【完全解決】PayPay銀行を名乗る「個人情報の更新専用URLのご案内」が届いた場合

ここでは自分のメールアドレス宛にPayPay銀行を名乗る「個人情報の更新専用URLのご案内」と題したメールが「japannetbank.co.jp@fmtoacz.cn」などから届いた際の対処法を紹介します。

「個人情報の更新専用URLのご案内」はPayPay銀行のドメインを偽装し、受信者の情報を盗み取ろうとする極めて悪質な迷惑メールです。

目次

「個人情報の更新専用URLのご案内」の文面

※PayPay銀行口座の個人情報の有効期限が切れています。ご利用前に個人情報を更新してください。

▽お手続きはこちら
https://spzwqaq.cn/wctx1D1DFxFDg.do.php?wctx/NBCW2101.do?paypaybank/wctx/NBG129A0G13.do?MngKey=77C0C0C9587615370B2DF743DBE3E32F
※メールを受け取ったお客さま専用のページです。ほかのお客さまはご利用いただけません。

期限内に申し込みが完了しない場合、取引が制限される場合がありますので、お早めに個人情報の更新を行ってください。ご不便をおかけして申し訳ございません。

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※本メールへの返信によるご質問にはご回答できません。
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PayPay銀行
https://www.japannetbank.co.jp/
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実際の画面

「個人情報の更新専用URLのご案内」の対処法

このメールが届いた場合でも、絶対に「お手続きはこちら」を押してはいけません。無視の上、廃棄してください。

このメールの危険性

このメールは、住所、氏名、誕生日、クレジットカード情報などを入力させることにより、詐欺グループが「不正引き出し」を行うためのデータ収集目的で送信されています。

PayPay銀行からのメールに偽装し「銀行口座の個人情報の有効期限が切れている」と虚偽の説明をすることで、ユーザーの恐怖心を煽り、個人情報を入手するフィッシング詐欺の手口が使われています。

仮に「本物のPayPay銀行だったらどうしよう」と心配になったとしても、データの入力と同様、差出人に対する問い合わせも絶対にしてはいけません。詐欺グループに「いいカモ」と認識され、さらなるリスクにさらされる可能性が高まります。

フィッシングメールだと見抜くポイント

「個人情報の更新専用URLのご案内」がフィッシングメールであると見抜くポイントを解説します。

最も簡単な判別ポイントは「メールの冒頭に利用者への宛名がないこと」。ここからランダムに大量のメールを送信しているのではと推察できます。

リンク先のドメイン「spzwqaq.cn」からもなりすましメールだと容易に判断できます。

また、本物のPayPay銀行からのメールであれば、「※メールを受け取ったお客さま専用のページです。ほかのお客さまはご利用いただけません」との“あえて書くまでもない説明文”をURLに添えることはしないでしょう。

リンク先にアクセスした場合

リンクをクリックするとPayPay銀行の公式サイトを偽装したサイトが表示されます。

偽サイトの画面

このメールについて警察に相談する場合

各都道府県の警察本部で相談窓口を設けています。もしデータを入力してしまった場合は速やかに警察に相談する必要があります。

・各都道府県「警察本部の相談窓口」電話番号リスト

「個人情報の更新専用URLのご案内」についての結論

「個人情報の更新専用URLのご案内」は典型的なフィッシングメールです。絶対にデータを入力せず、廃棄しましょう。