Zoomミーティングで画面の情報を音声で読み上げてもらいたいと考えたことはありませんか。視覚に障害がある方や、長時間の作業で画面を見続けるのが難しい方にとって、スクリーンリーダーは欠かせないツールです。Zoomには標準でスクリーンリーダーとの連携機能が用意されており、設定を有効にするだけで音声によるナビゲーションが利用できます。この記事では、WindowsやmacOSのスクリーンリーダーをZoomと連携させる具体的な手順を解説します。
【要点】スクリーンリーダーを有効にしてZoomの操作を音声で把握する方法
- Zoom設定→アクセシビリティ: 「スクリーンリーダーのサポートを有効にする」にチェックを入れることで、ボタンやメッセージが読み上げられます。
- Windowsのナレーター: キーボードショートカットWindowsロゴキー+Ctrl+Enterで起動し、Zoomと自動連携します。
- macOSのVoiceOver: Command+F5で起動後、Zoomのメニュー項目やチャットを音声で確認できます。
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目次
スクリーンリーダー対応のアクセシビリティ機能とは
Zoomは、視覚障害のあるユーザーがミーティングに参加しやすいように、スクリーンリーダーとの連携機能を標準で搭載しています。この機能を有効にすると、Zoomの操作中にボタンの名前やメッセージ、参加者の一覧などが音声で読み上げられるようになります。具体的には、Windowsの場合はナレーターやNVDA、JAWSなどの代表的なスクリーンリーダーが、macOSではVoiceOverが対応しています。また、Zoomアプリ内のアクセシビリティ設定で「スクリーンリーダーのサポートを有効にする」オプションをオンにするだけで、特別な追加ソフトなしで読み上げが開始されます。これにより、キーボードのみでミーティングの操作が可能となり、画面を見なくても発言やミュート、画面共有などの操作を確実に行えるようになります。
スクリーンリーダー機能を有効化する手順
ここでは、Zoomのアクセシビリティ設定と、OS標準のスクリーンリーダーを起動する方法を説明します。手順はOSごとに異なりますので、ご自身の環境に合わせて進めてください。
Windowsで拡大鏡やナレーターと連携する方法
- ナレーターを起動する
キーボードのWindowsロゴキーを押しながらCtrlキーとEnterキーを同時に押します。これでWindows標準のスクリーンリーダー「ナレーター」が起動します。初回は設定画面が表示されますが、そのまま閉じて構いません。 - Zoomのアクセシビリティ設定を開く
Zoomアプリを起動し、右上の歯車アイコン「設定」をクリックします。左側のメニューから「アクセシビリティ」を選択します。 - スクリーンリーダーのサポートを有効にする
「スクリーンリーダーのサポートを有効にする」というチェックボックスにチェックを入れます。これでZoomがナレーターと連携し、画面上の要素が読み上げられるようになります。 - ミーティングで動作を確認する
テストミーティングを開始し、Tabキーで各ボタンに移動してみてください。ナレーターが「ミュートボタン」「ビデオの開始ボタン」などと読み上げることを確認します。
macOSでVoiceOverと連携する方法
- VoiceOverを起動する
キーボードのCommandキーを押しながらF5キーを押します。または、システム環境設定→アクセシビリティ→VoiceOverから「VoiceOverを有効にする」を選択します。 - Zoomのアクセシビリティ設定を開く
Zoomメニューバーから「zoom.us」→「設定」をクリックし、「アクセシビリティ」タブを開きます。 - スクリーンリーダーのサポートを有効にする
「スクリーンリーダーのサポートを有効にする」にチェックを入れます。VoiceOverとの連携が自動的に有効になります。 - キーボード操作で確認する
VoiceOverのカーソル(VOカーソル)を使って、メニューバーやミーティングコントロールを操作してみてください。各項目が音声で説明されます。
Zoomアプリ内のアクセシビリティ設定の詳細
Zoomのアクセシビリティ設定画面では、スクリーンリーダーのサポート以外にもいくつかの便利なオプションがあります。例えば「常にミーティングコントロールを表示する」をオンにすると、マウスを動かさなくてもコントロールバーが表示され続けるため、スクリーンリーダーでボタンを探しやすくなります。また「チャットのメッセージを音声で読み上げる」を有効にすると、チャットで新しいメッセージが届くたびに読み上げが行われます。これらの設定はすべて同じアクセシビリティ画面で行えます。なお、スクリーンリーダーを有効にすると、ZoomのUIがキーボードフォーカスに最適化され、Tabキーでの移動がよりスムーズになります。
注意点とよくある失敗
スクリーンリーダーを有効にしてもすぐに読み上げが始まらない場合や、一部の要素が読み上げられない場合があります。以下に代表的な問題と対処法をまとめます。
スクリーンリーダーが反応しない
原因として、スクリーンリーダー自体が正しく起動していないか、Zoomのアクセシビリティ設定が有効になっていない可能性があります。まずはスクリーンリーダーが正常に動作しているか、他のアプリケーションで確認してください。Windowsのナレーターであれば、メモ帳などで入力中に文字を読み上げるかどうかで判断できます。Zoom設定の「スクリーンリーダーのサポートを有効にする」がオンになっているかも再確認してください。
一部のボタンやメニューが読み上げられない
Zoomのバージョンによっては、すべてのUI要素がスクリーンリーダーに対応していない場合があります。特にミーティング中のポップアップウィンドウや、画面共有中の注釈ツールなどは読み上げが不完全なことがあります。この場合は、Zoomを最新バージョンにアップデートすることで改善されることが多いです。Zoomのメニューから「Zoom.us」→「アップデートを確認」を実行し、最新版にしてください。
キーボードショートカットが競合する
スクリーンリーダーとZoomのキーボードショートカットが競合すると、意図しない動作が発生することがあります。例えば、ナレーターの「読み上げ停止」ショートカットとZoomの「ミュート切り替え」が重なる場合があります。その際は、Zoomのキーボードショートカット設定を変更することで回避できます。Zoom設定→「キーボードショートカット」から該当の操作のショートカットキーを変更してください。
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スクリーンリーダー対応機能の比較表
| 機能 | Windows(ナレーター) | macOS(VoiceOver) |
|---|---|---|
| 起動キー | Windowsロゴキー+Ctrl+Enter | Command+F5 |
| Zoom標準設定 | アクセシビリティ→スクリーンリーダーのサポート | アクセシビリティ→スクリーンリーダーのサポート |
| 読み上げ対象 | ボタン、メニュー、チャットメッセージ、参加者一覧 | ボタン、メニュー、チャットメッセージ、参加者一覧 |
| キーボード操作 | Tabキーで移動、Enterで実行 | VO+矢印キーで移動、VO+Spaceで実行 |
| 自動更新 | Windows Updateで更新 | システムアップデートで更新 |
まとめ
この記事では、Zoomでスクリーンリーダー機能を有効にする手順をOS別に解説しました。WindowsのナレーターやmacOSのVoiceOverを起動し、Zoomのアクセシビリティ設定で「スクリーンリーダーのサポート」をオンにするだけで、画面の情報が音声で伝わるようになります。次に試していただきたいのは、ミーティング中にTabキーで各ボタンを巡回し、読み上げられるかどうかの動作確認です。また、Zoomのアクセシビリティ設定には「チャットのメッセージを読み上げる」オプションもありますので、合わせて有効にするとより便利にご利用いただけます。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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