MacでZoomの画面共有をしようとしたときに、「画面と音声を共有」オプションがグレーアウトして選択できないという経験はありませんか。この問題はMacのプライバシー設定、特に画面収録の権限がZoomに許可されていないことが原因で発生します。この記事では、その権限設定を正しく行う手順を詳しく解説します。権限を有効にするだけで、音声付きの画面共有をスムーズに行えるようになります。
【要点】Macで「画面と音声を共有」が選べない場合の権限設定
- システム設定→プライバシーとセキュリティ→画面収録: Zoomへの許可をオンにすることで、画面共有時に音声も同時に送信できるようになります。
- システム設定→プライバシーとセキュリティ→アクセシビリティ: 一部の画面共有機能で必要になる場合がありますので、念のため許可しておきましょう。
- Zoomの完全終了と再起動: 権限を変更した後はZoomを一度終了し、再度起動することで設定が確実に反映されます。
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目次
「画面と音声を共有」が選べない原因
macOS Mojave以降、Appleはユーザーのプライバシー保護を強化し、アプリケーションが画面の内容やシステムオーディオを取得するには、ユーザーが明示的に許可する必要があります。Zoomで「画面と音声を共有」を選べないのは、Zoomに画面収録の許可が与えられていないためです。画面収録の権限は、画面の映像だけでなく、システムオーディオ(Mac本体から出力される音)のキャプチャにも必要です。この権限がないと、Zoomの画面上で「画面と音声を共有」ボタンがグレーアウトしてクリックできなくなります。また、マイクの権限も別途必要です。マイク権限は自分の声を送信するために使われますが、システムオーディオの共有には直接関係しません。ただし、音声付き画面共有の安定動作には、画面収録権限が最も重要です。
権限設定を有効にする手順
ここでは、Zoomに画面収録権限を与える手順をステップごとに説明します。事前にZoomアプリケーションがMacにインストールされていることを確認してください。
- Macのシステム設定を開く
画面左上のアップルメニューをクリックし、ドロップダウンメニューから「システム設定」を選択します。macOS Ventura以降のバージョンでは「システム設定」という名称です。それより古いバージョンでは「システム環境設定」ですが、手順はほぼ同じです。 - プライバシーとセキュリティの項目に移動する
システム設定のウィンドウが開いたら、左側のメニュー一覧から「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。右側にプライバシー関連の設定項目が表示されます。 - 画面収録の権限を追加する
右側のリストを下にスクロールし、「画面収録」をクリックします。画面収録の許可一覧が表示されます。Zoomが一覧にない場合は、一覧の下にある「+」ボタンをクリックします。Finderが開くので、アプリケーションフォルダ内のZoomを選択して「開く」をクリックします。Zoomが一覧に追加されたら、その横のスイッチをクリックしてオン(青色)にします。 - アクセシビリティの権限も確認する(推奨)
同じく「プライバシーとセキュリティ」の中から「アクセシビリティ」をクリックします。ここにZoomがリストアップされているか確認します。リストにあればスイッチはオンでもオフでも構いませんが、画面共有時の注釈機能やリモートコントロールを使う場合はオンにしておくと便利です。ない場合は前の手順と同様に「+」ボタンで追加します。 - マイクの権限を確認する
「プライバシーとセキュリティ」内の「マイク」をクリックし、Zoomが許可されているか確認します。自分の声を相手に届けるために必要です。もし許可されていなければ、「+」ボタンでZoomを追加してスイッチをオンにします。 - Zoomを完全に終了して再起動する
権限の変更を反映させるには、Zoomを完全に終了する必要があります。メニューバーのZoomアイコンをクリックし、「Zoomを終了」を選択します。またはDockのZoomアイコンを右クリックして「終了」を選びます。その後、再度Zoomを起動します。この再起動により、新しい権限設定がZoomに認識されます。 - 画面共有をテストする
ミーティングを開始し、画面下部のツールバーにある「画面の共有」ボタンをクリックします。共有画面の選択ウィンドウが開いたら、「画面と音声を共有」オプションが選択可能になっていることを確認します。もしグレーアウトしたままであれば、次のセクションのトラブルシューティングを参照してください。
権限設定後のトラブルシューティング
権限をオンにしても反映されない場合
権限をオンにしたのに「画面と音声を共有」が選べない場合、Zoomが完全に終了していない可能性があります。Zoomを終了してもメニューバーにアイコンが残っていることがあります。その場合はアクティビティモニタを開き、「Zoom」や「ZoomOpener」など関連プロセスをすべて終了してください。最も確実な方法はMacを再起動することです。再起動後、再度Zoomを起動すると設定が反映されます。
「画面と音声を共有」は選べるが音声が相手に届かない
音声が届かない場合、マイクの権限が正しく設定されているか確認してください。また、Zoom内のオーディオ設定で「スピーカーとマイク」が正しいデバイスを選択しているか確認します。ミーティング中に画面左下の「ミュート」ボタンがオフになっていることも確認してください。さらに、システムオーディオ(Macの音)を共有している場合は、相手側のオーディオ設定で「コンピューター音声を共有」が有効になっている必要はありません(これは共有者側の設定です)。
権限設定画面にZoomが表示されない
Zoomが権限の一覧に表示されない場合は、Zoomが正しくインストールされていない可能性があります。App Storeからではなく、Zoom公式サイト(zoom.us)からダウンロードしたアプリケーションでなければ権限設定がうまくいかないことがあります。もしも古いバージョンを使用している場合は、最新バージョンにアップデートしてみてください。また、Zoomをアンインストールして再インストールすると問題が解決することがあります。
複数のユーザーアカウントがある場合
Macに複数のユーザーアカウントがある場合、権限設定はユーザーごとに個別に行う必要があります。現在使用しているユーザーアカウントで設定してください。また、管理者権限がないと権限の変更ができない場合があるので、必要に応じて管理者に依頼してください。
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各権限の役割と設定の効果
| 権限の種類 | なぜ必要か | 設定手順のポイント |
|---|---|---|
| 画面収録 | 画面の映像とシステムオーディオを共有するために必須 | システム設定→プライバシーとセキュリティ→画面収録でZoomを許可(スイッチオン) |
| アクセシビリティ | 画面共有時の注釈ツールやリモートコントロール機能で必要になることがある | システム設定→プライバシーとセキュリティ→アクセシビリティでZoomを許可(推奨はオン) |
| マイク | 自分の声を相手に届けるために必要 | システム設定→プライバシーとセキュリティ→マイクでZoomを許可 |
| カメラ | ビデオ通話で自分の映像を映すために必要 | システム設定→プライバシーとセキュリティ→カメラでZoomを許可 |
まとめ
この記事では、MacでZoomの「画面と音声を共有」が選べない原因とその解決方法を解説しました。問題の根源はMacのプライバシー設定における画面収録の許可にあります。システム設定の「画面収録」にZoomを追加し、スイッチをオンにするだけで、音声付きの画面共有が利用可能になります。もし設定が反映されない場合は、Zoomの完全終了と再起動、またはMacの再起動を試してみてください。また、マイクやアクセシビリティの権限も合わせて確認しておくと、より安定して画面共有を行えます。これらの設定を一度行えば、以降は問題なく「画面と音声を共有」を選択できるようになります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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