CopilotがWordやOutlookで文章を生成する際、意図せずHTMLタグが混ざってしまうことがあります。
これは、CopilotがWeb上の情報を参照して文章を作成する際に、その情報に含まれるHTML構造を誤って取り込んでしまうことが原因です。
この記事では、Copilotの出力に不要なHTMLタグが混入した場合の対処法と、再生成のコツを解説します。
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目次
CopilotがHTMLタグを混入させる原因
Copilotは、学習データとしてWeb上の膨大なテキスト情報を利用しています。この学習データには、Webサイトの構造を示すHTMLタグが含まれています。
Copilotが文章を生成する際、参照した情報からHTMLタグをテキストデータとして誤認識し、そのまま出力してしまうことがあります。
特に、Webサイトからの引用を基にした文章生成や、特定のフォーマットを意識した指示を与えた場合に発生しやすい傾向があります。
不要なHTMLタグを削除する手順
- Copilotの出力を確認する
生成された文章の中に、<p>、<div>、<span>などのHTMLタグが混入していないか確認します。 - 手動でタグを削除する
確認した不要なHTMLタグを、WordやOutlookの編集画面で直接選択し、DeleteキーまたはBackspaceキーで削除します。 - 置換機能で一括削除する
HTMLタグの種類が多く、手動削除が煩雑な場合は、Wordの「置換」機能を使用します。
Wordの「置換」機能を使う手順は以下の通りです。
- 検索と置換ダイアログを開く
Wordの「ホーム」タブにある「置換」ボタンをクリックするか、Ctrl + Hキーを押して「検索と置換」ダイアログを開きます。 - 検索する文字列を入力する
「検索する文字列」ボックスに、削除したいHTMLタグを入力します。例えば、<p>タグを削除したい場合は、<p>と入力します。 - 置換後の文字列を空にする
「置換後の文字列」ボックスは空のままにします。 - ワイルドカードを使用する
「オプション」ボタンをクリックし、「ワイルドカードを使用する」にチェックを入れます。 - 特殊文字を検索する
「検索する文字列」ボックスに<*>と入力します。これにより、山括弧で囲まれた任意の文字列(HTMLタグ)を検索できます。 - すべて置換を実行する
「すべて置換」ボタンをクリックすると、ドキュメント内のすべてのHTMLタグが一括で削除されます。
Copilotに再生成を依頼するコツ
不要なHTMLタグが混入した場合、Copilotに再生成を依頼することで、よりクリーンな出力を得られる可能性があります。
プロンプトで指示を明確にする
Copilotへの指示(プロンプト)をより具体的にすることで、誤ったHTMLタグの混入を防ぎやすくなります。
- 出力形式を指定する
「プレーンテキストで回答してください」や「マークダウン形式ではなく、通常の文章で記述してください」のように、出力形式を明確に指示します。 - 例を示す
「以下のような文章を生成してください」と、HTMLタグを含まない理想的な出力例を提示します。 - 禁止事項を明記する
「HTMLタグは含めないでください」といった禁止事項をプロンプトに追記します。
生成された内容を編集して再指示する
一度生成された内容にHTMLタグが混入した場合、その内容を編集してから再度Copilotに指示を出す方法もあります。
- 不要なタグを削除したテキストをコピーする
Copilotの出力から不要なHTMLタグを手動または置換機能で削除し、整形されたテキストをコピーします。 - 編集したテキストを基に再指示する
コピーしたテキストをプロンプトに含め、「この内容を基に、さらに詳細な説明を加えてください」のように指示します。 - 文脈を理解させる
Copilotは直前のやり取りを記憶しているため、編集済みのテキストを提示することで、より意図に沿った生成が期待できます。
CopilotアプリやWeb版を活用する
デスクトップアプリケーション(WordやOutlook)のCopilot機能だけでなく、CopilotアプリやWeb版Copilot(copilot.microsoft.com)を利用することも有効です。
- Web版Copilotの利用
Web版Copilotでは、より直接的にプロンプトを入力し、出力を確認できます。生成されたテキストをコピー&ペーストして利用できます。 - Copilotアプリの活用
Windows 11に搭載されているCopilotアプリでも、同様の指示出しが可能です。 - 生成結果の確認しやすさ
Webインターフェースは、HTMLタグの混入が見えやすい場合があり、修正や再生成の判断がしやすいことがあります。
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Copilot ProとMicrosoft 365 Copilotでの違い
Copilot ProとMicrosoft 365 Copilotでは、利用できる機能や連携するサービスに違いがありますが、HTMLタグの混入に関する基本的な原因や対処法は共通しています。
Microsoft 365 Copilotは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365アプリケーションと深く連携しています。これらのアプリ内でCopilotを利用する際にHTMLタグが混入する可能性があります。
Copilot Proは、個人向けのCopilot体験を向上させるサービスであり、Web版Copilotや一部のMicrosoft 365アプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど)で高度な機能を利用できます。
いずれの場合も、プロンプトの工夫や、生成後の編集・確認作業が重要になります。
Copilotの出力にHTMLタグが混入しないための予防策
Copilotの出力に不要なHTMLタグが混入するのを防ぐためには、いくつかの予防策があります。
プロンプトエンジニアリングの最適化
Copilotへの指示を工夫することで、意図しない出力を減らすことができます。
- 具体的な指示を与える
「箇条書きで」「表形式で」など、出力形式を具体的に指定します。 - 参照元を限定する
もし特定のWebサイトやドキュメントを基に生成させる場合は、その情報源を明確に示します。 - 「Plain Text」や「純粋なテキスト」を要求する
生成結果にマークアップ言語やコードを含めないよう、明示的に指示します。
Copilotの学習とフィードバックの活用
Copilotはユーザーからのフィードバックを学習し、改善していきます。HTMLタグの混入が発生した場合、フィードバック機能を利用することも有効です。
- Copilotのフィードバック機能
Copilotの出力画面に表示されるフィードバック機能(サムズアップ/サムズダウンなど)を利用して、不適切な出力を報告します。 - 具体的な指摘
可能であれば、どの部分が問題であったか(例:「HTMLタグが混入していた」)を具体的にフィードバックに含めると、より効果的です。
Microsoft 365管理センターでの設定(管理者向け)
Copilotの動作に関する高度な設定は、Microsoft 365管理センターで行える場合があります。ただし、HTMLタグの混入を直接防ぐ設定項目は限定的です。
管理者は、Copilotの利用ポリシーや、特定のデータソースへのアクセス制限などを設定することで、間接的に予期しない出力の発生を抑制できる可能性があります。
一般ユーザーはこれらの設定を変更できません。HTMLタグの混入が発生した場合は、前述の「手動削除」や「再生成」といった対処法を試してください。
まとめ
【要点】CopilotのHTMLタグ混入への対処と再生成のコツ
- 不要なHTMLタグの削除: Wordの置換機能などを使い、生成された文章からHTMLタグを手動または一括で削除します。
- プロンプトでの指示明確化: 「プレーンテキストで」「HTMLタグを含めないで」といった指示をプロンプトに加えることで、生成時の混入を防ぎます。
- 編集後の再生成依頼: 一度生成された内容を編集し、そのテキストを基にCopilotに再指示を出すことで、意図に沿った出力を得やすくします。
Copilotの出力に不要なHTMLタグが混入した場合でも、Wordの置換機能を使えば容易に削除できます。
また、プロンプトを工夫したり、編集済みの内容を基に再生成を依頼したりすることで、よりクリーンな出力を得ることが可能です。
CopilotアプリやWeb版Copilotも活用し、目的に合わせた出力調整を行いましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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