【Zoom】録音と通話で別のマイクを使い分ける設定

【Zoom】録音と通話で別のマイクを使い分ける設定
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Zoomで会議中にヘッドセットマイクを使い、録音時には別の高品質マイクに切り替えたいと思ったことはありませんか。毎回設定画面を開いて変更するのは手間がかかります。この記事では、録音と通話で別のマイクを使い分ける具体的な設定方法を解説します。手動での切り替え方と、自動的に切り替えるテクニックの両方を紹介します。

【要点】録音と通話でマイクを切り替える3つの方法

  • Zoom設定の「マイク」ドロップダウン: 録音前に手動でマイクを変更することで、通話と録音で異なるデバイスを使い分けられます。
  • Windowsのサウンド設定: アプリごとに既定のデバイスを割り当てることで、Zoomの通話中と録画作成時に自動でマイクを切り替えられます。
  • サードパーティ製オーディオルーティングツール: 特定の条件下でマイクを自動切り替えする高度な設定が可能です。

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録音と通話で別のマイクが必要になる理由

Zoomは既定で1つのマイクを選択します。通話中に使うマイクがそのまま録画に使われるため、録音品質を気にするユーザーには不便です。例えば、ヘッドセットのマイクは通話には便利ですが、録音品質は低めです。一方、スタジオ用のコンデンサーマイクは高音質ですが、通話時に常に使うのは環境ノイズの面で難しい場合があります。このようなニーズから、録音と通話で別のマイクを使い分ける設定が求められます。

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手動でマイクを切り替える基本手順

もっとも簡単な方法は、録音を開始する前にZoom設定でマイクを手動で変更することです。以下の手順で行います。

  1. Zoom設定を開く
    Zoomアプリを起動し、右上の歯車アイコンをクリックして設定画面を開きます。
  2. 「オーディオ」タブを選択
    左側のメニューから「オーディオ」をクリックします。
  3. マイクドロップダウンから希望のデバイスを選ぶ
    「マイク」のドロップダウンリストから、録音に使用したいマイクを選択します。選択後、近くで「テストマイク」ボタンを押して音量を確認できます。
  4. 録音を開始する
    設定を閉じて、録画ボタン(「レコーディング」)をクリックし録音を開始します。録音後は、必要に応じて元の通話用マイクに戻します。

この方法はシンプルですが、録音のたびに手動で切り替える必要があります。頻繁に行う場合は後述の自動化を検討しましょう。

Windowsのサウンド設定で自動切り替えする方法

Windowsのサウンド設定では、アプリケーションごとに既定のオーディオデバイスを割り当てられます。ただし、この機能は「拡張」機能であり、Windows 10/11の設定アプリから直接設定できるわけではありません。代わりに、Windowsの「サウンド設定」で「アプリの音量とデバイス設定」を利用します。

  1. Windowsの設定を開く
    スタートメニューから設定(歯車アイコン)を開き、「システム」→「サウンド」を選択します。
  2. 「アプリの音量とデバイスの設定」をクリック
    「詳細設定」の下にある「アプリの音量とデバイスの設定」を開きます。
  3. Zoomの入力デバイスを変更する
    アプリ一覧から「Zoom(例:Zoom Meetings)」を見つけ、その「入力」ドロップダウンから録音用マイクを選択します。これで、Zoomアプリだけが録音用マイクを使うようになります。
  4. 通話時は別のアプリに割り当てる
    ただし、この設定はアプリ全体に適用されるため、同じZoom内で通話と録音を区別できません。実際には、Zoomの録音機能は同じアプリプロセスで動作するため、通話中も録音中も同じマイクが使われます。この方法は、他のアプリ(例:録音専用ソフト)と連携する場合に有効です。

