを開く
Windowsキー + Eキーを押して、ファイルエクスプローラーを開きます。 - キャッシュフォルダに移動する
アドレスバーに以下のパスを入力してEnterキーを押します。
%appdata%\Microsoft\Teams - キャッシュ関連フォルダを削除する
表示されたフォルダの中から、以下のフォルダを削除します。
Cache
Code Cache
GPUCache
IndexedDB
Local Storage
tmp - Teamsを再起動する
上記フォルダを削除した後、Teamsを再度起動します。
macOSでのキャッシュクリア手順
- Microsoft Teamsを完全に終了する
DockにあるTeamsアイコンを右クリックし、「終了」を選択します。 - Finderを開く
Finderを開きます。 - 「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択する
Finderのメニューバーにある「移動」をクリックし、「フォルダへ移動…」を選択します。 - キャッシュフォルダに移動する
表示されたウィンドウに以下のパスを入力して「移動」をクリックします。
~/Library/Application Support/Microsoft/Teams - キャッシュ関連フォルダを削除する
表示されたフォルダの中から、以下のフォルダを削除します。
Cache
Code Cache
GPUCache
IndexedDB
Local Storage
tmp - Teamsを再起動する
上記フォルダを削除した後、Teamsを再度起動します。
Teamsの再インストール手順
キャッシュクリアでも改善しない場合は、Teamsを一度アンインストールし、再インストールすることで問題が解決する場合があります。
Windowsでのアンインストール手順
- Windowsの設定を開く
スタートボタンをクリックし、「設定」を選択します。 - 「アプリ」を選択する
設定画面から「アプリ」をクリックします。 - 「アプリと機能」を選択する
アプリの一覧が表示されるので、「アプリと機能」をクリックします。 - Microsoft Teamsを探してアンインストールする
一覧から「Microsoft Teams」を探し、クリックして「アンインストール」を選択します。
macOSでのアンインストール手順
- Finderを開く
Finderを開きます。 - 「アプリケーション」フォルダを開く
サイドバーから「アプリケーション」を選択します。 - Microsoft Teamsをゴミ箱に移動する
「Microsoft Teams」アプリケーションを見つけ、ゴミ箱アイコンにドラッグアンドドロップします。 - ゴミ箱を空にする
Dockにあるゴミ箱アイコンを右クリックし、「ゴミ箱を空にする」を選択します。
アンインストール後、Microsoftの公式サイトから最新版のTeamsをダウンロードして再インストールしてください。
組織ポリシーによる制限と管理者への相談
Teamsの動作は、組織のIT管理者によって設定されたポリシーの影響を受けることがあります。
例えば、一部のスタートアップ設定が組織ポリシーで固定されている場合、ユーザー自身が変更できないことがあります。
また、特定のグループポリシーがTeamsのパフォーマンスに影響を与えている可能性も考えられます。
これらの設定はAzure Active Directory(Azure AD)やExchange Onlineなどの管理ツールを通じて制御されます。
もし、上記の手順で問題を解決できない場合や、設定項目がグレーアウトしていて変更できない場合は、所属組織のIT管理者またはヘルプデスクに相談してください。
管理者であれば、組織全体のTeams設定やPCのグループポリシーを確認し、適切な対応を取ることができます。
新しいOutlookとの併用時の注意点
新しいMicrosoft Outlook(New Outlook)も、パフォーマンス向上のために設計が変更されています。
Teamsと新しいOutlookを併用する場合、それぞれのアプリケーションがPCのリソースを消費します。
もし、Teamsのメモリ使用量が多いと感じる場合、新しいOutlookの設定も見直すことで、PC全体のパフォーマンス改善に繋がる可能性があります。
例えば、新しいOutlookのバックグラウンド実行設定や、同期頻度などを調整することも有効です。
これらの設定は、新しいOutlookアプリ内の「設定」メニューから確認・変更できます。
Teamsと新しいOutlookのどちらも最新の状態に保つことで、互換性やパフォーマンスの問題を最小限に抑えることができます。
まとめ
この記事では、Microsoft Teams起動時のメモリ使用量急増問題を解決するために、スタートアップ設定の最適化、Teamsアプリ内設定の確認、キャッシュクリア、そして再インストール手順を解説しました。
これらの手順を実行することで、PCの起動がスムーズになり、Teamsの動作も軽快になることが期待できます。
もし問題が解決しない場合は、組織のIT管理者に相談し、組織ポリシーの影響がないか確認してください。
PCのパフォーマンスを維持するために、定期的な設定の見直しと、TeamsおよびOutlookのアップデートを確認することをお勧めします。
ADVERTISEMENT
超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
Office・仕事術の人気記事ランキング
- 【Word】差し込み印刷で数字の桁を整える!金額にカンマ(桁区切り)を入れる設定
- 【Teams】メッセージを「保存済み」にして後で読む!重要なチャットをブックマークして整理する技
- 【Outlook】宛先が「オートコンプリート」に出ない・間違っている時の修正手順|履歴の削除と再構築
- 【Excel】矢印キーで「セルが動かず画面がスクロールする」!ScrollLockの解除方法(ノートPC対応)
- 【Outlook】メールの受信が数分遅れる!リアルタイムで届かない時の同期設定と送受信グループ設定
- 【Outlook】予定表の「祝日」が表示されない!最新カレンダーの追加と二重表示の修正手順
- 【Outlook】「メール送信を5分遅らせる」設定!誤送信を防ぐ最強のディレイ機能
- 【Word】校閲機能の基本!赤字(変更履歴)とコメントで修正を見える化する
- 【神技】保存せずに閉じたExcel・Wordファイルを復元する!消えたデータを復活させる4つの救出法
- 【Excel】文字がセルの枠からはみ出す・隠れる!「折り返して表示」と「縮小して全体を表示」の使い分け
