Edgeで「ERR_CERT_REVOKED」というエラーが表示され、安全なサイトにアクセスできなくなることがあります。このエラーは、サーバーの証明書が実際に失効しているか、またはEdgeの証明書失効リスト(CRL)のキャッシュが古くなっていることが原因です。特に社内システムや特定のWebサイトでのみ発生する場合、キャッシュの問題である可能性が高いです。この記事では、CRLDPキャッシュを削除してエラーを解決する手順を解説します。
【要点】CRLDPキャッシュを削除してERR_CERT_REVOKEDエラーを解決する
- Edgeの閲覧データクリア: 通常のキャッシュ削除だけでは不十分な場合があります。
- edge://net-internalsからのCRLSetフラッシュ: 証明書失効リストのキャッシュを直接クリアします。
- certutilコマンドの実行: システム全体のCRLキャッシュを削除するより確実な方法です。
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「ERR_CERT_REVOKED」が発生する根本的な原因
Edgeは、Webサイトにアクセスするたびにその証明書が有効かどうかを確認するために、証明書失効リスト(CRL)を参照します。このCRLの情報は一度取得すると、一定期間キャッシュされます。しかし、キャッシュが更新されずに古いまま残ると、実際には有効な証明書でも「失効済み」と誤判定され、ERR_CERT_REVOKEDエラーが発生します。特に、CRL配布ポイント(CRLDP)のキャッシュが原因で、社内認証局など特定の環境で起きやすい問題です。このキャッシュは通常のブラウザキャッシュとは別に管理されているため、一般的なキャッシュ削除では消えないことがあります。
CRLDPキャッシュを削除する具体的な手順
手順1: Edgeの閲覧データからキャッシュをクリアする
- Edgeの設定を開く
右上の「…」メニューをクリックし、「設定」を選択します。 - プライバシー、検索、サービスを選択
左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。 - 「クリアするデータの選択」をクリック
「閲覧データをクリア」セクションの「クリアするデータの選択」ボタンを押します。 - キャッシュされた画像とファイルを選択
時間の範囲を「全期間」に設定し、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます。他の項目は必要に応じて選択します。 - 「今すぐクリア」をクリック
ボタンを押してキャッシュを削除し、Edgeを再起動します。
この方法でCRLDPキャッシュが完全に削除されない場合があります。その場合は次の手順を試してください。
手順2: edge://net-internalsからCRLSetをフラッシュする
- Edgeのアドレスバーに「edge://net-internals」と入力
Enterキーを押して内部ページを開きます。 - 左メニューから「CRLSet」を選択
「CRLSet」タブをクリックします。 - 「Flush CRLSet」ボタンをクリック
ボタンを押すと、CRLSet(証明書失効リストのセット)が即座にクリアされます。 - Edgeを再起動する
変更を反映させるため、Edgeを完全に閉じてから再度開きます。
この操作はEdgeのメモリ上のCRLSetをクリアするだけですが、多くの場合でエラーが解消します。
手順3: certutilコマンドでシステムのCRLキャッシュを削除する
上記の方法でも解決しない場合は、Windowsの証明書ユーティリティを使ってCRLキャッシュ全体を削除します。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開く
Windowsキーを押して「cmd」と入力し、右クリックから「管理者として実行」を選びます。 - 次のコマンドを実行する
certutil -urlcache * deleteと入力し、Enterキーを押します。このコマンドは、インターネットからダウンロードしたすべてのCRLおよびCTLキャッシュを削除します。 - コマンドの完了を確認する
「削除に成功しました」と表示されれば完了です。エラーが表示された場合は、管理者権限を確認してください。 - Edgeを再起動する
再度アクセスしてエラーが解消したか確認します。
注意点と関連トラブル
キャッシュ削除だけでは解決しない場合
エラーの原因がサーバー側の証明書の実際の失効である場合、キャッシュ削除では解決しません。その場合は、証明書の発行元に問い合わせるか、システム日付が正しいか確認してください。また、一部のセキュリティソフトが証明書検証をブロックしている可能性もあります。
レジストリ編集は不要
誤った情報に従いレジストリを編集する方がいますが、CRLDPキャッシュの削除にレジストリ操作は不要です。上記の手順を試す前に、レジストリを変更することは避けてください。どうしてもレジストリを操作する必要がある場合は、必ず事前にバックアップを取ってください。
Windows 10とWindows 11での違い
この手順はWindows 11とWindows 10の両方で共通ですが、コマンドプロンプトの開き方が若干異なります。Windows 10ではスタートメニューの検索ボックスから、Windows 11ではタスクバーの検索アイコンから「cmd」を検索します。どちらも管理者として実行する点は同じです。
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キャッシュ削除方法の比較
| 方法 | 手軽さ | 確実性 | 影響範囲 |
|---|---|---|---|
| Edgeの閲覧データクリア | 簡単、GUI操作 | 低い(CRLキャッシュが残る場合あり) | Edgeのみのキャッシュ全般 |
| edge://net-internalsのCRLSetフラッシュ | やや簡単、URL入力が必要 | 中程度(メモリ上のCRLSetのみ) | Edgeの証明書失効リストキャッシュ |
| certutilコマンド | コマンド操作が必要 | 高い(システム全体のCRLキャッシュ削除) | 全ブラウザ・アプリケーションのCRLキャッシュ |
まとめ
ERR_CERT_REVOKEDエラーは、Edgeの証明書失効リストのキャッシュが古いために発生することがあります。この記事では、Edgeの設定からのキャッシュ削除、edge://net-internalsを使ったCRLSetフラッシュ、certutilコマンドによるシステム全体のCRLキャッシュ削除という3つの手順を紹介しました。最初は最も簡単な手順から試し、効果がなければより確実な方法を実行してください。もしこれらの手順でも解決しない場合は、証明書自体が本当に失効している可能性を考慮し、サーバー管理者や認証局に確認を取りましょう。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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