この方法の限界は、Zoom単体では通話と録音で異なるマイクを自動切り替えできないことです。次に紹介するサードパーティツールを使うとより柔軟に対応できます。

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サードパーティ製ツールで自動切り替えを実現する

オーディオルーティングツールを使うと、Zoomの録音ボタンが押されたときにマイクを自動で切り替えることが可能です。代表的なツールと手順を紹介します。

VoiceMeeter Bananaを使った自動切り替え

VoiceMeeter Bananaは仮想オーディオデバイスを作成し、各アプリの入出力をルーティングできる無料ツールです。以下の手順で設定します。

  1. VoiceMeeter Bananaをインストールする
    公式サイトからダウンロードし、インストールします。インストール後、PCを再起動します。
  2. Zoomの設定でマイクをVoiceMeeterに変更する
    Zoomのオーディオ設定で、マイクに「VoiceMeeter Input」を選択します。これで、すべてのZoomオーディオがVoiceMeeter経由になります。
  3. VoiceMeeterでルーティングを設定する
    VoiceMeeterのメイン画面で、ハードウェア入力1に通話用マイク、ハードウェア入力2に録音用マイクを割り当てます。出力先は適宜設定します(スピーカーなど)。
  4. 録音時のみ録音用マイクを有効にするマクロを作成
    VoiceMeeterのマクロ機能やMIDIコントローラーを使って、録音開始時に特定の入力のミュートを解除するなどの条件を設定します。ただし、この設定にはある程度の知識が必要です。

VoiceMeeterを使えば柔軟なルーティングが可能ですが、初期設定が複雑で初心者にはハードルが高いかもしれません。次に紹介するより簡単な方法もあります。

SoundSwitchを使った簡易切り替え

SoundSwitchはキーボードショートカットで既定のオーディオデバイスを切り替えられる無料ツールです。録音直前にワンタッチでマイクを変更できます。

  1. SoundSwitchをインストールする
    公式サイトからダウンロードし、インストールします。通知領域にアイコンが表示されます。
  2. 切り替えるデバイスを登録する
    SoundSwitchの設定を開き、「Playback devices」と「Recording devices」それぞれに、使用したいデバイスを追加します。例:通話用マイクと録音用マイク。
  3. ショートカットキーを設定する
    「Hotkeys」タブで、録音デバイスを切り替えるショートカットを割り当てます。例えば「Ctrl+Shift+M」のようにします。
  4. Zoom録音時にショートカットを押す
    録音を開始する直前、または録音中にショートカットを押すと、Zoomのマイクが即座に切り替わります。

SoundSwitchは手動切り替えを半自動化するツールです。完全自動ではありませんが、マウス操作よりはるかに素早く切り替えられます。

注意点とよくある失敗

録音を開始した後にマイクを切り替えると音声が途切れる

録音中にマイクを変更すると、その時点から新しいマイクの音声が録音されますが、数秒間の音声が途切れたり、ノイズが入る可能性があります。必ず録音開始前に切り替えを完了させてください。

Windowsのアプリごとの設定が期待通りに動作しない

Windowsの「アプリの音量とデバイスの設定」では、アプリケーションごとにデバイスを指定できますが、Zoomの録音機能は同アプリ内の機能であるため、個別に設定できません。通話と録音で別のマイクを使いたい場合、この方法は効果がないことを理解しておきましょう。

サードパーティツールの互換性問題

VoiceMeeterやSoundSwitchなどはWindowsのオーディオシステムに深く介入します。ZoomのアップデートやWindows Updateによって動作しなくなることがあります。その場合はツールの更新を確認するか、手動切り替えに戻してください。

各方法の比較:手動切り替え vs サードパーティツール

方法 手軽さ 自動化度 必要知識 安定性
Zoom設定の手動変更 高い なし(都度手動) 不要 非常に高い
Windowsアプリ別設定 中程度 アプリ全体のみ 低い 高い
SoundSwitch 高い キー一発で切り替え 低い 高い
VoiceMeeter Banana 低い 高度な自動化可能 高い 中程度(環境依存)

まとめ

この記事では、Zoomで録音と通話で別のマイクを使い分ける方法を解説しました。最も簡単なのは、録音前にZoom設定のマイクドロップダウンを手動で変更する方法です。より素早く切り替えたい場合はSoundSwitchのようなキーボードショートカットツールが便利です。高度な自動化が必要な場合はVoiceMeeter Bananaを検討してください。まずは手動切り替えを試し、頻度が高ければツールの導入を進めましょう。自分の使い方に合った方法を選んでください。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。