【Word】索引にページ範囲を含める!複数ページにまたがる項目の登録手順

【Word】索引にページ範囲を含める!複数ページにまたがる項目の登録手順
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Wordの索引機能を使っていると、複数ページにまたがる用語を登録したい場合に「ページ番号が1つしか表示されない」と困った経験はありませんか。標準の操作では1ページ分の番号しか記録できませんが、フィールドコードを編集すればページ範囲を表示できます。この記事では、ブックマークを利用して索引にページ範囲を含める具体的な手順を解説します。これを読めば、複数ページにわたる項目も正確に索引化できるようになります。

【要点】複数ページの索引項目を登録するための3つのポイント

  • フィールドコードの表示と編集: Alt+F9でフィールドコードを表示し、\bスイッチを追加してブックマーク名を指定する。
  • ブックマークの設定: 複数ページにまたがるテキスト範囲をあらかじめブックマークとして登録しておく。
  • フィールドの更新: 編集後にF9キーでフィールドを更新し、正しいページ範囲を反映させる。

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索引のページ範囲機能の概要と必要な準備

Wordの索引は、既定では各項目に1つのページ番号のみを表示します。しかしフィールドコード内にブックマークを参照するスイッチを追加することで、複数ページにわたる連続した範囲を「10–15」のようにハイフンでつないだ形式で出力できます。この機能を使うには、事前に索引化したい範囲全体をブックマークで囲む必要があります。ブックマークは「挿入」タブの「ブックマーク」から設定でき、名前に使用できる文字は英数字とアンダースコアのみです。日本語名は使えないため注意してください。

この機能の仕組みは、索引フィールドコードの\bスイッチがブックマーク名を受け取り、そのブックマークが指す範囲の開始ページと終了ページを自動で計算するというものです。これにより、文書の編集でページ番号が変わっても、更新すれば正しい範囲が再計算されます。固定のページ番号を手入力する方法と違い、メンテナンスが容易です。

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ページ範囲を含む索引項目を登録する手順

ここでは、実際の操作をステップごとに説明します。例として、「用語説明」という見出しが3ページから5ページにわたっているケースを想定します。

  1. ブックマークを設定する
    索引に含めたい範囲のテキスト全体を選択します。次に「挿入」タブの「リンク」グループにある「ブックマーク」をクリックします。ブックマーク名を入力します(例:TermRange)。「追加」ボタンをクリックしてブックマークを登録します。選択範囲がブックマークでマークされました。
  2. 索引項目を挿入する
    ブックマーク範囲の先頭または任意の場所にカーソルを置きます。「参考資料」タブの「索引」グループにある「項目の登録」をクリックします。ダイアログボックスで「主項目」に用語を入力します(例:用語説明)。「ページ範囲の書式」は「太字」や「斜体」など適宜設定します。「登録」ボタンをクリックして閉じます。この時点ではページ番号は1つのみです。
  3. フィールドコードを表示する
    挿入された索引フィールドをクリックし、Alt+F9を押します。フィールドコードが表示されます(例:{ XE “用語説明” \b “TermRange” } のようになっていないはず)。初期状態では { XE “用語説明” } のような形になっています。
  4. \b スイッチを追加する
    フィールドコードの末尾にカーソルを置き、半角スペースを入力した後に \b “ブックマーク名” を追加します。例えば { XE “用語説明” \b “TermRange” } のようにします。ブックマーク名は必ずダブルクォーテーションで囲みます。
  5. フィールドコードを更新する
    Alt+F9をもう一度押して通常表示に戻します。次に索引フィールドを右クリックし、「フィールドの更新」を選択するか、F9キーを押します。これでページ範囲が反映されます。実際の索引(インデックス)を挿入するには、「参考資料」タブの「索引の挿入」を行ってください。

よくあるトラブルと注意点

ページ範囲の登録にはいくつかの落とし穴があります。以下に代表的な問題と対処法をまとめます。

ブックマーク名が正しく認識されない

ブックマーク名に日本語やスペースが含まれているとエラーになります。必ず英数字とアンダースコアのみで命名し、フィールドコード内でもダブルクォーテーションで囲んでください。また、ブックマークが削除されていないかも確認しましょう。

ページ範囲が「0–0」と表示される

これは索引フィールドの更新前に、ブックマーク範囲内のページ区切りが正しく認識されていない場合に起こります。文書のページ区切り(改ページやセクション区切り)がブックマーク範囲内にあるか確認し、一度文書全体を保存してから再度更新を試みてください。

手動でハイフンを入力してしまう

索引項目を登録する際に、誤って主項目や副項目に「用語説明, 10-15」のように直接ページ番号を入力する人がいます。これは索引フィールドが正しく機能せず、文字列としてそのまま表示されるため避けてください。必ずブックマークと\bスイッチを使用します。

複数箇所にまたがる項目を1つにまとめたい

例えば「用語A」が3–5ページと8–10ページの2つの範囲に分かれている場合、それぞれを別のブックマークで囲み、同じ索引フィールドに複数の\bスイッチを指定することはできません。この場合は、各範囲ごとに別々の索引項目として登録し、索引を挿入するときに「同一項目を結合」オプションを使うか、手動で編集します。ブックマーク範囲は連続した1つの範囲のみ対応します。

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ページ範囲指定方法の比較

方法 メリット デメリット 推奨度
ブックマークと\bスイッチ 自動でページ番号を計算、編集に追従する 設定に手間がかかる、ブックマーク名に制約あり 推奨
固定ページ番号を手入力 簡単、設定が不要 ページ番号が変わると手動修正が必要、誤差が生じやすい 非推奨

まとめ

この記事では、Wordの索引に複数ページにまたがる範囲を登録する方法を解説しました。カギはブックマークとフィールドコードの\bスイッチです。事前に範囲をブックマークで囲み、索引フィールドに\bスイッチを追加して更新することで、ページ範囲が自動生成されます。最初は手間に感じるかもしれませんが、文書の改訂時に自動で追従するため、長期的には大きな手間削減になります。また、同じ要領で「副項目」にもページ範囲を適用可能です。ぜひ実際の文書で試してみてください。


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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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