アフリカ最大の国であり、地中海に面しているアルジェリアは、文化的にも地理的にも非常に多様性に富んでいます。アルジェリアはベルベル、アラブ、フレンチの影響を受けた独自の文化を持つ国で、首都のアルジェとオランの両都市はこの魅力を感じることができます。ここではアルジェリア旅行の際に覚えておきたい基礎知識を解説します。
目次
日本からのフライト時間
東京(成田・羽田)からアルジェへの直行便は存在しないため、一度中継地を経由する必要があります。フライト時間は最短で約17時間以上となります。
言語
アルジェリアの公用語はアラビア語ですが、フレンチも広く話されています。観光地やホテルなどでは英語も一部理解されますが、フレンチが通じるとスムーズです。
気候
地中海沿岸の気候で、冬は温暖で湿度が高く、夏は暑く乾燥しています。内陸部は夏が非常に暑く、冬は寒くなることがあります。
治安
アルジェ
アルジェは比較的治安が良いとされていますが、夜間の外出は避けるべきです。
オラン
オランも同様に、日中は安全ですが夜間の外出は避けましょう。
ホテル事情
価格帯は幅広く、バックパッカースタイルの宿泊施設では一泊5,000円から、高級ホテルでは一泊20,000円以上が目安となります。
両替ができる場所
空港の両替所や銀行で日本円からアルジェリアディナールへの両替が可能です。
交通
公共交通としてはバス、トラム、タクシーがあります。また、アルジェとオラン間は飛行機での移動が便利です。
空港
アルジェのフェリハ・ブーメディエン国際空港からは、バスやタクシーで市内
へアクセスできます。オランではセニア国際空港が最寄りで、同様にバスやタクシーが利用できます。
食費
アルジェリアの食事は比較的安価で、レストランでの一食あたりは平均して1,500円から3,000円程度です。
食べておきたい名物料理
クスクス
セモリナ粉で作られた粒状のパスタで、肉や野菜とともに煮込んだもの。一食約1,500円程度です。
シャルモラ
ハーブとスパイスをたっぷり使った鶏肉の煮込み料理。一食約2,000円程度です。
メチュイ
羊肉のグリルで、アルジェリアの祝い事でよく作られます。一食約3,000円程度です。
おすすめの観光地
カシュバ
世界遺産にも登録されている旧市街で、アルジェの象徴ともいえます。
マルタイヤ渓谷
壮大な自然景観を楽しめる渓谷で、ハイキングやピクニックにおすすめです。
オランのサンタクルス要塞
オランの街を一望できる場所に位置する歴史的な要塞です。
電圧
アルジェリアの電圧は230Vで、プラグタイプはC型とF型です。
マナー
公共の場では節度ある行動が求められます。特にイスラム教の信者が多い国なので、宗教的なマナーに配慮が必要です。
タブー
公共の場でのアルコール摂取や煙草、肉体的接触(特に異性間)は制限されています。
交通事情
大都市ではバスやトラムが主な公共交通手段で、混雑が予想されます。都市間移動は飛行機が最も速く、便利です。
チップ事情
レストランでは10-15%のチップが一般的です。タクシーでは端数を切り上げる程度が普通です。
水事情
大都市の水道水は飲むことができますが、体調を気にする場合はボトルウォーターの利用を推奨します。
トイレ事情
公共施設やホテルでは洋式トイレが主流ですが、一部には和式トイレも存在します。
郵便事情
アルジェリア郵便は比較的安定しており、国際郵便も利用可能です。
インターネット事情
都市部ではWi-Fiが普及しています。ホテルやカフェで利用できますが、一部地域では接続が不安定な場合があります。