Zoomミーティングに参加しようとしたときに「エラーコード104」が表示され、接続できないという経験はありませんか。このエラーは特に会社や学校のネットワークでプロキシサーバーを使用している環境で発生しやすいトラブルです。プロキシ設定がZoomの通信に適合していないことが原因で、接続が遮断されてしまうのです。この記事では、エラーコード104の原因を解説した上で、WindowsとMacの両方でプロキシ設定を最適化する手順を詳しく説明します。
【要点】エラーコード104を解決するプロキシ設定のポイント
- システムのプロキシ設定を確認: WindowsのインターネットオプションまたはMacのネットワーク設定で、プロキシサーバーのアドレスとポートが正しく入力されているか確認します。
- Zoom用のプロキシ例外リストを設定: Zoomの接続先ドメイン(*.zoom.usなど)をプロキシの除外対象に追加することで、直接接続を許可します。
- Zoomクライアント内のプロキシ設定: Zoomの詳細設定でプロキシの種類(HTTPやSOCKS5)を指定し、認証が必要な場合はユーザー名とパスワードを入力します。
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目次
エラーコード104が発生する原因
エラーコード104は、Zoomクライアントがプロキシサーバー経由でZoomのサーバーに接続しようとした際、認証や設定の不一致によって通信が確立できない場合に表示されます。多くの場合、会社や学校で使用するプロキシサーバーが正しく構成されていないことが主因です。具体的には、プロキシのアドレスやポート番号の誤入力、認証情報の不足、またはZoomの接続先がプロキシの例外リストに含まれていないために発生します。プロキシサーバーは通常、HTTPトラフィックを中継しますが、ZoomはHTTPSやUDPなど複数のプロトコルを使用するため、適切な設定が必要です。
プロキシ設定を確認・変更する手順
ここでは、WindowsとMacのそれぞれでプロキシ設定を確認し、Zoomが正常に接続できるようにする手順を説明します。まずはシステム全体のプロキシ設定を正しく行い、その後Zoomクライアント固有の設定を調整します。
Windowsでプロキシ設定を確認する手順
- インターネットオプションを開く
スタートメニューから「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」を選択します。またはコントロールパネルの「インターネットオプション」から「接続」タブを開き、「LANの設定」をクリックします。 - プロキシサーバーのアドレスとポートを確認
「LANにプロキシサーバーを使用する」にチェックが入っている場合、アドレスとポート番号が正しいか確認します。会社などから指定された値を入力します。通常は「192.168.x.x:8080」のような形式です。 - プロキシの例外リストを設定
「プロキシサーバーをローカルアドレスに使用しない」にチェックを入れます。さらに「詳細設定」ボタンをクリックし、「例外」欄にZoomの接続先ドメインを追加します。追加するドメインは「*.zoom.us; *.zoomgov.com; *.zoom.us.cdn.cloudflare.net」などです。セミコロンで区切って入力します。 - 設定を適用してZoomを再起動
「OK」をクリックして設定を保存し、Zoomクライアントを完全に終了してから再度起動します。エラーコード104が解消されたか確認します。
Macでプロキシ設定を確認する手順
- システム環境設定を開く
アップルメニューから「システム環境設定」を選択し、「ネットワーク」をクリックします。使用しているネットワークインターフェース(Wi-Fiや有線LAN)を選び、「詳細」ボタンを押します。 - プロキシタブで設定を確認
「プロキシ」タブを開き、「Webプロキシ(HTTP)」や「セキュアWebプロキシ(HTTPS)」にチェックが入っている場合、サーバーとポート番号が正しいか確認します。会社指定の値を入力します。 - プロキシの除外リストを設定
「これらのホストおよびドメインに対してプロキシを使用しない」欄に、Zoomのドメインを追加します。「*.zoom.us, *.zoomgov.com」のようにカンマ区切りで入力します。 - 設定を適用してZoomを再起動
「OK」をクリックしてから「適用」ボタンを押します。Zoomを再起動して接続を試します。
Zoomクライアント内のプロキシ設定を変更する手順
システム設定と併せて、Zoomのクライアント設定でプロキシを直接指定することも可能です。この方法は、システム全体のプロキシ設定とは別にZoomだけの設定を適用したい場合に有効です。
- Zoomの設定画面を開く
Zoomクライアントを起動し、右上のプロフィールアイコンをクリックして「設定」を選びます。左メニューから「詳細設定」をクリックします。 - プロキシ設定を有効にする
「プロキシを使用する」にチェックを入れます。プロキシの種類は「HTTP」または「SOCKS5」を選択します。多くの環境ではHTTPで問題ありません。 - プロキシサーバーの情報を入力
「プロキシサーバー」欄にアドレスとポート番号を「アドレス:ポート」の形式で入力します(例:192.168.1.1:8080)。認証が必要な場合は「認証が必要」にチェックを入れ、ユーザー名とパスワードを入力します。 - 設定を保存して再起動
「保存」をクリックし、Zoomを再起動します。エラーコード104が解消されたかご確認ください。
プロキシ設定で注意すべきポイント
例外リストに追加すべきドメインを忘れがち
プロキシの例外リストに追加すべきドメインは、*.zoom.usだけでは不十分な場合があります。Zoomのクラウド録画やホワイトボード機能など、サブドメインやCDNを利用するため、以下のドメインも含めることをおすすめします。*.zoom.us*.zoomgov.com*.zoom.us.cdn.cloudflare.net*.zoom.us.cdn.ctmail.com
これらのドメインを忘れると、一部の機能のみでエラーが発生することがあります。
認証情報の入力ミスに注意
プロキシサーバーに認証が必要な場合、Zoomクライアント内の設定でユーザー名とパスワードを入力しますが、ここで誤った情報を入力すると接続できません。また、パスワードに特殊文字が含まれていると正しく認識されないケースもあります。その場合は、システムのプロキシ設定で認証を済ませてからZoomを起動する方法も試してみてください。
VPNとの併用で設定が競合する
一部の企業ではプロキシとVPNを併用しています。この場合、VPN接続が確立された後にプロキシ設定が上書きされることがあります。Zoomの接続時にはVPNを一時的にオフにしてプロキシのみで接続を試すか、IT管理者に適切な設定を確認してください。
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プロキシ設定の推奨設定と非推奨設定の比較
| 設定項目 | 推奨設定 | 非推奨設定 |
|---|---|---|
| プロキシの種類 | HTTPまたはSOCKS5(環境に合わせる) | SOCKS4(ZoomはSOCKS5を推奨) |
| 例外リスト | *.zoom.us を含む主要ドメインを追加 | 例外リストを空のままにする |
| 認証設定 | 認証が必要な場合は正確に入力 | 認証情報を省略または誤入力 |
| システム設定との併用 | システム設定とZoom内設定を一致させる | システム設定とZoom内設定で異なる値を入れる |
まとめ
エラーコード104はプロキシ設定の不備が原因で発生します。この記事で紹介した手順に従い、システムのプロキシ設定の確認、例外リストへのZoomドメイン追加、Zoomクライアント内のプロキシ設定の調整を行うことで、多くのケースで解決できます。設定後も接続できない場合は、IT管理者にプロキシサーバーのアクセスログを確認してもらい、Zoomの通信が正しく通過しているか検証してください。スムーズなミーティング参加のために、ぜひ適切なプロキシ設定を整えてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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